パルデンの会

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恨みや金銭という動機がない“純粋殺人”


そういえば 支那で マクドナルドで食事中、 携帯電話の番号を教えなかっただけで、聞いた 宗教の信徒らに殴り殺された人がいた。  これに似てるな。

産経抄】虫のせい 7月29日

2014.7.29 03:12
 人間の心ほど不思議なものはない。昔の人は人間の心のなかに、感情をたかぶらせたり、病気の原因を作り出す虫が棲(す)んでいると考えた。「虫がいい」「虫の知らせ」「腹の虫」などと、虫が付いた言葉が多い理由でもある。
 ▼長崎県佐世保市で、高校1年の少女(16)が、同級生を殺害した容疑で逮捕された。少女の自宅マンションで、頭部と手首が切断された遺体が発見 されるという、凄惨(せいさん)な事件である。少女は昨年に母親を亡くしてから、生活が激変していたらしい。むごたらしい犯行に及んだ少女の心のなかに、 どんな虫がうごめいていたのだろう。
 ▼2人は、中高一貫進学校に通い、中学からの友人だった。殺害された女子生徒は、戦国大名の本を読むのが大好きだったという。大学の文学部に進 んで、歴史の勉強に取り組むのを楽しみにしていたはずだ。その夢を同級生に絶たれた無念と、愛(まな)娘を奪われた家族の悲嘆は、いかばかりか。
 ▼佐世保といえば、10年前に小学6年の女児が、学校で同級生に殺害された事件を思い出さざるを得ない。被害者の父親は、毎日新聞佐世保支局長だった。事件当夜に遺族として臨んだ会見は、世間の耳目を集めたものだ。
 ▼当時支局員だった川名壮志(そうじ)記者は、その後も事件を追い続けた。今年刊行された『謝るなら、いつでもおいで』(集英社)によると、被害 者の兄が負った心の傷は、時がたつにつれてむしろ深まった。今でも墓参りに行くたびに、事件を止められなかった悔しさにさいなまれるという。
 ▼加害少女の心に棲む虫の正体は、結局はっきりしなかったようだ。前科前歴はつかず、すでに社会復帰を果たしている。本の題名にあるように、謝罪の言葉はいまだ、遺族のもとに届いていない。
 
 
 

恨みや金銭という動機がない“純粋殺人” 識者分析「抹消願望と快楽殺人の混合型」

2014.7.29 07:08産経新聞殺人・殺人未遂
 長崎県佐世保市で同級生を殺害した容疑で逮捕された女子生徒(16)は「人を殺してみたかった」と供述しており、遺体の首が切断されている点など事件の特異性が際立っている。識者に受け止め方を聴いた。
 「純粋に人を殺してみたいという欲求と、人生や自分自身に対する絶望感があったのかもしれない」。新潟青陵大大学院の碓井真史教授(社会心理学)は分析する。
 さらに「恨みや金銭という動機がない『純粋殺人』は大人に多い。今回は容疑者が少女だったという点に衝撃を受けた」と話した。
 一方、立正大の小宮信夫教授(犯罪学)は「母の死をきっかけに、母親がいる被害者に憎悪を募らせた結果の抹消願望と、快楽殺人の混合型に至ったように見える」と指摘する。
 平成9年に起きた神戸市の連続児童殺傷事件の加害少年が、祖母の死をきっかけに精神的に不安定になったことを挙げ「思春期の子供にとって、身近な人の死は大きな影響がある。周囲の大人が子供の視点で気を使うべきだった」とした。
 元家裁調査官の佐々木光郎・静岡英和学院大非常勤講師(少年非行論)は「勉強面などで親の期待に応えたいという思いが強かったのではないか。ありのままの自分を表に出せず、母親の死などで抑え込んだものが爆発した」と、教育や家庭の環境の影響を指摘した。
 生徒の供述にも着目し「他人への共感性が乏しい。他人とうまく交われず、第三者から見ればささいな原因がきっかけだったのではないか」と動機を推測した。