難民らチベットの自由求めデモ
暴動から10年、印北部最大拠点
10日、インド北部ダラムサラで、チベットの自由を訴えデモ行進する僧侶(共同)
2018/03/10
【ダラムサラ共同】チベット亡命政府があるチベット難民の最大拠点インド北部ダラムサラで10日、中国への抗議集会とデモが行われた。この日は中国チベット自治区で2008年に起きた大規模暴動の契機となったデモから10年。難民ら数千人がチベットの旗を振り、故郷の自由を訴えた。
ダラムサラにはチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の居宅もある。約2時間のデモで難民らは「中国出て行け」「ダライ・ラマ万歳」と口々に叫んだ。僧侶ツェリン・ワンチュクさん(52)は「中国の影響力は世界で日増しに強くなっている。中国に配慮し、チベットの人権問題を軽視している」と語った。
岩手日報 より転載
チベットの旗を掲げ、「ダライ・ラマ万歳」などと叫ぶ亡命チベット人ら=ニューデリーで2018年3月10日、金子淳撮影
【ニューデリー金子淳】1959年にチベット住民が中国の弾圧に抗議して武力衝突した「チベット動乱」から59年となる10日、インドの首都ニューデリーで中国に対する抗議活動が行われた。主催者によると、亡命チベット人ら約500人が参加し「チベットは我々のものだ」などとスローガンを唱和した。
【ニューデリー金子淳】1959年にチベット住民が中国の弾圧に抗議して武力衝突した「チベット動乱」から59年となる10日、インドの首都ニューデリーで中国に対する抗議活動が行われた。主催者によると、亡命チベット人ら約500人が参加し「チベットは我々のものだ」などとスローガンを唱和した。