パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

■家族会・救う会・拉致議連が訪米

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.05.01)家族会・救う会拉致議連が訪米

■家族会・救う会拉致議連が訪米

 5月2日から7日まで家族会・救う会拉致議連は米国、ワシントンDCを訪
問する。家族会・救う会は2001年以来、毎年、訪米して拉致被害者救出への支援
を求めてきた。しかし、新型コロナウィルスまん延のため2019年5月以来、訪米
できなかった。今回は4年ぶりの訪米となる。参加者は家族会から横田哲也代表、
飯塚耕一郎事務局長、救う会から西岡力会長、島田洋一副会長、拉致議連から山
谷えり子参議院議員(訪米団団長)、塚田一郎衆議院議員、北村経参議院議員
政府拉致対策本部から平井康夫内閣審議官、大野祥内閣参事官(政策企画室長)
たちです。米政府(NSC国務省国防総省)、議会、シンクタンク専門家とNGO
リーダーと面会してして、2月に決めた新運動方針「親の世代の家族が存命のう
ちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が人道支援行うことに反
対しない」について説明し、理解と支援を求める予定です。訪米団は事前に英訳
した訪米声明と横田早紀江さんの訴えを面会者にお渡しします。ここで、その日
本語原文を紹介します。

■ 訪米団声明

尊敬するアメリカ合衆国の政府、議会、専門家の皆さま

新型コロナウィルスまん延のため、前回訪米した2019年5月以来4年間、皆さま
にお目にかかることが出来ませんでした。この間の北朝鮮による日本人拉致問題
をめぐる状況をお伝えします。

北朝鮮では昨年、制裁と新型コロナウィルスと自然災害による未曾有の危機がよ
り深刻化しています。このまま外部から支援がなければ党、政府、軍、治安機関
の幹部とその家族らも飢えに直面するかもしれないと伝えられています。そのた
め、北朝鮮権力中枢で、対日交渉を通じて大規模な人道支援(食糧・医療)を獲
得するため、拉致問題での新たな対応を真剣に検討しているという情報がありま
す。

一方、岸田文雄首相は昨年10月23日の国民大集会挨拶で「日朝平壌宣言に基づき、
拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去清算して、
日朝国交正常化の実現を目指しますが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢と
なる中で、拉致問題は時間的制約のある人権問題です。全ての拉致被害者の方の
一日も早い御帰国を実現すべく、全力で果断に取り組んでまいります」と話され
ました。岸田首相のこの発言は、拉致問題を核・ミサイル問題とは別次元で扱う
というメッセージです。

 以上のような状況を受け、家族会・救う会は今年2月に「親の世代の家族が存
命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が人道支援を行うこ
とに反対しない」という新しい運動方針を決めました。人道支援国連制裁違反
ではありません。ですから、貴国をはじめとする国際社会への理解を求めること
を前提にして、核・ミサイル問題解決前にも北朝鮮への人道支援実行できます。
もちろん、人道支援の条件は、我が国にとっての喫緊の人道問題である「全拉致
被害者の即時一括帰国」実現です。

 但しそれには期限があります。拉致被害者の親の世代の家族が拉致被害者本人
と抱き合うことなしに拉致問題の解決はないのです。ところが、私たちが訪米で
きなかった3年間に、有本恵子さんの母有本嘉代子さん、横田めぐみさんの父で
家族会初代代表の横田滋さん、田口八重子さんの長兄で2代目家族会代表の飯塚
繁雄さんが次々逝去しました。家族会メンバーの中の親の世代は有本恵子さんの
父と横田めぐみさんの母の2人になってしまいました。

私たちは、「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国が実現
するなら私たちは人道支援に反対しない」という新しい運動方針を決め、北朝鮮
金正恩委員長に、様々な人道問題を一括して解決しようではないかと提案しま
した。この運動方針をぜひ、皆さまにご理解いただき、またご支援いただきたい
と願っています。

2023年5月 家族会・救う会拉致議連訪米団一同

■ 横田早紀江さんの訴え

拉致被害者横田めぐみの母、横田早紀江の訴え

今から45年前の1977年、私達の大切な娘めぐみは、その日「行って来ます」と元
気な声を残して、仲良しの友人と共に中学校に向かいました。この日、中学校で
部活動のバドミントンの練習を終え、帰宅途中に我が家の直ぐ近くの曲がり角で
めぐみは忽然と姿を消しました。行方不明事件として警察が出動し大捜索の日々
となりました。
 それから20年もの間、どれだけニュースになっても多くの努力の捜索によって
も娘めぐみの姿も安否情報もありませんでした。信じられない事件です。
 20年が過ぎ、娘めぐみが北朝鮮工作員達によって拉致をされ北朝鮮に居る事
脱北者など様々なところからニュースになり、他にもアベックの日本人3組が
同じ時期に海岸から袋に入れられ小船で本船まで運ばれ、北朝鮮よる拉致被害
者として北朝鮮に囚われたニュースも報道されました。
 2002年、小泉首相金正日委員長との日朝首脳会談の席で、北朝鮮は初めて「
拉致は我が国がやった」事を認め日本に対して謝罪しました。しかしながら金正
日委員長は「拉致の実行は配下の者が勝手にやった事だ」と説明し、挙句の果て
に日本政府が認定している拉致被害者のうち5名生存、残りの被害者は死亡又は
未入境と発言しました。死亡状況など全ては作り上げられた嘘の発表である事を
日本政府は北朝鮮へ突き付けましたが、北朝鮮は言い募るばかりです。
 生存とされた拉致被害者達並びにその子供達は拉致されてから24年目にやっと
祖国日本の土を踏む事が出来ましたが、共に悲しみ苦労を共にして来た娘めぐみ
や、他の拉致被害者達は北朝鮮の嘘で塗り固められた状況で北朝鮮に残され、今
なお絶望に耐え続けて暮らしています。
 13歳の中学生だった娘めぐみが58歳になった今も、生存情報はあちこちから耳
に入っていますが、北朝鮮は改めようとしないままです。余程の秘密の場で仕事
をさせられている拉致被害者は「死亡」と言われたまま厳しい監視のもと労働を
強いられているのだと思います。
 今、ウクライナの美しい街々・人々はロシアによる人間とは思えない残酷な仕
打ちをされつつ、世界に対して助けを求めています。人間として生かされている
者がこの様な恐ろしい残忍さをむき出す恐ろしさに戦慄を覚えます北朝鮮も同
様です。
救出したい!!との必死の思いを持つ何人もの父親・母親は、この長い戦いの中
で拉致された家族や兄弟と再会出来ないまま天に召されました。
世界中の善良な人々がしっかりと手を組んで立ち上がらなければならない大切な
時期が目前に迫っております。
 争う事で何を得て・何に満足するのかを問い、人として人種を越えて宇宙に浮
かぶ美しい地球の輝きを大切に保てる事を切に望み、深い祈りをもって良き解決
を早めて頂きたいものと切望致しております。
皆様に神の豊かな祝福と恵みが注がれますよう深くお祈り致しております。
2023年5月
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 横田めぐみの母  横田早紀江



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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
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担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
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