パルデンの会

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ダライ・ラマ、独島めぐる韓日葛藤の質問に

ダライ・ラマ法王の法話会、講演会、対談には今回は参加していないが
法王事務所がオープンしている y-tubeに挙げている 法王の映像では
日本では少ししか報道されない、法王のお考えが 映像で見る事ができる。
日本のマスコミの持つ特殊性を 法王のほうから理解し 映像を上げているようである。


http://blogs.yahoo.co.jp/yoshi2_99/31507172.html

Press Meeting in Yokohama with His Holiness the Dalai Lama

を参照

日本で会ったダライ・ラマ、独島めぐる韓日葛藤の質問に…(1)

2012年11月07日17時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/upload/images/2012/11/tmb240_20121107180147-1.jpg 写真拡大
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ(右)が5日、日本・横浜でヒョンガク僧侶と対話している。 ダライ・ラマは「宗教的信念は理性的思考を通過してこそ確固たるものになる」と述べた。
  チベット亡命政府の“クンドゥン(生き仏)”ダライ・ラマ14世(77)。 韓国は中国との関係を考慮し、まだダライ・ラマの入国を認めていないが、日本は1960年代後半にかんぬきを解いた。 最近もほぼ毎年、日本を訪問している。

  ダライ・ラマの日本法会が4、5日、横浜で開かれた。 講演および質疑応答、韓国仏者との面談などの日程を消化した。 ダライ・ラマの横浜での日程にすべて出席した。

  何よりも自由で見えた。 難しい仏教教学(理論)を深く説明しながらも、質問によっては率直に「分からない」と答えた。 すべての問題を知っているかのような態度は見せなかった。

  ダライ・ラマは常識と合理を強調した。 宗教は狭い教理の中に閉じ込められるのではなく、「世俗の倫理」を受け入れ、世の中と呼吸しなければならないと述べた。 5日の韓国仏者との面談では、ハーバード出身のヒョンガク僧侶(48)が質問した。


  --チベット仏教は悟りに向けた準備期間が長いが、韓国の曹渓宗は参禅を通してすぐに人の本性を悟ることを注文する。

  「本性にもいくつかの段階がある。 それに基づいて修行法も多様になる」

  --数人の人が平和に暮らすのも難しい。 共同体レベルの平和と和合はどのように得られるのか。

  「1973年に欧州を初めて訪問した際、BBC記者が尋ねた。 『なぜ欧州に来たのか』と。 世界市民の資格で訪問したと答えた。 世界70億の人口がこういう考えを持たなければならない。 誰もが人類の構成員だ。 地球上の各種問題から誰も自由でない。 宗教の神でも同じだ。 こうした次元で全員の利益を考える必要がある」

  --科学と宗教は衝突しないのか。

  「以前に米国のある女性知識人が『科学は宗教を殺す』と言って注意を与えたことがある。 私はノーと答えた。 なぜか。 仏は涅槃の直前、『自分の教えに従うな』といった。 何に対しても疑いを抱き、確認し、納得した後に受け入れろということだ。 こうした点で宗教と科学は通じる。 最近の科学者は心の体系を研究する。 人の精神の中に科学的に説明できる部分があるということだ。 彼らは仏教の瞑想が脳に及ぼす影響も客観的に確認できると考えている」

  --宗教間の対立が深刻だ。

  「私が知っているカトリック神父の中に、仏教の瞑想に心酔した人がいる。 彼は“空”の概念について知りたがっていた。 あなたが考えることではないと言った。 説明したとしても、すべての存在は独立した実体がないという哲学を受け入れることができないはずだ。 その神父のように仏教徒の心も開かれていなければならない。 世俗的な基準や倫理に合わせて、愛・憐憫・寛容など宗教共通の価値を尊重しなければならない。 そうしてこそ宗教が普遍的水準に到達できる」

日本で会ったダライ・ラマ、独島めぐる韓日葛藤の質問に…(2)

2012年11月07日17時54分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  --韓国の信者に話をしてほしい。

  「宗教的な信念も(他の信念と同じように)理解と観察、理性的な思考を通過してこそ確固たるものになる。 各自の知性を活用し、仏はどんな方で、教えは何かを論理的に理解しようと努力しなければならない」

  4日の一般法会では配偶者の選択に関する悩みから人類進歩のアイデアまで、さまざまな質問が出てきた。 欧州人・日本人・韓国人など聴衆も幅広かった。

  --仏教では敵(enemy)をどう見るのか。

  「仏教徒として私が仏や親に寛容と憐憫を発揮する機会はない。 敵は自分に寛容と憐憫を発揮する機会を与える人だ。 これを通じて今日の敵が明日の友になることができる」

  ダライ・ラマは韓国仏者との面談で政治に関する質問は受けないと述べた。 しかし5日の記者懇談会では政治関連の発言を避けなかった。

  --独島(ドクト、日本名・竹島)問題はどう解決すればよいのか。

  「韓国は日本を必要とし、日本は韓国を必要としている。 全体的な視点で接近しなければならない」

  --診断はやさしいが、実践が難しい。

  「結局は教育の問題だ。 若い世代をきちんと教育しなければならない」

  ダライ・ラマはすぐに中国に対する遺憾を表した。 問題は中華主義だと述べた。

  「文化であれ言語であれ自分たちが最高という行き過ぎた民族主義はよくない。 私も以前は仏教が最高の宗教だと話したが、今はそうでない。 特定の疾患によく効く薬があるように、ある精神的な雰囲気に最もよく合う宗教があるはずで、一般的に一つの宗教が最高だということはできない」

  ダライ・ラマと韓国仏者との面談はBTN仏教テレビが準備した。 仏教テレビは12日午後10時に今回の行事を放送する。