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中国政府は精鋭部隊を極秘派遣か=香港紙



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南北国境を警備する北朝鮮兵(Chung Sung-Jun/Getty Images)

金正恩氏の要請を受け、中国政府は精鋭部隊を極秘派遣か=香港紙



北朝鮮の金総書記が死亡した後、中国政府は、後継者とされている三男の金正恩氏の要請を受けて、政変を防ぐために精鋭部隊を極秘に北朝鮮に送り込んだという。香港紙・アップルデイリーが報じた。

大紀元より
同紙は情報筋からの証言として、次のように報道している。「変装した中国の精鋭部隊は図們(国境地帯の小さな街)から北朝鮮に入った。政変を防ぐために首都・平壌市の警備を担当することが目的だ。そこに駐留する外国メディアに知られないように、国境都市の丹東市から北朝鮮入りすることは避けた。一方、派遣したのは解放軍か武装警官か、その詳細の人数などは不明」

 中国政府ではこの情報の信憑性は確認されていない。

 また、同報道は吉林省長春市の情報筋の証言を伝えている。それによると、昨年、金総書記が中国を訪問し、長春市で胡錦濤国家主席と会談した際、金正恩氏も同行していた。金総書記は実質上、その席で胡主席に後継者としての金正恩氏に関することを依頼し、胡主席もそれを承諾した。

 金総書記の死後、同紙の記者が中朝国境地帯を訪れた。表向きには通常の生活をしており、異変は見られなかったが、同記者は立て続けに中国国境警備隊や私服警官の職務質問と妨害を受け、あげくの果てに軟禁されて現地から強制退去させられた。同紙は「金正日の逝去は、中国政府にとって極めて敏感な一大事であることは明確だ」と伝えた。

 一方、インターネットでは、北朝鮮の慈江道、平安南道、両江道、黄海南の道、開城などの地区で大勢の民衆が集まっているという書き込みが多く見られる。また世襲統治を反対するスローガンを叫ぶ者が確認され、教育施設では金氏一族の統治を反対する壁紙新聞までもが登場しているという。

 また、一部の地区では食糧倉庫と軍備倉庫で備蓄品の強奪事件があり、人民軍と政府機関の襲撃事件も発生しているという。元山や金剛郡では人民軍が反旗をあげ、少数の人民軍兵士が逃亡したなどの情報もある。現時点においては、これらの情報の真偽は明らかにされていない。

 また金正日・総書記の死亡場所について、一つの説が浮上した。同総書記は公務に向かう列車の中ではなく、北京の病院で死亡したというのだ。

 同記事の伝えるところによると16日、中国政府は突然、「金総書記の実母の蝋人形」を北朝鮮に贈っている。異例なことに、北朝鮮は200人以上の大規模な訪問団を派遣して、北京でこの蝋人形の贈呈式に参加した。しかし情報筋によると、蝋人形の贈呈は表向きの口実であり、実際には金正日・総書記の遺体を北朝鮮に運んでいたのではないかと噂されている。北朝鮮の医療技術が遅れている中、近年健康状態が悪化していた金正日・総書記が北京で治療を受けていたとの説を支持する意見は根強い。 

 (記者・李暁宇、翻訳編集・叶子)