パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

軍、国王の「承認」求めず/異例の対応、威信に配慮か/タイ・クーデター>


勝谷誠彦氏の有料ブログより

コミンテルンとは戦前、ソ連が主導して各国に共産主義の浸透をはかった組織である。他人の国家に手を突っ込んで、共産主義革命にを起こして政権転覆をはかる。帝国主義時代にはそんなことも許された。影響はまことに大きく、それがなくなったあとも「後遺症」としてアメリカの赤狩りや日本で言えば近衛文麿の上奏文によって終戦に影響を及ぼしたとも言われている。
 そのコミンテルン的なことが、いま再びタイにあるとY君は言うのだ。なるほど、と瞬時に私は理解した。当時のソ連は世界制覇を狙う国家であった。今は支那がまさにそうだ。アメリカという一国独裁を破るには、多くの国からの「包囲」しかない。
 ここでずっと書いてきた二つのことを思い出して欲しい。実はタイで起きていることは「支那の指嗾である」と私は言い続けてきた。と同時に「現在は新たな帝国主義の時代である」とも。この二つを結びつけるとY君の指摘にそのまま当てはまる。
 タクシン派のバックにいるのが支那だと私はここで書いてきた。支那が目指すのはタイの王制廃止、共和制樹立だ。客家(はっか)に通じるタクシンを使って、彼がカネをばらまいて糾合した農村から都市を包囲する、まさに毛沢東の戦略である。

 これに対してプミポン国王を中心とするいわば「皇統派」は何度も歯止めをかけようとしてきた。しかしおさまらずに今回の「お見合い状態」で硬直した。大マスコミの外信部の解説記事とは別に、私は今回の「クーデター」を起こしたプラユット陸軍司令官については軍人としてのある種の矜持は感じる。戦前の皇軍にもあった考え方だが「陛下を巻き込まないで最後は自分が腹を切る」覚悟があるのではないか。

 <軍、国王の「承認」求めず/異例の対応、威信に配慮か/タイ・クーデター>


 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11152481.html?iref=comtop_pickup_02
 <クーデターがあったタイで、軍事政権がプミポン国王(86)の「承認」を受けない対応をとった。二つの政治勢力が対立するなか、国王が一方に加担して社会分裂を決定的にすれば、その威信も傷つけかねない――。過去に例のない展開に、そんな軍政の判断がにじむ。
 「(クーデターは)誰の指示でもなく、私が責任を持つ」。プラユット陸軍司令官は23日午後、中央省庁や地方自治体幹部を集めた会議で、国王謁見(えっけん)を急ぐ考えはないことを明らかにした。決行後、すぐに謁見を求めないのは、きわめて異例だ。>
 タイの民主主義の成熟はままだまだこれからだと思うが、私はひとつの「進化」だと考えたい。少なくとも、支那の影響下に置かれてあの独裁政権に巻き込まれることを、プラユット司令官は身をもって防いでいるとは感じる。タクシン派をいわば奇襲して反撃を防いでいる戦術も見事だ。支那をバックにした連中が、どこまで本気で反撃してくるか。注視したい。

 今更言うまでもないが、どういう国なのか、まったく。
 

<兪炳彦会長を公開手配/「前例なき高額な懸賞金」>

 http://japanese.joins.com/article/661/185661.html?servcode=400§code=430
 < 仁川(インチョン)地方裁判所のチェ・ウイホ令状専門担当判事は「兪氏が逃走したものと判断され、証拠隠滅の恐れがある」として令状発給の理由を明らかにした。兪会長は16日、仁川地検特別捜査チームの召還要求に応じなかった後、20日に予定されていた令状実質審査にも出席しなかった。捜査チームは21日、拘留状執行のために京畿道安城キョンギド・アンソン)クムスウォンの捜索を行ったが兪会長を見つけられなかった。検察は裁判所に「執行不可」を理由に拘留状を返還して令状発給を要請した。裁判所はこれを受理して22日に実質審査なしで記録検討だけで令状を発行した。>
 卑しいなあ。懸賞金もカネだし、この外道が逃げられたのも明らかにカネのせい。賄賂で警察を買っていたね。これほどの事件で元締めが誰かはわかっている。それの行動確認をするのは常道だ。ましてやスパイ国家の韓国で。こんな猿芝居の結末に税金を使われる朝鮮人が少しだけ憐れになった。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
(c)2014 勝谷誠彦、katsuyamasahiko.jp All Rights Reserved.
問合せ:info@katsuyamasahiko.jp
情報提供・感想:stealth@katsuyamasahiko.jp
購読解除:http://katsuyamasahiko.jp/procedure/dissolve
発行:株式会社 世論社