パルデンの会

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ネパールの政情不安は チベット、インド、中国にどう影響してくるのか?

ネパールの政治の動きに関して 日本のマスコミの報道を注視するべきだ。共産党中国シンパの朝日新聞と 他の新聞をよく対比して 何を隠そうとしているのか?どっちが本当なのか?民意は?


ネパール首相が辞任 毛派政権外で抗議デモ激化へ
2009年5月4日20時26分 朝日新聞
 【ニューデリー=武石英史郎】ネパール共産党毛沢東主義派(毛派)議長で、同国の連立政権を率いてきたダハル(通称プラチャンダ)首相は4日、辞任を表明した。内戦時代の旧敵だった国軍トップを解任したことに対し、連立内部から離脱が相次ぎ、制憲議会で過半数の維持が難しくなっていた。
 4日午後、テレビ演説したダハル氏は「民主主義と和平を守るため、今日辞任した」と述べるとともに、連立を組んだ他の与党や野党、大統領への批判を並べた。毛派は今後政権外に去り、街頭デモなどを激化させる構えで、3年間続いた和平プロセスは重大な局面を迎えた。
 毛派主導の政府は3日の閣議で、和平協定で定められた毛派軍の国軍統合を拒むカタワル陸軍参謀長を解任した。だがこれに反対する統一共産党など2党が連立を離脱。さらに最大野党ネパール会議派出身のヤダブ大統領が「解任は無効。参謀長職を続けるよう命じる」と参謀長に続投を指示。対立が深まっていた。
 10年間で約1万3千人の犠牲者を出した内戦時代を毛派ゲリラの地下指導者として過ごしたダハル氏は、06年の和平合意を機に表舞台の政治家に転身。08年4月の制憲議会選挙で毛派を第1党に導き、8月から首相を務めていた。
 ダハル内閣退陣後の次期政権については、統一共産党が全政党の合同会議開催を呼びかけている。ネパール会議派幹部はインドのテレビ局に対し「次期政権は統一共産党が率いるだろう。我が党も支援する」と明らかにしたうえで、「ぜひ毛派も参加してほしい」と期待感を示した。
 しかし毛派幹部のバタライ財務相は「我が党は政権外に出て今回の不法な措置と戦う。街頭で人々の支持が我々にあるか示す」と述べ、政権には加わらず、抗議デモを開始する意向を示した。 圧倒的な動員力を誇る毛派の抗議活動は過激さで知られる。06年まで続いた武力闘争の末期には、首都カトマンズを約10日間にわたり封鎖し、マヒ状態に陥れたこともある。カトマンズではすでに野党系のデモ隊を毛派のデモ隊が数で圧倒。一部では負傷者も出ている。
 毛派が孤立を深めた場合、懸念されるのは国内28カ所の駐屯地にとどまる毛派軍部隊の動向だ。06年の和平協定に従い、すべての武器は国連が監視するコンテナの中に収められているが、国連要員は非武装で、鍵は毛派側が持っているとされる。一部の師団長は、地元ラジオの取材に対し「国軍の動き次第では、駐屯地を出る」と述べるなど、不穏な空気が広がっている。

         論調が 毛派からの情報に基いているような節があり、毛派の宣伝隊?   

ネパール首相辞任 陸軍参謀長解任めぐり
5月4日20時59分配信 産経新聞
 【ニューデリー=田北真樹子】ネパールの旧反政府武装勢力ネパール共産党毛沢東派(毛派)出身のダハル首相は4日、首都カトマンズで国民向けのテレビ演説を行い、辞任を表明した。突然の辞任は、政府が3日に解任を決定したカタワル陸軍参謀長をめぐり、ヤダブ大統領が首相の指示を無効としたほか、連立を組む主要政党も連立離脱を表明したことなどへの抗議とみられる。首相の辞任により、2006年から続いてきた民主化プロセスは新たな危機に直面している。
 ダハル氏は「民主主義と平和を守るために行動する。ヤダブ大統領の行動はまだよちよち歩きの民主主義と平和への攻撃だ」と大統領を批判した。大統領は野党ネパール会議派出身。 ダハル氏は3日、新兵採用や軍幹部の人事でカタワル参謀長が政府の指示に背いたとして解任を決めた。だが、連立政権を組む統一共産党などの閣僚は、政府の決定は連立政権内の合意を欠いたものだと抗議し、連立離脱を表明。連立与党は制憲議会の過半数を割った。ヤダブ大統領は3日、「解任は憲法違反だ」とし、カタワル参謀長にポストに留まるよう命令した。 ネパールは、06年に約10年間続いた毛派と政府軍の内戦が終結。昨年4月の議会選挙では毛派が第1党となった。政権を取った毛派は、旧毛派軍と政府軍の統合を進めようとしてきたが、政府軍には敵として戦った旧毛派軍の取り込みに強い抵抗があるため、統合は進んでいない。約2万人の旧毛派軍の戦闘員は現在、国連監視下で国内各地で収容されているという。
 24日のネパール地元紙は、カタワル参謀長が主導して政府軍がクーデターを画策していたと報じた。クーデターはインドなどの支援国の説得によって阻止されたと伝えられている。
 カドマンズは、3日に続いて4日も毛派と会議派のそれぞれの支持者がデモを行っており、緊迫感が漂っている。

少なくとも インドからの情報も取り込んだ 産経新聞、この論調だと 毛派と野党が互角に対応している。昨日は恐怖政治にたいするコメントもあり、また国軍のクーデター情報も報道されている。どちらの新聞も 緊張感が高まっているのを報道している事はまちがいない。 在ネパールのチベット人に迫害が及ばないことを望む。 チベットで「チベット仏教の踏み絵」 に遭い、こんどは 「毛派に対する踏み絵?」に遭うのか。(ネパールの宗教は ヒンズー教です。仏教ではありません)