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<神戸大教授>中国で10日から不明 ウイグル族を研究

<神戸大教授>中国で10日から不明 ウイグル族を研究 

毎日新聞 3月22日(土)3時0分配信

 神戸大学国際文化学部教授で中国出身の研究者、王柯(おう・か)氏が、訪中したまま連絡が取れなくなっていることが21日、分かった。大学関係者が明らかにした。王氏は新疆ウイグル自治区ウイグル族などの研究で知られており、大学側は所在の確認を急いでいる。

関係者によると、王氏は今月10日から約10日間の予定で中国を訪問。訪中直後の10日に「病気の母親の様子を見に行くので帰国が遅れる」と日本に暮らす妻に電話があったのを最後に連絡がとれなくなった。中国での滞在目的は不明。19日に妻から「連絡がとれない」との相談が大学に寄せられた。王氏は21日からシンガポールで開催されるシンポジウムに出席する予定だったが、欠席した。

王氏は1994年に東京大学大学院で博士課程を修了。2001年から神戸大学で国際文化学部教授を務めている。中国の民族問題の研究などで知られ、1996年には20世紀初頭のウイグル独立運動などを扱った「東トルキスタン共和国研究」(東大出版会)でサントリー学芸賞を受賞している。

日本で研究活動をしている中国人学者をめぐっては、訪中していた東洋学園大学教授の朱建栄氏が、昨年7月から中国当局の取り調べを受け、今年1月に解放された。また、中国では、ウイグル族の現状を訴えていたウイグル族の学者、イリハム・トフティ氏が先月、国家分裂容疑で逮捕されている。【豊田将志、上海・隅俊之】