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海上保安庁は24日午後4時6分、北朝鮮から弾道ミサイルが発射された可能性に関し「午後3時44分ごろ、青森県龍飛岬の西約170kmに落下したものとみられる」と発表した。鬼木誠防衛副大臣は記者団に、日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したと推定されると明らかにした。EEZ内への落下は2021年9月ぶりとなる。
鬼木氏によると、航空機や船舶の被害報告は確認されていない。
韓国軍合同参謀本部は「長距離弾道ミサイル1発を高角度で発射したと推定される」と明らかにした。
岸田文雄首相は①情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対し迅速・的確に情報を提供②航空機、船舶などの安全確認を徹底③不測の事態に備え、万全の態勢をとる――の3点を指示した。主要7カ国(G7)首脳会議を開くブリュッセルへの移動中の政府専用機内から指示を出した。
政府はただちに国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議した。