パルデンの会

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オバマ演説の一部削除 「欺瞞」「未熟」国内で波紋

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20日、ワシントンでの就任式で、家族と共に観衆に手を振るオバマ米新大統領(UPI)

 【北京=矢板明夫】中国の主要メディアがオバマ米大統領の20日の就任演説を報道する際、「共産主義」など一部の言葉を削除したことが中国国内で波紋を広げている。海外のインターネットなどを通じて演説の全容を知った知識人たちは「国民に対する欺瞞(ぎまん)だ」「中国の未熟さが露呈した」などと報道姿勢を厳しく批判している。
 オバマ大統領の演説の中で、中国メディアが問題視したのは「先人たちがファシズム共産主義に対し、ミサイルや戦車だけではなく、強固な同盟と揺るぎない信念を持って対峙(たいじ)したことを思い出してほしい」とした部分。
 演説を生中継した国営中央テレビ(CCTV)は途中で画面をスタジオに戻し、専門家による解説に切り替えたほか、国営新華社通信は「共産主義」の単語を削除して演説内容をホームページに掲載した。
  「全訳」と称し掲載した大手ポータルサイトも「共産主義」をカットしており、「捜狐」「新浪」の2社は「腐敗や欺瞞、反対者への抑圧を通じて権力の座にし がみついている者たちよ、あなたたちは歴史の誤った側にいる。もし握っているこぶしを開くなら、我々は手を差し伸べる」の部分をすべて削除している。

貼り付け元  <http://sankei.jp.msn.com/world/america/090126/amr0901261917008-n1.htm> 
この部分は、中国の現政権への批判を連想させる可能性があることが削除の理由とみられる。
 これらの対応は共産党宣伝部の指示によるものか、それとも各メディアの自粛なのかは不明。しかし外国要人の発言を紹介する際に、中国にとって都合のいい部分だけを大きく取り上げ、都合の悪い発言を削除するのは、中国メディアの一貫したやり方だ。今回、オバマ大統領の就任前に「中国との関係を重要視する」などの発言は大きく取り上げられていた。
  とはいえ、3億人近いインターネット人口を持つ今日の中国では、このような情報操作はほとんど機能していないのが実態だ。香港、シンガポールなどのメディ アに掲載された中国語訳はたちまちネットを通じて中国国内に広がり、演説内容をそのまま伝えない中国メディアへの抗議が各ネット掲示板に殺到。「私たちは もうだまされないぞ」との書き込みもあった。
 ある北京在住の大学教授は「聞き流しても良いところをわざわざ削除したことで、逆に強調されてしまった。当局にとって逆効果だったのでは」と話している。
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/world/america/090126/amr0901261917008-n2.htm>;


米中首脳会談で中国、民主人権などで譲歩せず 民主活動家に失望感

2009.11.17 19:31

会談に臨むオバマ米大統領(右端)と中国の胡錦濤国家主席(左端)=17日午前、北京の人民大会堂(代表撮影・共同)会談に臨むオバマ米大統領(右端)と中国の胡錦濤国家主席(左端)=17日午前、北京の人民大会堂(代表撮影・共同)

 【北京=野口東秀】米中首脳会談では、民主化や人権、少数民族など敏感な問題で、一切譲歩しない中国の姿勢が鮮明となった。米中双方が環境や経済といった課題で協調をアピールする一方で、「敏感な部分に踏み込むことができなかった」(民主活動家)との失望感が出ている。

 両国が発表した共同声明のうち、敏感な問題に触れているのは「両国では人権領域(の考え)で異なる」としたくだりだけだ。少数民族民主化への言及は全くない。

 共同会見も、記者が敏感な問題を質問することを想定していたのか、質問ができない形式となり、胡錦濤国家主席が「内政不干渉の原則のもと、対話を通じ人権と宗教での溝を縮小させていく」と述べるにとどまった。オバマ米大統領も「(人権は)普遍的権利ですべての民族と宗教関係者にあてはまる」と簡単に触れただけで、チベット問題についても対話を促すのが精いっぱいだったようだ。

 複数の中国の知識人は、「昨年から今年にかけて相次いだチベット族ウイグル族の大暴動にかかわった人物や、中国の体制に異議を唱える知識人らの拘束などに懸念を抱きつつも、オバマ大統領は具体的な言及は避けた」と語った。

 米国側の気遣いを感じ取った中国は、強気にも大統領訪中に際し、北京などで多くの民主活動家を拘束、監視を強めた。

 国家政権転覆扇動罪で逮捕され、米国が釈放を要求したことがある反体制作家の劉暁波氏らは釈放されず、粉ミルクへの有害物質混入事件の原告側関係者も拘束。関係者によると、北京市内では数百人の陳情者が連行された。オバマ大統領の訪中前に、チベットウイグル自治区での暴動にからみ死刑を執行したのは、米国に対し「内政干渉は受けつけない」との姿勢を強調したものと受け止められている。

アメリカに期待している世界が 単なるアメリカの台所事情だけで変わり身に失望かも