パルデンの会

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さすが「日本の黒い闇」の政治家 オーム報道で ドタバタ消費税を隠している

公安や警察が犯人逃走後、2時間後に到着したり、110番通報にも対応せず、マスコミの紙面、テレビ画面にのみある特定の日に出される事は、社会の操作そのものである。
中国を批判する前に 日本が中国と同じになって来たことを
悲しむべき。



勝谷誠彦
katsuyamasahiko.jp All Rights Reserved.の有料ブログより


空気といえばこの週末、どれほど危うい「空気」
に大和島根が包まれているかは、結果がどうなるにしろ、子々孫々に語り継ぐために理解はしておいた方がいい。こんな時に維新回天の地で話をするのも何かの縁ではないかと思う。
冒頭に「やられた」と感じたと書いた。何か。一連のオウム報道は「談合増税隠し」であるということである。
菊地直子の逮捕の時から、そういう情報はおもに海外のプロ筋から入ってきた。情報を扱う専門家から見ると児戯に等しいほどわかりやすいのだという。しかし警察がヘタを打っていることも相次いで伝えられていたので私は「どうかなあ」と感じていた。ウェブなどではきっとずいぶんと早くから騒いでいたのかも知れないが。。
しかし昨日の高橋逮捕で私は確信した。残念ながら、そうですね。この国はとことん腐り切っている。手もとにある朝日新聞の朝刊の一面の大活字は
<消費増税合意>
である。そこに至る肝心のプロセスをほとんどの国民は知らないのではないか。今になって大マスコミは「実はこうだったんだよ」としきりに報じる。しかし最後のツメでどういう取引や談合が行われたかを、時々刻々と報じるのがメディアの義務なはずだ。
そのもっとも大切なタイミングを潰したのが一連のオウム報道、とりわけ昨日の高橋逮捕だった。絶妙な連係プレーといっていい。写真の件もそうだ。私が記者をやっていたころは容疑者の鮮明な顔写真は当たり前だった。「引き回し」と言う。署に入る前に、メディアにわざわざ撮らせるのである。
しかし有名な故・三浦和義さんの写真あたりから批判が出るようになって、御存知のように最近では必ず顔を隠している。あるいはブルーシートで警察側が隠蔽する。なのに今回の高橋は見事に撮らせている。こんなものを撮ってしまうと、メディアとしては報じないわけにはいかない。メディアを操作する側が熟知している特性は「絶対的なパイは決まっている」ことだ。そこを別の情報で潰していけば、報じられたくないものが流れる情報量は減る。小泉純一郎がかつて使った手法であって、その背後にどういうアドバイザーがいるのかは、知っている人は知っている。
それでも隠蔽したい側は不安なのだろう。あらゆるものを出して来るねえ。こんな小業まで。
菊地直子容疑者の両親「社会に不安を与えた」>
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120615-OYT1T00951.htm
とにかく昨日の夕刊から今朝の朝刊やニュース番組を塗りつぶせるものならすべて動員だな。しかし今からの『あさパラ!』は生放送ですからね。私を拘束しないかぎりは、止められない。おっと、いま宿のドアを蹴破って誰か入ってきたりして。
私がかねて聞いていたのは「公安筋はもう菊地直子以下の3人を捕まえたくないのだ」ということだった。やはり処刑への影響を考えたらしい。「放し飼い」だったのである。ところが平田信が出頭してきたのをはじめ、公安ではなく刑事の方が「たまたま菊地を見つけてしまった」という話だった。だから不細工に高橋を取り逃がした、と。私も「そうかなあ」と半ば信じていた。だが、防犯カメラの画像がやたらと出るようになって「違うな」とわかった。日本国のああした技術は世界一なんです。捜査員が録画を見続けているなんていうのは嘘で、電子的に解析をしている。とうにどこにいるかはわかっていたのだ。しかし画像を出し続けたのは「こうやって追いかけていますよ」というアリバイ工作である。国民は馬鹿にされているんですよ。
こうやって見ると平田の出頭から「絵」は書かれていたのかも知れませんね。いきなり菊地の逮捕だと「なぜ」になる。しかしまずは平田の「回心しての」出頭、しかも丸の内署がヘタを打ってみせる。今回の高橋も最初は警官が「違うだろう」と言ったと報じられた。演出が同じじゃん(笑)。
全部把握している3人を、順に出してきたわけである。もちろん刑事がかかわったのは違っていて公安のシナリオだろう。そして最後の高橋を最高のタイミングで捕まえて、大マスコミをそれで覆い尽くすべく、泳がしていた。合間の微妙な逃走は「時間稼ぎ」だったんですね。絶対に目立つに決まっている大きなバッグの中には麻原の本が大量に入っていた。このシナリオ、プロのマンガの世界なら編集者が突き返すね。「わざとらしすぎるでしょう」って。
 私は陰謀史観がすぎるだろうか。陰謀云々にしてはわかりやすすぎる気がしないわけでもない。だがそれはただ、仕掛ける奴らがあまりにレベルが下がり、かつ国民をナメているからなのかもね。いずれにせよ、増税の談合のプロセスはちゃんと報じられなかった。そのことだけは史実として残るだろう。

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