パルデンの会

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目をすえて見ていれば、耳を澄まして聞いていれば わかる中国のしぐさ

目をすえて見ていれば、耳を澄まして聞いていれば マスコミ以外にも情報は入ってきます。
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有料ブログより

沖縄県尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で中国漁船と日本の巡視船が衝突した事件で、中国側が対決色をさらに強めている。21日には国連総会出席のため訪米中の温家宝首相が、船長の釈放要求に応じないなら「新たな行動を取る」と対抗措置を予告。中国政府は、旅行会社に訪日旅行自粛を求めるなどの圧力を強化した。>
同じことを菅直人首相が言えば大騒ぎになるだろう。しかもさきほどの「ハイレベル協議」で触れたように、こういう時に自分から仕掛けていくのは得策ではない。外交を熟知している連中ならば首相にこれは言わせない。そうではない、もっと脳味噌と筋肉が直接繋がっているような組織の発想だ。つまり、軍か工作機関である。
週刊文春』は支那情報に関しては日本のメディアの中では伝統的に群を抜いているが今回も見事な分析だった。
<中国衝突漁船は「スパイ船」だった!>
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/
ひとつの出来事を分析していく時に「必ず読んでおかねばならないベーシックな記事」というものがある。この『週刊文春』の記事はそれに値するだろう。読んでおくのとおかないのとでは、今後大マスコミが無責任に垂れ流してくる記事への見方が根本的に変わってくる。昨日発売されたばかりである。ぜひ今日にでも手にとっていただきたい。
週刊文春』の内容は私が把握していた情報とほぼ一致している。ひとつには、当初は領海侵犯を認めていた漁船員が、支那大使館員が接触してから供述を一変させたということ。ふたつには支那における事態の担当者が外交部ではなく工作機関を統轄するもっと上部の国務委員であること。そしてなによりも漁船は「むこうからぶつけてきた」。つまり支那側から今回の出来事はそもそも仕掛けてきたということだ。
ということは支那は落とし所まで考えているわけであって、もっとも楽しい…つるかめつるかめ、最悪の場合それは武力衝突になる覚悟は、先方は持っていると私は見る。

さてここからが『週刊文春』の先を行く私の真骨頂なのだが(笑)今日の小さな小さなニュースを見て、私は今回の仕掛け人が支那の軍もしくは工作機関であると確信した。
<香港:活動家ら尖閣へ向け航行…当局が阻止>
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100923k0000m030054000c.html
尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国の領有権を主張する香港の活動家グループ「保釣行動委員会」のメンバーら7人は22日午後、香港から漁船で尖閣諸島に向けて出発した。しかし:香港当局の船が約4時間追尾した後、航行を阻止した。香港メディアが報じた。> 
これで今回の事態をコントロールしているのが支那の「文民」ではないことが明らかになったと私は考える。「保釣委員会」は外交部のダミーである。民間人には手はだすまいということを前提に、これまでもイヤガラセを繰り返してきた。しかし、その出撃を支那政府が止めたのである。
軍事行動の前では素人がウロウロされては迷惑だ。それより何より「誰が今回の作戦の司令官か」という面子に、軍や工作機関はこだわる。とはいえ、支那政府の中も一枚岩ではなさそうでそのあたりが<約4時間追尾した後、航行を阻止した>という点に出ているように思われる。世論の反発を考えれば、あまりすぐに阻止するわけにもいかなかったんでしょうね。
私の知己も多い海上自衛隊はいま最高度の警戒態勢にあると思う。戦後日本がはじめて体験する「海戦」の可能性も否定できないからだ。残念ながら「撃たれてから撃つ」のだろうが。防人の皆さん。どんなキチガイが官邸にいようと、日本人の誇りを護るのはあなたがたである。武運の長久を暁に祈る。

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