パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

10月1日 国慶節の演壇に並ぶ指導者たちに 順列の大きな変更はあるのか? 世界で孤立し 改革開放と真逆に動く習近平に明日はあるのか????

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)9月30日(金曜日)
         通巻第7480号
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 カラチで中国人を狙って銃で襲撃、3名が死傷
親中のパキスタンでも「反中感情」が燃えている
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 9月28日午後、パキスタン商都カラチで、中国人三名が襲撃され、ひとりが死亡、ふたりが病院に搬送された。現場は、40年以上も開業してきた歯科医師クリニック。中国からの移民でパキスタン国籍も所有する。

 犯人は患者を装って待合室から治療室へ入り、9ミリ拳銃で三人に発射した。犯行後、付近で待機していた仲間のバイクに飛び乗って逃走した。

 パキスタンにおける中国人へのテロは数多く、グアダールでは豪華ホテルが襲撃され、また昨年六月にはダム工事現場へむかうバスが狙われ、中国人エンジニア九名を含む13名がテロの被害にあった

 年初には中国人女性教師が、四月にはカラチ大學の孔子学院前で女性の自爆テロ、中国人三名が殺害された。
バロチスタン州の州都=クエッタでは、たまたま訪問中だった中国大使の宿泊先ホテルが爆破され三名が殺害された。偶然、中国大使は外出中で無事だった。

 パキスタンの西部はバロチスタン州。かれらはパキスタンに所属しているという認識はなく、パロチスタン独立を目指している。西南部突端のグアダール港を軍港兼コンテナターミナル、付近には工業団地、大學と謳った「CPEC」の目玉プロジェクトは度重なるテロのため、中断され、グアダール港の代替はカラチと決まった。

一連のテロ行為と歯科医殺害は、これまでの一連の中国人襲撃テロと関連があるか、どうかパキスタン警察と内務省が本格捜査に乗り出した。

 □☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□   

 

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 日中国交正常化50年のさびしさ、よそよそしさ
 首脳間は祝辞を交換、日本の式典は林外相と中国大使
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 多彩な行事が立て込んで、祝賀ムードが沸騰する筈だった。
 なにしろ日中が国交を「正常化」して半世紀だもの。

 冷たい風が吹き荒れ、五十年記念祝賀会は無残なほど盛り上げりを欠いた。2022年9月29日、都内のホテルでの日中国交正常化50年記念祝賀行事は経団連などが主催したが、岸田首相は欠席。日本側が林外相、駐日中国大使だった。

壇上で乾杯したのは孔鉉佑駐日大使、経団連の十倉雅和会長、自民党の福田康夫元首相、河野洋平衆院議長、二階俊博元幹事長、林芳正外相だった。この親中派議員の領袖たちは、日本の嫌中ムードを感じていないらしい。

前夜祭らしきレセプションも三日ほど前に都内のホテルで開催され、主賓が田中真紀子福田康夫。これは同窓会的で、日中間の冷風を吹き飛ばそうとする意気込みもなかった。
 日中国交正常化50年のさびしさ、よそよそしさは特筆するに値する。

 十月一日は国慶節。都内のホテルでも式典はありそうだ。
一方、台湾の式典は10月10日の「双十節」(10月10日は「十」が重なる)である。こちらのほうは毎年盛り上がって人でも多く、大盛況となるだろう。

 国際政治の空気を敏感に感じる財界人、政治家たちの誰々がくるか? 北京をどれほど苛立たせることになるか。
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