パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

「軍事を知らずして平和を語るな」という私に真っ向からケンカを売るような団体



勝谷誠彦氏の有料ブログより転載


「軍事を知らずして平和を語るな」という私に真っ向からケンカを売るような団体だ(笑)。

 <横浜市立中が陸自演習の見学募集/市民団体が中止要請>
 
http://www.asahi.com/articles/DA3S11826500.html
 <横浜市立中山中学校(緑区)で陸上自衛隊が8月に東富士演習場静岡県御殿場市)で予定している「富士総合火力演習」の予行演習への見学者を1年生の中から募っていることがわかった。市民団体は25日、見学の中止と同校への指導を市教委に要請した。>
 <演習は毎年8月ごろにあり、戦車などの実弾射撃を近くで見られる行事として人気がある。校長は「あくまで希望者が対象で、社会科全体を多面的に学習するきっかけになる」と話した。
 「子ども・教育・くらしを守る横浜教職員の会」は中止の要請文で「中学生は兵器の威力にだけ魅力を感じてしまうのではないか。そのような見学会への参加は公教育として避けなければならない」と指摘した。>
 「予行演習」というところがシブいですね。本番は大変な倍率でなかなか入れない。しかし予行演習だと参加が可能だろうし、隊員との触れ合いもあるだろう。発想した先生は「軍事を知る」立派な方だと思う。それに対して因縁をつけてきた団体はアホか。おまえら、銃を撃ったことがあるのか。トリガーに指をかけるとその向こうで人が死ぬという実感なんて知らねえだろう。
 「中学生は兵器の威力にだけ魅力を感じてしまう」のでいいのである。それがすべての始まりなのだから。そんなことを言えばリアルな鉄の冷たさを知らないであれだけ人がガンガン死ぬアニメを見ているのだよ。あれで「兵器の威力に魅力を感じ」ていないのかね。魅力だけを感じるだろう。そうではなくリアルな兵器に触れることでその「怖さ」もわかるのだ。戦争も知らないくせに口先だけで生意気なことを言うものではない。私のように、いちど頸動脈に銃口を突きつけられてみるがいい。
 中山中学校の校長先生におかれてはぜひとも不当な介入を排除して、予定通り、子どもたちを演習に行かせてあげてほしい。朝日新聞はこの続報をちゃんと書くように。「子ども・教育・くらしを守る横浜教職員の会」(なんちゅうゴッタ煮のしょうもない名前か)はいつでも私は論戦を受けます。一緒にイスラム国でも行きますか?ああいう場所で「子ども・教育・くらしを守る」ことが銃がなくしてできるかどうかということをぜひとも体験していただきたいのでね。甘えてんじゃねえよ、馬鹿。

 自民党ね、こういう方向に行くと安倍晋三総裁の足を引っ張ることになるよ。なんでこう頭が悪いかね。メディアはじゃらしておくもので規制してはいけない
 <安保法案理解広がらず…自民党議員がマスコミ批判>
 
http://www.nikkansports.com/general/news/1497659.html
 <安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人が25日、憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」の初会合を党本部で開いた。安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った。>
 百田尚樹さんは安倍さんのブレーンなんだから、何を言われるかだいたいわかるでしょう。安倍さんにアドバイスするつもりで集まるなら別の方向の人を呼ばなきゃ。たとえば私とか(笑)。いや方向性は同じであっても、切り口が違う。そこから意見を求めないと、同じことになってしまう。以下のコメントについては呆然とするほかはない。
 <出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」との声が上がった。>
 安倍さんを若干識るものとしては、彼がいちばん気をつかっているのは「驕っている」と言われることだと思う。この発言は安倍さんがもっとも嫌うものでしょう。「マスコミをこらしめる」「広告収入」なんて、朝日が喜んでとりあげるセリフだ。「文化人が経団連に」って子どもか。どれほどメディアというものを知らないかを暴露していて、引いていて恥ずかしい。誰が言ったのかちゃんと報じて欲しいね。こううい奴はメディア対応のポジションから外さないと、自民党は大怪我をしますよ。どれほど馬鹿か、別の記事からも引いておく。
 <自民・若手議員の初会合で「報道機関への批判」相次ぐ>
 
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2526107.html
 <また、安保法案を批判する報道機関について議員からは、「マスコミを懲らしめるには広告料収入を減らすようにする」「不買運動するのを働きかけて欲しい」などとの意見が出ました。>
 ただの「勢い」だけである。青年将校というのもおこがましい。自民党の重鎮はこういう跳ねっ返りをちゃんとおさえなくてはいけない。国民はよく見ていますよ。そりゃあ、私もバイアスがかかりまくっている朝日のようなメディアはどこかで懲らしめなくてはいけないと思っているが、それは一気にやることで、口先でこんなことばかりを先に言うのは損である。ましてや権力を握っている側が広告だの不買だのと言うのは。きっちりシメて叱ってやって下さい。

 そんなものを野放しにしておいてこういう締めつけはする。  <自民、小林よしのり氏招く勉強会中止/党内の異論封じか>
 
http://www.asahi.com/articles/ASH6T4RNFH6TUTFK00B.html?iref=comtop_6_01
 <中止に追い込まれたのは、党内ハト派とされる「宏池会」(岸田派)の武井俊輔、無派閥の石崎徹両衆院議員らが立ち上げた「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」だ。この日、漫画家の小林よしのり氏を招いて5回目の会合を開く予定だったが、2日前に急きょ中止が発表された。>
 よくわからない。この記事、いくら読んでもわからない<党内ハト派>がゴリゴリの再軍備主義者の小林よしのりさんを呼んだのがそもそもわからない。
 <小林氏は朝日新聞の取材に「会合中止は国会が空転しているから、と説明されただけだ。執行部への抵抗勢力になるのが怖くなり、負けたんだと思う。自民は全体主義になっている」と語った。
 また、23日の党幹部会議では「安保法制を批判する0B議員を黙らせるべきだ」「若手の教育をしっかりするべきだ」などの意見が出た。今後、所属議員がテレビ番組に出演する際、幹事長室への報告を徹底することも確認した。>
 私の頭が悪いのか、誰が言っていることもわからない。むしろ安倍さんを右に引っ張って行くという会合のように思われるのだが、それが執行部に止められる。小林よしのりさんの「全体主義」はなんとなくわかる。自民党的民主主義がだんだんとなくなっているということですね。それはそのあとのコメントでもわかる。こういう意見は以前の自民党なら出なかった。しかし、敢えてこうしたコメントを拾い上げて「自民党全体主義に向かっている」と印象づけようとしている朝日の意図もよくわかる。いずれにしよ面白い動きがあちこちである。

 こういう嘘についてはひとつひとつ丁寧に反論していかなくてはいけない。
 <「慰安婦問題の解決が重要」と朴大統領/国連弁務官は「何千回もレイプされ、命落とした」>
 
http://www.sankei.com/world/news/150625/wor1506250067-n1.html
 <韓国の朴槿恵大統領は25日、訪韓中のゼイド国連人権高等弁務官と会談し、慰安婦問題の解決が「韓日関係の未来志向的発展のためにも重要だが、戦時の女性の人権保護問題でもある」と述べた。韓国大統領府が明らかにした。
 朴氏は「一生涯を苦痛の中で過ごしてきた被害者が生きているうちに名誉と尊厳を回復することが重要だ」と話した。会談ではゼイド氏が先に慰安婦問題に言及したという。
 一方、関係者によると、ゼイド氏は会談後に開いた記者会見で、慰安婦問題について「性奴隷にされた期間に数千回もレイプされた女性がおり、これによって多くが命を落とした。こうしたおぞましい行為をやり過ごすことはできない」と話した。>
 これは日本政府は公式に抗議すべきである。百万歩譲って「慰安婦」なるものがいたとしてもそれはカネで身体を売っていたわけであって「レイプ」では決してない。ゼイドとかいうおっさんは根本を間違っている。面白いのは両者の会話の中で「従軍」という言葉が消えていることですね。強制徴用されて「従軍慰安婦」になったのであれば「レイプ」もあり得ただろうが、そこがあいまいになっている。いいでしょう。国連の手でもう一回、徹底的に検証しましょうよ。「レイプ」があったのかどうなのか。以前はスリランカの変な野郎がテキトーに検証して、日本国もそれにちゃんとクレームをつけないという失態をおかしたので「事実」となっているが、今回はそんなことはないでしょう。「数千回のレイプ」が事実でないとすれば、このおっさんには責任をとってもらわなくてはいけないね。

 兵庫県の地方議会はあの泣きわめいた県議から、不倫やりまくりの姫路市議からもうすさまじいことになっているのだが、また面白いヒトが。
 <「宝塚がHIV感染の中心に」自民議員発言、議事一時中断>
 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008151290.shtml
 <性的少数者LGBT)支援に向け、兵庫県内初の基本方針策定を目指す宝塚市。24日の市議会定例会で、自民党議員団の大河内茂太議員が一般質問に立ち、「(支援条例が制定され)宝塚がHIV感染の中心になったらどうするのか」と発言。別の議員が「不適切」と取り消しを求め、議事が一時中断した。>
 <大河内議員は「HIVは、特に男性間の性的な接触によって広がっている。条例ができた場合、話題性もあり、たくさんの人が集まり、HIV感染の中心になったらどうするのか、という議論が市民から出てくる」と発言。これに対し、北野聡子議員(市民ネット宝塚)が取り消しを求め、議事が中断した。北野議員は「同性愛者への差別や偏見を助長する発言」と指摘した。
 大河内議員は「差別の意図はない。支援の必要性は認めている。人権は大切だが全体の利益の中でのバランスが必要だ」と話した。>
 
おっさん「ゲイ、イコール、エイズ」というどこかで聞きかじった知識をもとに目立とうとしたんでしょうねえ。もうその知識自体が古いし、HIVは「治る病気」です。宝塚でこの話題と聴いた瞬間「えっ?レズ?」と思った私をヅカファンは殴っていいです(笑)。兵庫県の議員レベルは低いなあ。まああどこの自治体もそうなんだろうけど


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