パルデンの会

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オーセルさんが軟禁! チベット族作家夫妻を軟禁 中国、米大使館招待で

北京在住のチベット族女性作家、ツェリン・オーセルさんから世界中に発信されるチベット情報は非常に
的確で大きな力を持つものである。
彼女の口を封じるのは簡単だ、しかし世界中の
目、耳、口、はすべてを見ており、 人間の10本の指はキーボートと携帯電話から世界中に 支那共産党の弾圧を訴えることができる。

日本のマスコミも軟禁の報道よりも、彼女たちの
釈放と 支那共産党の即時抹殺をアピールしなければならないが、日本のマスコミは金もらって 記事を
書くだけのチラシ、チンドンやの類なので、海外の
マスコミにぜひとも 先導をおねがいしたい。

また左翼の人権活動家がまだ人権活動家であるならば、ぜひとも 議会や国会での支那共産党政府の、人権侵害に対する非難決議程度は推し進めてほしい。今起きているのは ヘイト問題でもなく慰安婦問題でもない。 今この時間行われている少数民族弾圧問題や漢人そのものへの人権弾圧問題である。



チベット族作家夫妻を軟禁 中国、米大使館招待で

2014.7.9 16:16中国
 中国政府に抑圧されたチベットの現状を積極的に執筆している北京在住のチベット族女性作家、ツェリン・オーセルさんと夫で作家の王力雄氏が8日から公安当局により自宅軟禁下に置かれていることが9日、分かった。オーセルさんが自身のフェイスブックで明らかにした。
 書き込みによると、米大使館が数日前にオーセルさんを夕食に招待。その後、公安当局者が自宅に押し掛け、外出を禁じたという。
 中国政府は、9日に始まった「米中戦略・経済対話」のため、北京に滞在しているケリー米国務長官がオーセルさんと面会し、チベットの人権状況などについて意見交換することを警戒しているとみられる。
 オーセルさんは2012年にも、オランダの駐中国大使からの国際賞授与を当局に阻止され、自宅軟禁下に置かれた。(共同)

関連ニュース

前回の軟禁関係情報

オーセル氏、事実上の軟禁状態

オーセル氏の事実上の軟禁状態に関して、小社のコラムニスト劉燕子さんより下記のメッセージを頂戴いたしました。ご許可を得て掲載させていただきます。[編集室]

諸先生各位
春の歩みはおぼつかないながら、次第に春の気配を感じる候になりました。お元気でご活躍のことと存じます。
さて、昨年9月、チベット女流作家のオーセルさんが、国際的に栄誉あるオランダのクラウス王子基金会から「勇敢なチベット人作家」として表彰されたことをご報告しました。受賞理由は「沈黙を強いられ圧政の下に置かれた人々のために勇気をもって声をあげた」ということです。
ところが、オーセルさんは相変わらずパスポートを取得できず、さらに、中国政府はオランダに強い圧力をかけました。これは失敗しましたが、基金会会長は中国に入国できず、大使の自宅でささやかな受賞パーティーを企画しましたが、阻止されました。
今年に入り、二ヶ月間でオーセルさんは四回も「国保(公安機関の国内保衛支隊)」に「お茶を飲まされました(被喝茶)」。これは「お茶を飲む」という名目で尋問、嫌がらせ、恫喝などを受けることです。
今は、オーセル・王力雄ご夫妻は、事実上の自宅軟禁状態です。以下の報道も参考にしてください。

中国:チベット族作家を軟禁 暴動から4年、当局が監視強化
【北京・工藤哲】中国のチベット族の著名作家で、著書が日本でも翻訳されているツェリン・オーセルさん(45)=北京在住=への中国当局による監視が強化され、自宅軟禁状態に置かれたことが分かった。英BBC(中国語電子版)などが1日、伝えた。全国人民代表大会全人代=国会)や人民政治協商会議の開幕、チベット族の大規模暴動(08年3月)から4年の節目を控え、中国当局チベット族への監視を強化したとみられる。
BBCによると、オーセルさんの自宅周辺には5人ほどの治安当局者が待機し、外出も許可が必要な状態だという。オーセルさんは、文化の発展に貢献した人物に毎年贈られるオランダの「クラウス王子基金賞」受賞が決まり、北京のオランダ大使館で受け取ろうとしたが、当局に阻止されたという。
オーセルさんは文化大革命期にチベットが置かれた状況を伝える著作「殺劫」を09年に日本で発表。最近は四川省チベット族焼身自殺が相次いでいる現状にブログで「見るも無残で、痛ましさは言葉にならない」などと心情を吐露し、焼身を試みるチベット族の映像などを掲載していた。
一方、中国共産党指導部の賈慶林・人民政治協商会議主席は1日、北京でチベット族居住地の責任者の集会を開き、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世を指して「ダライ集団の陰謀の粉砕」を求め、居住地の安定維持を指示した。

毎日新聞 2012年3月3日 東京朝刊

 また、以下のサイトには映像もあります。
◎看不見的西蔵(オーセル氏ブログ)

 さて、オーセルさんは、2008年のチベット事件に際して、チベット人の抗議行動を逐次、詳細にブログなどで発表し続けました。それが『鼠年雪獅咆・2008年西蔵事件大事紀』にまとめられて出版されました。これは、現時点で2008年の「騒乱」に関する最も詳細な資料であり、研究資料としても評価を得ています。
『鼠年雪獅咆・2008年西蔵事件大事紀』で、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学教授 Tsering Shakya 氏は、次のように述べています。
共産党にとって、オーセルの著述はとくに我慢ならないものである。何故なら、彼女は党が人民に語ってほしくないディスクールを語ってしまっただけでなく、それを統治者の言語=漢語で著述するからである。中共は統治の初期に中国語で著述するチベット人を育成することには、特別な目的があった。それは『解放された農奴』の喉で、党のご恩に感謝し、それに報いようとする言葉を発することであった。……オーセルは漢語を自分のものとし、党の真理に抵抗し、反論するのである。だからこそ、中国政府にとってオーセルの著述はとりわけ面倒になる。彼女は中国で蔑視され、軽蔑される『蛮夷の原住民』の声を代表しているためである。」
なお、オーセルさんの日本語の本に『殺劫・チベット文化大革命』(集広舎)、王力雄さんの本に『私の西域、君の東トルキスタン』(集広舎)があります。
一刻も、一日も早く、お二人が自由になることを心からお祈りします。
みなさまも見守ってください。

敬具
2012年3月4日
劉燕子