パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

ウイグルからイスラム国へ大きく事態は変貌していくのか??????

勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

一方、こちらでは、習近平はなりふりかまわない弾圧をしている。そのことが伝わらないのは、海外メディアを一切入れていないからだ。チベットと同じである。それについてもっと日本の大マスコミは大きな声で抗議するべきなのだが。

 ウイグル族女性の自爆か/2人死亡、新疆の同時爆発>


 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140922/chn14092214150002-n1.htm
 <中国新疆ウイグル自治区の公式ニュースサイト「天山網」は22日、自治区バインゴリン・モンゴル自治州の商店街入り口など複数の場所で21日夕、同時間帯に爆発が起こり、2人が死亡、多数が負傷したと報じた。
 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは22日、商店街入り口での爆発はウイグル族女性による自爆だったと伝えた。21日の同時爆発は計4件で、22日朝にも爆発音があったとしている。>
 実はこのニュースはさきほどの香港の話とからみあって来る。香港は、私たちにとっていまや強権化が進む支那の「限られた窓」だ。今回もこのニュースを読み解くと、順序が微妙である。香港のニュースセンターが報じたから、仕方なく天山網という御用メディアが流したのかどうなのか。私はその可能性が高いと考えている。おそらく、何十倍も同じことは起きているはずだ。今回はたまたま、当局も発表せざるを得なかったのだろう。このひとことを付け加えて。
 <山網は今回の爆発について「公安当局が速やかに処理し、現地の社会秩序は正常だ」と強調している。>
 日米豪の間で日本国が「柔らかい脇腹」であると私は書いた。支那において「柔らかい脇腹」は新疆ウイグルである。だからいま支那は信じられないほど腹筋を鍛えた上に(苦笑)鎧を着ているが、相手が相手だけに「柔らかい脇腹」であることには違いない。

 <中国新疆の過激派、イスラム国から「テロ訓練」受ける/政府系新聞>


 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HH19F20140922
 <中国の政府系新聞は22日中国・新疆ウイグル自治区の過激派がイスラムスンニ派過激組織「イスラム国」から「テロリスト訓練」を受けるために、中国を離れたと報じた。自国での攻撃が訓練の目的だとしている。
  新疆はイスラム教を信仰するウイグル族の住民が多く、中国当局は近年多発している暴力事件がイスラム系分離主義者らの犯行とみている。>
 ここでも「プロパガンダ」ですね。さきほどの自爆テロのニュースとこの報道との前後関係を時間があれば詳細に見てみたいところだ。こういう報道を許したというのは支那の当局が「自信を失っている」わけで、あるいは自由主義諸国の「テロとの闘い」に加わりたいという意思表示だとすら思える。

 その「テロとの闘い」はもう、人間の欲望そのものを扱う、なかなか宗教、哲学的テーマになりつつあると、私は面白く見ているのだ。イラクに行って死にかける前から、私はイスラム教徒の大矛盾というのは、酒も禁じらた上に「金持ちだけが女を独占している」という継続する飢餓が、何らかの欲望を生み出していると言ってきた。自爆テロリストへの口説き文句は「こんな世の中にいるよりも、ジハードで天国に行って、何十人もの処女に囲まれてみろ」だと、これは直接のああした国で何人もに聞いた。すると、このニュースはほとんどのウブな大マスコミの方々とは別の目で私は読んでしまうのだ。

 イスラム国目指す女性続出/欧米から、戦闘員の婚約者も>


 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092100088&g=int
 <イスラムスンニ派の過激組織「イスラム国」に参加するため、欧米諸国からイスラム教徒の若い女性が続々とシリアへ渡っている。勧誘されたりネット上で自ら志願したりして、イスラム国の戦闘員の「婚約者」や「ジハーディスト(聖戦主義者)」となっているもようだ。>
 オーストラリアのテロ計画のところで、私は「リクルーティング」だと書いた。これも同じだ。「イスラム国にくれば女がいるよ」という巧みなリクルーティングのための「素材」であって、実は報道もまんまと奴らのプロパガンダにのせられているというほかはない。イスラムの問題はね、抑圧している「性と酒」なんです。それが「殺人と麻薬」に向かっている。おっと、危ないな、こんなことを書いていると「どこの国でもいいから異教徒を殺せ」にひっかかってしまう。

 ちょっと自分に驚いている。3時間分喪失したのを、なんとか盛り返して、10時までにできればいいと思ったのを、いつもよりも少し遅れたくらいでお届けできそうではないですか。「驚いている」というのは実は嘘で、これができるから、私は記者、そしてアンカーマンとしてなんとか食ってこれたのです。誤字脱字はもういちど見直すけれども失礼。岩国の旅の素晴らしさについては、明日にゆっくり書きます。それから、トーラさんたちに約束した大事な告知というか物語も、明日に積み残し。ということは、明日はますます読みごたえがあるということです。朝日のこういうご時世もあって、ひとりでも多くの方にこの日記を紹介して下さい、って焼け太りか。わはははは。

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