中国外務省の
馬朝旭報道官は10日、メキシコの
カルデロン大統領が同国を訪問した
チベット仏教の最高指導者
ダライ・ラマ14世と9日に会談したとして「強い不満と断固たる反対」を表明する談話を出し、メキシコ側に抗議したことを明らかにした。
馬報道官はダライ・ラマ14世が「宗教の看板を掲げながら、反中分裂活動に従事している」と指摘し、外国の指導者や政府の官僚が会談することに強く反対すると強調。今回の会談が「中国人民の感情を傷つけ、両国関係を損なった」と批判したが、対抗措置などには言及しなかった。