パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

国営通信社が「最期の指導者、習近平」と書いたのははたして、ミスなのか言論クーデターなのか


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載
 「言霊」ということをときどきここで言います。
モノ書きならではのひとつの本能なのかなあ。そういうものがあるように、私はいつも思っている。「言うと起きてしまう」ということが。以下、大マスコミは「ヒマネタ」として流しているのだろうが、もともと漢字を産み、言葉にこそなにものかが宿ると思ってきた民族だけに「へえ」と思った。支那人の現在はまあ世界の屑だし、人格的にはいかがかと思うが、その文化については尊敬をちゃんと私はしているのである。
 

新華社が「中国最後の指導者習近平」と報道>

 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/03/post-4697.php
 <3月13日、中国時間の午後5時、中国政府の通信社「新華社
のウェブサイトに「中国最後の指導者、習近平という報道が現れた。すぐに削除されたが、一部の中文メディアがPDFでダウンロード。中文世界に衝撃が走っている。>
 多くの日本の大マスコミは「事故」として扱っている。
しかし私は深読みをするのである。さすがの『Newsweekもそうであって、だから私はそのサイトにリンクした。以下、きわめて簡単に引く。詳細はサイトの全文を見てほしい。
 <これは書き違いである可能性は否定できないが、
多くの官方ウェブサイトでは今のところ修正していない。何かしらの内幕があるのか、この時点では分からない。>
 <果たしてこれら一連の動きは、単なる「ハッカー
の問題とみなしていいのだろうか?
 中宣部の中に何かがあるのか、あるいはネットユーザーの中に「
習近平政権打倒」あるいは「共産党一党支配体制打倒」を狙う勢力があるのか?
 中国国内にも、この二つの「ハッカーが起こした記事」
を見てしまったネットユーザーが少なくない。>
 まことに鋭い分析である。習近平は「毛沢東以来の独裁者」
と言われているが、それはつまり、そうしなくてはいけないほどに体制が緩んでいるということなのだ。私が接触した多くの他国の情報関係者は今回の出来事は「電脳言論空間におけるクーデター」ではないかと驚き、情報を集めている。繰り返すが、平和ボケかつ怠惰な日本の大マスコミはその重要性にあまり気がついていない。この日記を読んで下さっている、あなたや、あなたは一歩先を行っているわけだ。だからこそ「支那震源地は抑圧されている少数民族である」もわかっていただけるであろう。
 <おまけに3月8日、新聞記者の「習近平政権を支持しますか?」
という質問に対して、新疆ウィグル自治区の張春賢書記は「その話は、又にしましょう」と回答している。
 前代未聞の回答だ。
 <新疆ウィグル自治区は石油王だった周永康の地盤だった。>
 いや、この話は今回のことがあったから出てきたんだな。
私の耳にも入っていなかった。「共産党内での発言」なのが大きい。「反政府勢力」ではないのである。とんでもないことが、習近平の権力の内部で起きているような感触がしてきた。今年の支那からは目が離せない。北朝鮮について何年もそう言ってきて「オオカミ朝鮮少年」とまで罵倒されているが、もともと馬鹿なのでポテンシャルそのものが低いのである。支那はもっと鬱積された力がある。こちらの方が混乱が始まるのは早いかも知れない。ちいさなニュースを大きく読んで欲しいと思って書いた。

 その支那は何の脈絡もなく軍拡をしているが、
わが精強無比なる自衛隊は長く深い計画に基づいて、実は着々と「強く」なっているのである。私が他国の軍事担当記者だったら「いま、日本の自衛隊がヤバい」と書くなあ(笑)。それくらいだ。これまでも嘲ってきた大マスコミはどこもほとんど無視するので、ここでたっぷりと見てもらう。
 <新鋭潜水艦「じんりゅう」が就役/AIP搭載の「機密の塊」
は何処で「国家防衛の任務」を果たすのか?>
 http://www.sankei.com/premium/news/160316/prm1603160004-n1.html
 <海上自衛隊の潜水艦「じんりゅう」の引渡式が7日、
兵庫県神戸市の三菱重工神戸造船所で開かれた。建造を担当した三菱重工の「スリーダイヤ」の社旗が下ろされると、代わりに自衛艦旗が国歌演奏に合わせて艦尾に掲げられた。じんりゅうのキャリアが、正式にスタートした瞬間だった。
 「広い海のどこかで人知れず、深く、静かに潜行している間も、
われわれは皆さまのことを忘れることはありません。潜水艦『じんりゅう』はただ今から出港し、国家防衛の任務に就く!」
 初代艦長に起用された梅原淳2等海佐は声高に宣言し、
乗組員とともに乗艦。音楽隊の演奏に見送られながら、配備先の呉基地広島県)へと向かった。式典では海自の「歌姫」として知られる三宅由佳莉3等海曹が儀礼曲「海のさきもり」を披露し、乗組員らを鼓舞する場面もあった。>
 艦長のこの朗々たる言葉を聞け。
産経新聞だからこそこれをちゃんと書いたが、本来ならばすべてのテレビ局はこの訓示を音声と映像で流すべきでしょう。朝日新聞的に言うなば、少なからぬ私たちの税金で作った至宝である。だったらちゃんとこうした風景は国民に知らしめなくてはいけない
 <防衛省は平成33年度末までに22隻態勢を整える計画で、
海自内では今年を潜水艦の“増勢元年”と位置づけている。>
 よしよし。
まさかこの日記を読んで下さっているせいではないだろうが(笑)大和島根を護るのは「沈黙の艦隊」である。22隻態勢となると、これはもう世界最強の「海面下海洋国家」だ。支那はどんどん海上であのバッタもんのブリキの空母を作っていればいいのである。その気で出てくれば「瞬殺」だ。「じんりゅう」もこれからシナ海のどこにいるかもわかんないもんね。
 <漆黒の艦体に白字で施された「じんりゅう」の文字と「507」
の艦ナンバーは、近く消される。隠密行動を基本とする海自の潜水艦部隊にとって、どの艦が、どの海域で、どんな任務に従事しているかは秘中の秘。敵対する第三国に識別を許さず、任務データを蓄積させないためにも、全ての潜水艦から艦名などを消去するのは鉄則だという。>
 支那その他は多くの工作員を今回の現場にも送り込んでいる。
ありがたいことである。ちゃんとした情報機関がないとはいえ、それでも日本国である。おいでになった方々のデータは集めさせていただく。
 ふたつとりあげたニュースはたがいに響きあっているのだと知って
いただきたい。「滅びゆく国」と「陽いずる国」で。



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