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米歴史学会誌が日本人学者の反論掲載 教科書、慰安婦問題で



歴史学会誌が日本人学者の反論掲載 教科書、慰安婦問題で

産経新聞 12月5日(土)7時55分配信

 慰安婦の強制連行など事実と異なる記述を掲載した米国公立高校の世界史教科書を出版した米教育出版社に日本政府が修正を要請したことをめぐり、日本政府を批判する米歴史家20人の声明を掲載した米国歴史学会(AHA)の機関誌は3日発行の12月号で、日本人学者50人による米歴史家声明に対する反論を掲載した。日本人学者側は今回の掲載を評価し、米国内で歴史教科書の訂正につながる動きが出ることに期待する。

 米国の世界史教科書をめぐっては、日本政府が昨年11月以降、在米公館などを通じて教科書を出版するマグロウヒル社に修正を要請している。これに対し、慰安婦問題に関する日本糾弾で知られるコネティカット大学のアレクシス・ダデン教授ら米国人歴史家20人が「日本の歴史家に連帯して」とする抗議声明をまとめ、AHA機関誌の3月号に掲載された。声明を受け、50人の日本人学者は、世界史教科書に複数の間違いがあることなどを踏まえ「米国の歴史家は、日本政府に対する抗議声明を出すより、米国の歴史教科書の内容の妥当性について、全面的な検討作業を開始するよう米国内において働きかけ、また、自らもそうした方向で行動すべきである」とする反論を発表。9月4日付で同誌に送付していた。

 反論文呼びかけ人の一人の山下英次・大阪市立大名誉教授は「今後、歴史認識で日本に対する無礼千万な声明が米国から出てこなくなることを期待し、マグロウヒル社に米国内で何らかの圧力がかかることにも期待する」と述べた。

最終更新:12月5日(土)7時55分
産経新聞