パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

次の 大きな中国への 対応は CCPコロナウイルスへの 損害賠償、世界は 1京円を請求

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)1月10日(日曜日)
通巻第6757号  <前日発行>
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 見えてきた中国共産党の思惑。アリババ系列アントは国有化だ
  アリババ株価はピークから26%の暴落。投資家らの絶望
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 孫正義も郭台銘も、じつに好いタイミングでアリババ株を売り抜けたものだ。
 オーナーだった馬雲じしんも、所有したアリババ株の大半を売却していた。騙されたのは投資家たち?
 アリババの株価は絶頂だった319ドル32セント(香港ドル=2020年10月27日)から、26%暴落し、236ドル19セント(2021年1月8日)。投資家の呻き、悲嘆の声が聞こえそうだ。

 フィンテックの前線企業つぶしは、海南集団と安邦生命、そして明天証券系9社の悲劇となって具体化した。結局は国有化され、悲壮な投資家たちの破産事態は有耶無耶のまま処理された。
同時に包商銀行や錦州銀行などは事実上の「国有化」。
 また過去14年間、庶民に親しまれたシャドーバンキング、その典型だったP2P(ピエール ツゥ ピエール)は10000社以上が「閉鎖」、あるいは「解散」に追い込まれた。つまり国有銀行のメインストリームの妨げとなるフィンテック企業は、倒産か国有化、会社整理となって消えたのである。

 中国人民銀行は「フィンテックのプラットフォームは無秩序な資本拡大であり、二重の金融流通となる上、与信の供与はプライバシー保護の観点から好ましくなく、独禁法違反である」と屁理屈をつけた声明をだした。
 中国共産党の隠れた意図が透けて見えた。要するにアントの国有化である。もし、歯向かうと馬雲は逮捕され、懲役十八年の懼れがある。

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  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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いま、日本には14000人のモンゴル人が暮らしている。
旧宗主国である日本を頼りにしているという知られざる真実がある

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楊海英『内モンゴル紛争』(ちくま新書
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 日本のメディアはチベットとウィグルに関しては、かなり報道するようになった。筆頭の情報量はチベットに関してで、同じ仏教徒であり、しかもダライラマ法王は、日本人が親しみやすい精神的指導者だからだ。
 日本の仏教界はダライラマ法王が来日すると競って会う。支援も惜しまない。だが、仏教の交流とチベット独立運動への支援とは別である。
 ウィグルに関しては欧米が人権問題を論じ始めてから、遅れて報道するようになったが、奥歯に物の挟まったような微温的分析で、心ある人々を嘆かせている。
 百万のウィグル人が強制収容所に入れられ、若い女性は無理矢理、漢族男性と結婚させられている。民族浄化ではないか。
 しかし、日本のメディアはウィグル問題を意図的にか、大きく報道しないのだ。北京の顔色を伺っているからである。

 さてモンゴルに関して現代日本人が知っていることは、どの程度かと言えば、白鵬鶴竜朝青龍という日本人力士を寄せ付けない、あの強さ、つぎにチンギスハーンくらいだろう。
 モンゴルが大国の身勝手によって三分割された歴史的事実さえ、知らない人が多い。ロシアのブリヤート共和国、モンゴル共和国、そして中国が併呑して人々を弾圧している内蒙古自治区である。
 あまつさえ日本人の99%が忘れてしまった歴史がある。
 この内モンゴル旧宗主国は日本だったこと。日本が築いた満州国に、現在の内蒙古自治区ハイラル満州里、フフホト、包頭が編入されていた。カラチン王、徳王は日本に期待して、共産主義の魔の手を逃れようとしていた。
 日本は敗戦によって、内地へ引き揚げた。やりかけていた歴史的任務を放棄して、その後は内モンゴルがどうなったかに関心が薄かった。強かった日本兵ハイラルの陣地などで多くが玉砕し、生き残った日本兵70万近くがシベリアに抑留された。この恨みを忘れない筈だったが、体験者は殆どがあの世へ入ってしまった。
 報復する心理が雲散霧消して、そのうえ内モンゴルのことを忘れてしまったのだ。
 内蒙古の知識人は悪魔の共産主義と戦い続け、夥しい血の犠牲者がでた。中国に騙されて『自治』を信じていたウランフは軍の大将にまで上り詰めたが文革で失脚。中国共産党にさんざん利用された挙げ句に最後は閑職においやられた。モンゴル独立を目指す指導者は根こそぎ居なくなり、少数の知識人が西側は亡命した。
 2020年夏、中国共産党の秘密文書が暴露され、内蒙古では蒙古語教育を逐次廃止し中国語に統一する。民族のアイデンティティ稀釈化するのは、言語を剥奪するのが一番効果的であり、げんにチベットの若者は悲しいことにチベット語を喋れない。
 怒ったモンゴル人は行動を起こした。
 いま、日本には14000人のモンゴル人が暮らしている。しかも旧宗主国である日本を頼りにしている。驚くべき、知られざる真実である。
 楊海英氏は、日本の無気力な政治について、しっかりと批判する所見を最後に付け加えている。
 「日本は未だに戦争の呪縛から解脱できていない(中略)。いかなる戦争も絶対悪だという偏った見方が根強く残り、日本人の思想的源泉を枯渇させていることだ。もう一つは、現実離れした非武装が蔓延り、国家としての日本の現状を悪化し、将来を暗くしていることだ。世界史的に見て、この二つの呪縛を解かない限り、先進国から転落するのも時間の問題だろう」(198p)。
 この警告、すでに遅いのかも知れない。なぜなら現代日本人は「思想的源泉を枯渇」してしまったからである。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)トランプ大統領ツィッターが「永久に閉鎖」されました。暴動を扇動したからだという左翼の言いがかりです。
 アメリカのIT企業が反トランプである事実は知っていましたが、これほど酷いとは!
日本でも西村真吾氏など、かなり多くの保守系知識人のブログが「ヘイト」という言いがかりをつけられて閉鎖されたりの言論妨害が起きています。貴誌の状況は如何でしょうか?
   (HS生、大阪)


宮崎正弘のコメント)閉鎖こそされていませんが(語彙の選択に気をつけていますから)、いまのサーバーにしてから、二年になりますが、読者登録がまだ11000名足らずです。まえにサーバー登録の愛読者は28000名おりましたから、不思議です。読者からの報告では「登録が出来ない」「登録しても、途中で配信がこなくなる」などという苦情が、かなりの数で寄せられています。
 そういえば、ウィキペディアの小生の項目も、一部の事実がねじ曲げられて掲載されています。



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(読者の声2)「台湾2・28時局講演会」中止のお知らせ
 2月28日(日)に予定していた台湾独立建国聯盟主日本本部主催の「台湾2・28時局講演会」をコロナウイルス感染者数の大幅な増加状況を考慮して、やむなく中止することに致しました。
1947年2月28日に台北で発生した二・二八事件は、台湾人が自由と政治参加を求めて立ち上がった結果、無残にも3万人もの優秀な台湾人が中国兵によって虐殺された忘れ得ぬ事件です。そしてこの事件によって、台湾人は自分たちは中国人とは異なるという台湾人アイデンティティを心に刻んだのです。私たち台湾独立建国聯盟は、毎年この二・二八事件を記念して活動してきました。
 今年も台湾に関する講演会を予定しながら、昨年に引き続き断念せざるを得ないことは誠に残念です。
2020年は聯盟日本本部の前身〈台湾青年社〉が発足してから60年、台湾独立建が発足してから50年の記念すべき年ですので、これまでに台湾独立運動が、台湾の民主化にどのような影響を与えてきたのかを振り返る企画も予定していました。コロナ感染が収束しましたら、改めて企画し皆様にお知らせしたいと思っています。
    (台湾独立建国聯盟日本本部委員長 王明理)
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 ハンター・バイデン問題が再燃し民主党内の左派がバイデンの弾劾が始める。中国は「輸出管理法」を施行、レアアース適用も視野にいれた。
米中激突の戦場はAIへ。西側からデータを大規模に盗みだし次の攻撃を準備! 

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