本当に公海か?
マスコミは宮古海峡が「国際海峡」と誤解しているようだがこれは違う。海洋法条約によれば 「国際海峡」とは「海洋法条約によって定義された 国際航行を定められた範囲で自由に行える海峡のこと」である。我国では陸地から12海里以内(領海)で「国際海峡」とされる海域は、
宗谷海峡、
津軽海峡、
対馬海峡東水道、
対馬海峡西水道、
大隅海峡、
の5カ所である。
主権は我国にあり、許認可権があるので他国による測量や人工島建設などは拒否できる。ただし軍艦などの船舶が通行することは可能である。
このため我国マスコミは中国軍の宮古海峡通過を黙認する。その結果、この海峡は今や中国艦隊と中国軍機の出入り口となっている。またマスコミは中国軍指揮下の海警局船舶による尖閣諸島の領海侵犯にもさしたる抗議の声を上げていない。
仮に、我が海自艦艇や空自戦闘機が黄海や渤海湾の公海上あるいは中国のEEZ内を航行し、演習をしたらどうするのだろうか。中国政府からの強硬な反対は当然予想されるが、我国ではマスコミのみならず野党等は一斉に“暴挙”と叫び自国の政府を非難、攻撃するだろう。
大多数のマスコミは、東支那海/西太平洋で繰り返す中国軍の威圧行動には目を背けるが、これに対する備えとなる沖縄辺野古への海兵隊基地移設や、オスプレイの配備増強については、相変わらず反対を唱えている。翁長雄志沖縄県知事と同じ態度だと言われても仕方がない。
「宮古海峡」は、中国軍の太平洋へ
の出入り口であるとともに、「絶対に解放する」と宣言している台湾侵攻の後背地として重要な位置にある。このことを我々は忘れてはいけない。
ココを通過する 艦船が水深等海洋調査をするなど
もっての外なのである。
ここで漁をする宮古の漁民を追い立てることなど持ってのほかである。すなわちここで毎日網を流せば 空母は通れなくなる。 だれかやって!!!