アムネスティ・インターナショナル日本 より転載
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中国・新疆ウイグル自治区では、100万人ものイスラム教の信仰を持つウイグル人やカザフ人が、不当に拘束されているとみられています。中国政府が、国家と中国共産党への忠誠を強化させるために、信仰や文化的アイデンティティを捨てさせようとしているのです。この拘束を止めさせるために、私たちも声をあげませんか。
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100万人のウイグル人やカザフ人たちを救って!
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ところが、2017年11月、父親が治療を受けるために新疆ウイグル自治区へ戻ったきり、帰ってきませんでした。3カ月後、「再教育のために」強制収容所へ送られたことを親族から聞かされました。父親の消息は、依然として不明です。
ボタさんの父親のような話は、珍しいものではありません。
中国・新疆ウイグル自治区では現在、100万人にのぼる人々が、不当に拘束されているとみられています。その多くはイスラム教の信仰を持つウイグル人やカザフ人たちで、彼らは一般的に、宗教・文化を大切にして暮らしています。
100万人にも及ぶウイグル人やカザフ人たちの不当な拘束をやめるよう、中国政府(駐日中国大使)に要請してください。
■緊急講演会:東京(11/23)と大阪(11/26)で開催!
ウイグル強制収容所から奇跡の生還を果たした、オムルベク・アリさんを迎え、経験談をお伺いする講演会を開催します。オムルベクさんは、現段階でウイグルの収容所を体験した、数少ない生還者の一人です。ぜひ、足をお運びください。
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東京
11/23
金曜日
18:00 ~
開催地:
イベント種別:
イベント期間:
2018年11月23日(金・祝) 18:00-21:00
今、中国では少数民族、特にウイグル人が、突然、強制収容所に収監されるという事件が相次いでいます。特に中国北西部の新疆ウイグル自治区では、100万人に及ぶウイグル人やカザフ人が強制収容所に入れられ、そこでは強制的な「教育」や拷問が行われていると報告されています。
同自治区で弾圧が強化されたのは、昨年3月、「脱過激化条例」なるものが制定されたことが契機でした。
宗教的あるいは文化的な表現が公私の場を問わずに「過激主義」と見なされ、「普通でない」あごひげを生やす、ベールやヘッドスカーフを着用する、イスラム教やウイグルに関する本や記事を所持する、定期的な祈り、断食、禁酒などが、摘発の対象となっています。
今、中国で何が起きているのか?
生の声をお伝えします。
スピーカー:プロフィール
オムルベク・アリさん
■オムルベク・アリさん
1976年、新疆ウイグル自治区生まれ。現段階でウイグルの収容所を体験した、数少ない生還者の一人。カザフ人とウイグル人の両親の間に生まれ、カザフ国籍を持つ。多言語に通じることから、カザフスタンの旅行会社に勤務していた。新疆東部にある両親宅に突然現れた警察官に身柄を拘束され、「カラマイ市技術研修センター」の名の看板が掛かる収容所に送られた。カザフスタン外交官たちの働き掛けで、8カ月後に釈放されたが、収容所内の環境は劣悪で出所したときには体重が40キロも減少。帰国と同時に入院した。
水谷尚子さん
■水谷尚子さん
日時
2018年11月23日(金・祝) 18:00-21:00
場所
明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1093教室
定員
270名
参加費
無料(予定)
主催
明治大学現代中国研究所、アムネスティ・インターナショナル日本
お問い合わせ
E-mail:camp@amnesty.or.jp