パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

<中国、台湾新政権の出方探る/蔡氏「一つの中国」認めず>

勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

 台湾の総統選挙。日本国には嬉しい結果が出た。

 <中国、台湾新政権の出方探る/蔡氏「一つの中国」認めず>


 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H7F_W6A110C1NN1000/
 <台湾で16日行われた総統選挙で、
独立を志向する最大野党の民進党が大勝し、8年ぶりの政権復帰が決まった。国民党の馬英九政権はその間、中国共産党との政治対立に終止符を打ち、経済を軸とした中台交流が拡大した。しかし、当選した蔡英文民進党主席は交流の前提となった「一つの中国」の原則を認めていない。中国は新政権の対中姿勢を慎重に見極める構えだ。
 蔡氏は同日夜の記者会見で「一貫性があり、予測可能で、
長続きする両岸(中台)関係を築く」と語った。安全保障上の脅威でありながら、輸出など経済では依存する中国との関係の安定が新政権の最大の課題だと認識している。>
 いや、日本国というよりも、世界にとって嬉しい結果である。
これまで、かなりヤバかった。馬英九という前の総統がどれほど大陸支那にとりこまれていたかを、私は情報工作機関のさまざまな関係者から聞いていた。

「浸透」は成功しかけていたのである。それを止めたのは台湾の、とりわけまさに台湾で生まれ育った若い人たちであるといっていい。そして、言うまでもなくこの人々はきわめて親日的なのである。支那の沖縄への侵攻を止めるためにも、今回の台湾の勝利は嬉しい。このあたりをどこまで進めるかですね。

 <前回の民進党政権では陳水扁総統(当時)が「台湾名義での国連加盟」など中国が「法的独立」と見なす言動を繰り返し、逆に台湾海峡の緊張を招いた経緯もある。米国は蔡主席の当選を歓迎しつつ、自制を求める見通しだ。>
 これはアメリカの大統領選挙の結果にまたかかわってくる。<
米国は>というのはまことに無責任な記事であって「次の米国大統領は」だろう。まさかと思うがドナルド・トランプさんが大統領になったならば、台湾の国連加盟も現実味を帯びて来るかも知れない。日本国としてはいくつもの可能性をすべて見ながらの外交が求められる。あっ、朝日新聞みたいなオチになったな(泣)。

 その朝日新聞。最近、社説といい天声人語といい素粒子といい、
もう狂いまくっているのだが、紙幅のムダだと思って引かずに来た。しかしねえ。いや、これは凄い。今月の『WiLL』の『あっぱれ築地をどりを入稿してしまったのが惜しまれるほどだ。憲法9条って、もともとまあ朝日では一本立ちするネタではあったが、ここまでとはねえ。朝日が好きなピーター・バラカンさんだ。
 <服もせんべいも映画も/時代の狭量さに思う>
 http://www.asahi.com/articles/ASHDH4HFRHDHULZU00M.html
 <昨秋、東京都心の広尾から六本木へ歩いていたところ、
2人の警官に呼び止められたという。
 「どこかへ抗議に行かれる予定ですか」。え? 「あなたの服に9条と書いてありますので」
 No9 NO WOR LOVE&PEACE
 シャツの胸にそうプリントされていた。これで僕に質問ですか?「
抗議活動があれば事前に把握したいので」
 安保法が強引に可決されて一月もたたない金曜日の昼下がりのこと
だ。
 「それにしても」とバラカンさんは余憤を隠さない。「
日本に40年住んでいますが、こんなことは一度もなかった。広尾や六本木は仕事や子どもの学校で親しんだ街。驚きました」FM局へ収録に向かう途中だった。シャツに憲法という文字はなかった。
 9の字が見えたらだれでも警官が呼び止めるのでしょうか。
仮に僕がデモに行く途中だったとしても、それはそれでとんでもない話。日本は何だか危ない方向へ行ってませんか」>
 <危ない方向へ>というのは朝日のいつもの文句である。
頭があまり良くない現場の警官が声をかけたというのはいいことだ。マシンガンも持っていないので良かった。ピーター・バラカンさんが本当にテロリストなら即座に殺されていただろう。こういう職質は、私もしょっちゅう受ける。御存じのように私はTシャツおたくなので、かなり難解なものを来ていると、これは止められない。ハマスのキャッチフレーズを着て私の隣のイスラエル大使館の前を歩いていてもつかまらないもんな。バラカンさん、わかりやすすぎ。
 <数字の9が頭に次々浮かんだ。音楽ならベートーベンの第九。
野球なら魔の9回。京都には九条せんべいだってある。特産の九条ネギを使ったお菓子だが、このご時世、もしや何かひどい目に遭っていないか。>
 頭おかしいと思いませんか?いい給料もらって経費でこれ、
京都まで行っているんだぜ。アホらしいので以下は引かないが「カネ払わないと読ませない」部類である。そのカネはこういう方々の取材費に消えているわけだ。私、取材費、すべて自腹なのですが。まあ、それで喜んでもらえればいい。あ~っ『WiLL』に書きたかったなあ。「9」だけでこれだけ引っ張れる「築地をどり」はお見事。今回も『WiLL』は面白いので、ぜひ読んでくださいね。読むと言えば、私の連載がなくなったので『SPA!の講読をやめるというメールをたくさん頂戴した。しかしそのほとんどが「いつもは巻頭だけ立ち読みで」(笑)。私がクビになった理由がよくわかりました。どはははは。

 この週にあった科学ネタを二つ。どうしても紹介したかったので。
まずこれ。実は大きなニュースなのですよ。
 <がん細胞増殖に必要な「IER5遺伝子」発見/国がん>
 http://bit.ly/1OxponD
 <国立がん研究センターは1月13日、
これまでがん化との関連が解明されていなかった「IER5遺伝子」が、がん細胞の増殖に関与していることを世界に先駆け発見したと発表した。この研究は、国立がん研究センター研究所希少がん研究分野の大木理恵子主任研究員の研究グループが行ったもの。研究成果は、英国のオンライン科学誌「Scientific Reports」に1月12日付けで掲載された。>
 ここを止められれば「がんとの共存」が可能になる。
ノーベル賞ものの発見だと言っておこう。もうひとつ。これは本当ならすげえ話だなあ。
 <「重力波検出」のうわさ、科学界に波紋広がる>
 http://bit.ly/1n9kLcR
 <
ある物理学者のチームが重力波の検出に成功した可能性があるとのうわさが、科学界で波紋を広げている。物理学者アルバートアインシュタイン(Albert Einstein)が提唱した一般相対性理論の重要な要素である重力波が確認されれば、現代における最大の発見の一つになる。>
 ノーベル賞どころではない。事実なら今世紀最大の発見だろう。
理系好きの素人のかかる記述、今年もやります。迷惑?(笑)。

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新西蘭紀行前編(PDF133KB)
本文
http://www.katsuyamasahiko.jp/book/nz_report1.pdf
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