天下大乱についてである。
ウクライナはついに次のステージに入った。
<ウクライナ軍が東部で奪還作戦、ヘリ2機撃墜される>
http://www.afpbb.com/articles/-/3014074?utm_source=google&utm_medium=news&utm_campaign=recommend-rss
<ウクライナ軍は2日、親ロシア派の武装集団が掌握する東部スラビャンスク(Slavyansk)の奪還作戦を開始した。しかし、ウクライナ暫定政権によると軍のヘリコプター2機が親ロシア派の携行式ロケット弾攻撃により撃墜され兵士2人が死亡したという。>
おそらくはもともとはソ連が開発したRPGであろう。世界中の紛争地で使われている。高空の飛行機は落とせないが、今回のようにヘリや離着陸する時の飛行機には有効だ。私はバグダッドから脱出する時に、民間機の最初のフライトに乗った。空港周辺でこのRPGを掃討しきれていないというのが最大の不安だった。これから、ウクライナには民間機が飛びにくくなるだろう。選挙監視団などの文民の安全の確保が重要だ。
ウクライナ軍は辛いことになった。ヘリのような正規軍としての武器の優位がこれで怪しい。今回も警戒を怠ったとしか言いようがない。練度はどのくらいなのか。徴兵制を開始するというが、新兵はそんなにすぐに使えるものではない。どうもウクライナ政府側は後手後手にまわっているように見える。
もうひとつは支那とウイグルである。この見立てはかなり正しい。
<中国共産党VSウイグル独立勢力、全面戦争突入か/弾圧政策が完全に裏目>
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140502/frn1405021810005-n1.htm
<習近平国家主席率いる中国共産党と、半世紀以上も弾圧されてきたウイグル族の全面戦争に突入するのか。識者らは「これまでとは次元が違う」「中国共産党VSイスラム教徒の戦いに発展する可能性もある」と分析している。>
実は今回の事件は「画期的」という意味でウクライナでRPGが使われたことと似ている。使われた爆発物がかなり本格的であり、手法も素人のテロとは思えない点だ。訓練されたイスラムの「ムジャヒディン」かあるいはそれらが背後にいる可能性がある。
支那共産党は拝火教ならぬ拝金教という「宗教」だ。独裁政権対少数民族ではなく記事にあるような「宗教戦争」になる恐れがある。習近平がチベットと同列に見ているなら大きな間違い。仏教と「闘う宗教」であるイスラム教は違うし、何よりもダライ・ラマ14世猊下が、いかに皮肉なことに支那にとっての暴発の「抑止力」になっていたかを習近平独裁政権はこれから思い知るだろう。
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(c)2014 勝谷誠彦、katsuyamasahiko.jp All Rights Reserved.
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発行:株式会社 世論社
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<ウクライナ軍は2日、親ロシア派の武装集団が掌握する東部スラビャンスク(Slavyansk)の奪還作戦を開始した。しかし、ウクライナ暫定政権によると軍のヘリコプター2機が親ロシア派の携行式ロケット弾攻撃により撃墜され兵士2人が死亡したという。>
おそらくはもともとはソ連が開発したRPGであろう。世界中の紛争地で使われている。高空の飛行機は落とせないが、今回のようにヘリや離着陸する時の飛行機には有効だ。私はバグダッドから脱出する時に、民間機の最初のフライトに乗った。空港周辺でこのRPGを掃討しきれていないというのが最大の不安だった。これから、ウクライナには民間機が飛びにくくなるだろう。選挙監視団などの文民の安全の確保が重要だ。
ウクライナ軍は辛いことになった。ヘリのような正規軍としての武器の優位がこれで怪しい。今回も警戒を怠ったとしか言いようがない。練度はどのくらいなのか。徴兵制を開始するというが、新兵はそんなにすぐに使えるものではない。どうもウクライナ政府側は後手後手にまわっているように見える。
もうひとつは支那とウイグルである。この見立てはかなり正しい。
<中国共産党VSウイグル独立勢力、全面戦争突入か/弾圧政策が完全に裏目>
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<習近平国家主席率いる中国共産党と、半世紀以上も弾圧されてきたウイグル族の全面戦争に突入するのか。識者らは「これまでとは次元が違う」「中国共産党VSイスラム教徒の戦いに発展する可能性もある」と分析している。>
実は今回の事件は「画期的」という意味でウクライナでRPGが使われたことと似ている。使われた爆発物がかなり本格的であり、手法も素人のテロとは思えない点だ。訓練されたイスラムの「ムジャヒディン」かあるいはそれらが背後にいる可能性がある。
支那共産党は拝火教ならぬ拝金教という「宗教」だ。独裁政権対少数民族ではなく記事にあるような「宗教戦争」になる恐れがある。習近平がチベットと同列に見ているなら大きな間違い。仏教と「闘う宗教」であるイスラム教は違うし、何よりもダライ・ラマ14世猊下が、いかに皮肉なことに支那にとっての暴発の「抑止力」になっていたかを習近平独裁政権はこれから思い知るだろう。
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