パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

米軍基地反対運動は 中国脅威論をどう捕らえているのか?

鳩山政権が崩れた後民主党は全く沖縄に触れなくなった。
9月の年度末に向けて米国側の押し返しの動きもかなり見えてきた。
実際の基地反対闘争に関しては、本来の中国脅威論を真顔で論争して
欲しい。さもなければ基地反対闘争もナンセンスのようである。

チベット支援をやっておられるY女史より

沖縄の米軍基地反対運動の実体がHPに送られてきました。

2010年8月某日、東京都内で沖縄北部、高江の米軍のヘリパッド建設反対運動の集会
に行って来ました。
友人宅近くに告知のチラシが貼ってあったからです。私一人で参加。
そもそも私が集会に出席したのは、常々沖縄にばかり基地の負担を押し付ける
日本政府のやり方に疑問があり、自分自身が翌週沖縄行きを控えていて、
支援の糸口を探しに行ったのです。
抗議活動の記録映画を鑑賞した後、参加した7人で意見交換。

沖縄中に散らばった米軍基地を一箇所にまとめてコンパクト化する基地再編成のため
とはいえ、新たな基地を押し付けられる高江の人々は確かに可哀相だと思いました。
また彼らのヘリパッド反対の理由が、高江にダムがあるからという理由も頷けます。
ダムは住民の生命線です。テロリストならばまっさきにダムを狙う。
そんな重要施設に外国人が常時いるのはあまりに危険すぎます。
色々質問したら、スタッフ曰く「住民150人のうちヘリパッド建設予定地で座り込みを
しているのは4名。他の住民はそれぞれ思惑やしがらみがあり反対活動していない。
しかし抗議団に対してパイナップルの差し入れなどが先住住民からあり、
彼らも抗議の気持ちを持っているはずだ」との事。
本土や沖縄の違う地域からも座り込みに参加している支援者がいます。
4人は高江の住民ではありますが、農地や良好な環境を求めて本土や那覇から
移住してきたのです。
昔からの住民が参加せず、いわば「よそ者」の4名だけの活動なのに、へリパッド
反対は地域住民の総意と言えるかしら?それが第一の疑問。
集会の話は、
政府は沖縄の人達に金をばらまいて反対運動すらさせない、日本は独裁国家だ、
ばかり。「沖縄の人は中国の脅威についてどう思っているのでしょう。
基地なき後に中国から沖縄を守れるのでしょうか?
と私は質問しました。中国の潜水艦が先島に来ているとか、沖縄は中国の一部だと
中国政府が公式に発表しているとか具体例を挙げながら。
高江で座り込みに参加したという20代後半の男性は言いましたよ。
「中国脅威論は
沖縄に基地をおいておくためのフィクションだ」 と。
尖閣諸島は中国が領有権を主張しています。チベットでは120万人も殺されて
いるんですよ。もっと中国に用心するべきだ。今の中国はかつての日本の
帝国主義国家そのものだ。沖縄に基地は必要だ」
その間スタッフ、退屈そうに天井を見たり音を立ててコーヒーを啜ったり。
中国の脅威がフィクションならば、基地から多大な被害を受けている沖縄の現状も、
沖縄から米軍を出て行かせるためのフィクションではありませんか?
ちなみに尖閣諸島の問題も中国の沖縄に対する領土主張も普通の新聞に書いて
ありますけれど。
高江支援の人たち、サリン事件を「警察のでっち上げ」と主張し続けたオウム
真理教徒みたい。新聞も読まず、自分達の都合の悪い報道はフィクションだと
言って切り捨てるような人たちが沖縄支援をしているのならば、もうこちらも
沖縄を支援したくないよ。
  
支援者とスタッフ側の意見として、
「中国は脅威じゃない。本当の脅威は日本政府とアメリカだ。
アメリカだって軍事国家だ。そもそも軍事力が沖縄にあること自体が問題だ。
アメリカは世界最大の軍事国家だけど、911を止められなかったじゃないか。
軍事力は抑止力にならない」
「でも軍事力があればやり返せるじゃないか」と私。
「沖縄に軍事力は必要だ」と50代男性。

私と50代男性が中国の脅威は現実だ、とまくし立てていたら、他の参加者も刺激を
受けたらしく、ちょっと意地の悪い質問が飛び出しました。
「今反対運動が起こっている辺野古は、実は沖縄の人たちが辺野古に基地を作って
ほしいと要求したそうじゃないですか」
スタッフが答えて曰く
辺野古に基地を作って欲しいと言ったわけではない。ただ新しい基地の建設地に
ついて黙っていたらシュワブになってしまう。技術的な問題でシュワブで作業が
できるのは本土のゼネコンしかない。沖縄のゼネコンが受注できるように海のそばに
基地を作って欲しいと希望を出したら辺野古になってしまったのだ」
沖縄の人たちの要望を受け入れても反対運動が起こる。本土の支援者はしばらく
沖縄をそっとしておいてあげたら?
下手に関わったら引っかきまわすだけになるような気がします。
それに、本当に辺野古での反対運動は地域住民がやっているのですか?
高江と同じく「よそ者」や本土からの応援で反対運動が盛り上がっているのでは、
との疑問が生じました。
現にこの集会の目的も、座り込み要員の募集のためでしたし。


なおその場に沖縄の人は誰もいません。沖縄の人の生の声を聞けると思って
集会に参加したのに・・・・。
スタッフに沖縄に関わる理由を聞いたら
「大学で社会問題を考えるサークルに入り、サークル活動で沖縄に行くようになった
から」 
「どこの政党か?」と聞いたら、さすがに政党との関係は否定しました。
あの団体、一体何者だ?!
沖縄支援に名を借りた反米親中団体のように思えました。また彼らのする
基地反対運動は、本当に沖縄のためなのでしょうか。古臭い、手垢の付いた
自分たちのイデオロギーを表現するための「基地反対」なのではないでしょうか。
そうやって「よそ者」の支援者がわーわー騒いでいる間は、地元住民と日本政府の
妥協点も見つからないし、いたずらに日米関係が悪くなるだけです。
そして、お隣の人殺し国家がひっそりと笑うのです。

Y女史




高江の米軍のヘリパッド建設反対運動
国は沖縄本島の北部、東村高江区における米軍ヘリパッド建設を強行に進めようとしています。高江区民は平和的生存権を訴えて2007年7月から反対運動を続けてきました。
これに対して国は、8才の子供を含む住民15名に対して「通行妨害禁止仮処分」を那覇地方裁判所に起こしました。
国が司法に訴えたのは、この非暴力の高江の運動を見守る世論の反発を抑えたいという意図が明白です。
しかし司法とは、権力を持たない住民のその平和的生存権を守るためにあるはずです。その土俵を、権力を持つ国、沖縄防衛局が利用しようとする異常事態を許す訳にはいきません。申し立ての却下を裁判所に要請します。

イメージ 1イメージ 2




















イメージ 3



イメージ 4