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ノルドストリーム、3本のガスパイプラインが損傷 「前例ない」妨害工作の疑いも

ノルドストリームでガス漏れ相次ぐ 妨害工作の疑いも

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AFP=時事

ドイツ・ルブミンにある天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の施設(2022年8月30日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

AFP=時事】ロシアから欧州へ天然ガスを供給するパイプライン「ノルドストリーム1(Nord Stream 1)」で、経由地のバルト海(Baltic Sea)の海中2か所でガス漏れが発生した。現地当局が27日、明らかにした。前日には「ノルドストリーム2(Nord Stream 2)」でも、同様の問題が報告されていた。原因不明のガス漏れが相次いでいることで、妨害工作との疑いも浮上している。 【図解】ノルドストリームでのガス漏れ発生地点を示した地図  デンマークのダン・ヨーエンセン(Dan Jorgensen)気候変動・エネルギー・供給相はAFPの取材に対し、「当局はノルドストリーム1でも、2か所でガス漏れが発生したとの報告を受けている。両パイプラインは稼働していないものの、ガスは充填(じゅうてん)されている」と文書で回答した。  同省は、「問題の原因について述べるのは時期尚早」だとしている。  ヨーエンセン氏によると、報告を受けて当局が「電気・ガス部門での備えの強化」を要請したという。  ノルドストリーム1のガス漏れは、1か所はデンマーク、もう1か所はスウェーデンのそれぞれ排他的経済水域EEZ)内で発生。今回のガス漏れは、前日のノルドストリーム2での問題同様、「安全対策措置の対象」とされる。  付近を航行する船舶や飛行機に対し、ガス漏れ発生地点から半径5カイリ以内、高度1000メートル以内の航行時には注意するよう、警告が出された。  ヨーエンセン氏は、両パイプラインで報告された問題は「デンマークのガス供給には影響しない」としている。  今回の問題について、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフDmitry Peskov)報道官は「極めて憂慮している」と述べた。記者団から妨害工作行為の可能性について問われると、現時点では「いかなる可能性も排除できない」との考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 


ロシアからのパイプライン損傷か ガス漏れ、「攻撃の可能性」―独紙

2022年09月27日19時08分

ロシアからの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の関連施設=2011年11月、ドイツ北東部ルプミン(AFP時事)

ロシアからの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の関連施設=2011年11月、ドイツ北東部ルプミン(AFP時事)

 【ベルリン時事】ロシアからバルト海経由でドイツに天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム1」と「2」の圧力が大幅に低下していることが分かった。運営会社が26日、発表した。ドイツのメディアはこれに関し、攻撃による損傷が原因だとする関係筋の見方を伝えた。

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 デンマークスウェーデンは、両国の排他的経済水域EEZ)内でガスの流出を確認。デンマークは、ガス漏れ地点とみられるボーンホルム島沖から5カイリ内の船舶航行を禁止した。
 独紙ターゲスシュピーゲルによれば、当局の原因調査に関わる関係筋は「意図的な攻撃でないとは考えられない。全てが偶然の出来事ではないことを示唆している」と述べた。海底パイプラインの攻撃には、潜水艦や特殊部隊が必要という。
 同紙は、ロシアの侵攻を受けるウクライナによる攻撃か、ウクライナの仕業に見せ掛けたロシアの「偽旗作戦」の可能性が議論されているとしている。

ノルドストリーム、3本のガスパイプラインが損傷 「前例ない」

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ロイター

 9月27日、ロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプラインを運営するノルドストリームは、3つのパイプラインが同じ日に損傷したと発表した。写真は「ノルドストリーム1」の関連施設。ドイツ・ルプミンで3月撮影(2022年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプラインを運営するノルドストリームは27日、3つのパイプラインが同じ日に損傷したと発表した。

こうした事例は「前例がない」としており、復旧の見通しは立っていない。 デンマークの海運当局は26日、ノルドストリーム2でガス漏れが発生したと発表。これに続きスウェーデン海事局は27日、ノルドストリーム1で2カ所のガス漏れが見つかったと明らかにした。 ノルドストリームは、3本のパイプラインが同日に損傷するのは前例がないと指摘し「ガス輸送インフラの復旧時期を予想することは現時点で不可能だ」と述べた。 ノルドストリーム1は、並行する2本のパイプラインで構成され、それぞれ年間275億立方メートルの輸送能力を持つ。2011年にロシアからドイツへのガス供給を開始した。7月以降は能力の20%しか稼働していなかったが、8月末に停止しメンテナンス後も再稼働していない。 ノルドストリーム2は、21年9月に建設されたが、ドイツが計画を停止したため稼働しなかった。

 

欧州ガス先物、上昇-前例のない損傷とノルドストリームが報告

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Bloomberg

ブルームバーグ): 欧州の天然ガス先物は27日の取引で上昇。稼働停止となっているパイプライン「ノルドストリーム」を巡る問題が報告され、ロシアからのガス供給を巡る不確実性が一段と高まっている。

欧州ガス先物の指標、オランダ期近物は一時6.4%値上がり。今週は先に2カ月ぶりの安値を付けていた。

ロシア産の天然ガスをドイツに運ぶノルドストリームは26日遅く、圧力低下に見舞われ、調査中だと発表。27日には「前例のない」規模の損傷があると報告した。

 

原題:European Gas Rises Amid Outages at Idled Russian Pipelines、Nord Stream Says Damage to Gas Pipeline to Germany Unprecedented(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.