パルデンの会

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御嶽山火山災害 大変な違和感があった。「心肺停止」である。



勝谷誠彦氏有料ブログより転載

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092800156
<午前11時すぎ、
陸上自衛隊の救難ヘリが山荘近くの比較的なだらかな斜面に向けて、ゆっくりと降下していった。地表に近づくと舞い上がった火山灰に包み込まれそうになり再び上昇。同じ動作を何度も繰り返した。
火山灰を吸い込めばエンジンが停止する危険があるといい、
取材ヘリの操縦士は「積もった灰を吹き飛ばして着陸を試みているのではないか」と話した。間もなく負傷者を救助するため、救難ヘリから隊員がロープで降下する様子が見えた。>
とはいえ、この操縦士の方も本質はよくわかっていないのかも。
ここでさきほどの高度の話にもどる。「3000メートルでホバリングをするのは、静穏な状態の時でも難しい」なのだ。確かこの機材のホバリング限界高度は3000メートルを切っていたと思う。それをあの状況で風もある中、ピタリと静止させたパイロットの技量には、各国の軍人から「マジかよ」というようなメールをもらった。
こういうものが「抑止力」なのである。
東日本大震災福島原発事故で見せた我らが自衛隊の底力が「抑止力」になっていることをもっと自覚しよう。もっとも倉山満さんのように「いまだに兵站もできずに竹槍精神主義だという批判があるのは確かだが「それでも強い自衛隊」なのだ。兵站はダメかも知れないが、司令部の判断は研ぎ澄まされていると今回、感じる。ますますの奮闘を、しかし二次災害がないことを祈念する。

ブンブンとヘリを飛ばしている大マスコミに「大丈夫かなあ」
と感じたことには触れたが、これにも大変な違和感があった。「心肺停止」である。いつからこんなヘンな言い方をするようになったかね。朝日新聞はさすがにマズいと思ったのか「警察が検視して死亡と確認されないまでは心肺停止」とか言い訳していたが、世間の常識から言うと「亡くなられた方は亡くなられた方として早く認めてあげたい」ではないですか。わが故郷の大物工作員にやや年上の医師の方がおられるが、こういう憤りの報告をいただいた。許可を得て採録する。
<本来心肺停止>という概念は、
呼吸停止から心停止に至ってしまった場合でも、数分以内に蘇生措置を施せば再び心肺機能が戻る可能性があるため呼吸循環が停止しても脳機能が停止しない限りは死亡にはならない、という救急医学的観点の用語であるはずです。したがって、今回のような状況に「心肺停止」を当てはめるのは適切ではなく、相応しい表現を創りだす努力を放棄した報道関係者の怠慢のように思われます。
心肺停止は英語ではcardio-pulmonary arrest=CPAであるはずですが、
この日記で紹介されたサイトではcardiac arrestと表現されていました。県警の公式発表英語版ではそのようになっているのでしょう。ひょっとしたら、本当の医学用語であるCPAを使うと恥ずかしいと英語版作成者が考えたのかも知れません。でも、Mail Onlineの記事でわざわざcardiac arrestに引用符を付けているのは、彼らはきっと「日本のシステムは馬鹿げている」と思っているのだと感じました。>   私も馬鹿にされているのだと思います。国防関係に関しては「すみません、恥ずかしいです」といつも外国の友人に言う私だが、医学の世界でもそうかあ。
これはどういうことだろう。クラブ活動にハマりすぎて警察様が「
お亡くなりになりました」と正式に認定するまでは「心肺停止でございます」と言わざるを得なくなっているのかな。こんな時に言うのも何だが、これが「脳死をもって本当の死とする」という考え方に(私はどちらに与するものでもないが)密かに誘導されているとすれば、自覚していない大スマコミのアホは極まったと考えていい。昔は「ご臨終です」で終わったものだが、死ぬことにも難しくなったものよ。こういう論議、なぜ起きない。

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