パルデンの会

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「公正で正確な姿勢に欠けた」/朝日新聞社「吉田調書」報道、報道と人権委見解>



勝谷誠彦氏の有料ブログより

水に落ちた犬を叩けば、
奴らと同じ下品な世界になるので自戒している。せいぜい『WiLL』などで私としてはウィットをきかせたからかいをすることだ。朝日新聞は今朝、1面で「反省」をしてみせた。

<「公正で正確な姿勢に欠けた」/朝日新聞社「吉田調書」報道、報道と人権委見解>

 http://www.asahi.com/articles/DA3S11452351.html
はあ?<朝日新聞社「吉田調書」報道、報道と人権委見解>て何?
オノレだろうよ。まずは<当社>でしょうよ。本まで出させていただいていて、日本一真っ当な会社だから敢えて使わせていただくし、何よりも漢字は違うが名前が同じ。『獺祭』の旭酒造がもし、何か間違いを起こした時にホームぺージで「旭酒造「精米歩合間違い」、磨きと人権委員会見解」と書くか?桜井博志蔵元、すみません。
だけど、こうやって身近にたとえるとよくわかるよね。
まだまだ朝日は「天下の朝日新聞」なのである。「この朝日様が謝っているのだぞ」なのだ。アホか。そもそも<報道と人権委>て何だ?なんで<人権>が入るの。<人権>をいれればクリープを入れなきゃコーヒーじゃないみたいに、何でも誤魔化せると思っているのである。<報道>も<人権>も雰囲気でしょうが。おまえらがやったのは<誤報といえばまだ優しい。<捏造>でしょう。よほどやさしく私が命名してやるにしても「福島第一原発の吉田調書を巡る誤報の検証委員会」だ。何が「報道と人権」だ。このことを指摘しない他の大マスコミもやはりクラブ活動というほかはない。
エリートというのはこういうものなのだろうか。
朝日の振舞いを見ていて良民常民が誰もが感じるのは「潔くない」なんですよね。明治の本当のエリートは潔かった。責任をとるには腹を切った。自分のあとの人生を切り捨てた。それがなぜ、できない。できない奴はエリートではないし、そういう奴らを飼っている組織は本当のエリート組織ではない。そのことをもっと私たちは知るべきだし指摘するべきだろう。
こういうことを自分で言うのは恥ずかしいと自覚している。
しかし国際エセ同和にツケこまれたとはいえ『マルコポーロ事件で文藝春秋国益を損なった。その時の田中健五社長を私が今でも尊敬しているのは「サッと」辞めたことだ。当事者は花田紀凱師匠だった。「辞めましょうよ、こんな会社」と言うまだイキリたっている盛りだった私に「おまえ、こういう時は1年いて、まわりがどういう反応をするかを見るんだ」とさとし、それは今に至るまで大きな財産になっている。
しかし、彼も1年で辞めた。「おまえは辞めることないよ」
と言われたが、私は『マルコポーロの廃刊が発表されたその日に、突然、席を立って総務に行き辞表を出した。これ、やってみたかったの(笑)。アホである。総務局長に辞表を渡せばいいことだったのに、社長に呼ばれて肩を抱かれて「ボクたち、ケンカしたわけじゃないよね」と囁かれたのは一生の記念でり恥である。ああ、こんな場所にいなくてよかったと悟った。
木村伊量社長は辞めるそうである。
であればカッコいい辞め方というものがあるでしょう。朝日新聞が私は好きだ。だからこそ、そういう「ふるまい」を惜しむのだ。

安倍晋三首相というか、自民党総裁はきっとずっと言わない。
周囲もわかっているだろうが言わない。けれどもね、今後、保守の「本流」として自由民主党が生き延びて行くことでもっとも必要なのは「世代交代」だと彼は考えている、と私は勝手に思う。勝手に思った上で、安倍さん本人がなかなか言えないので、こうやって外野から言う。
これが、いちばん難しいんですよ。会社でもそうだ。
でも会社では株主という発言者がいてなんとなく「空気」が出来るが、自民党は難しい。「支持者」との間に「地方議員」がいるんですね。こいつらが「痴呆議員」なのはここでいつも書いている通りです。もっとも「世代交代」をしたくなくて、できれば「世襲」したいのだから。クズである。
解散。大マスコミは慌てているが、私は「やるかもな」
と考えていた。「世代交代解散」だと私は位置付けている。慌てているのは旧態依然の政治屋ですよ。若手は「よしっ」と思っている。これは与野党問わずであって、そのあたりに私は安倍さんの政治家としての大きさを感じる。「日本の政治の枠組みを変えてやろう」だ。

こういう時こそ「地元版」を読んで下さい。
どういう魑魅魍魎のクソがひとりの政治家にぶら下がっているかわかるから。今朝、もっとも慌てているのは霞が関や永田町ではなく、それぞれの、あなたや、あなたの地元の田舎記者です。「オラがセンセイはどうするべ(推測的方言・ごめん)だ。そんなもので日常が動いているんですよ。ここで清新な候補が出てくれば面白いでしょうよ。そういうのを立てましょうよ。実は安倍さんもそれを望んでいるのではないかと私は考える。
政治屋」が困っているのは与野党を問わない。
ふたつほど引いてみましょうか。震災の地元と、首都圏だ。

 <年内解散か/与党も困惑/野党焦り>


http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141112_11034.html
安倍晋三首相が年内の衆院解散・
総選挙を検討していると報じられたのを受け11日、県内の政界関係者の多くは与党も含め「大義が見えない」と困惑の表情を浮かべた。野党は6小選挙区に候補者が出そろっておらず、焦りも見せる。>
ちょっと待て。
オノレの選挙区に公共事業を引っ張って来ることしか考えていない候補者の<大義>って何だ。ぜひ聞いてみたい。これも笑える。首都圏。

 <衆院年内解散説に神奈川県内政界動揺>


http://www.sankei.com/region/news/141112/rgn1411120027-n1.html
どういう気持ちで<神奈川県内政界動揺>と書くかねえ。
聞いてみたい。せめて<神奈川県内政界動揺、のおかしさ>ではないかね。記者としては。動揺しているのはクラブでしょ。まだ若いだろうから、反省を。
いやあ、あまり風潮には乗らない私ですが、ここは言いたい。「
ダメよ~、ダメ、ダメ!」。「選挙」が何年かいちどの商売なんですね。取引先から「明日、納品できる?」と言われて「ダメよ~、ダメ、ダメ!」アホか。取引停止でしょう。
今回の選挙に関してはイデオロギー抜きでどうでしょうか。
共産党はすべての選挙区に候補者を立てる。偉いと思いますよ。「調整」とかやっている他の野党よりもよほど。真剣に、野党第一党共産党でいいと私は思うくらいだ。
「抜き打ち選挙」だからこそ、
人間性が求められるのではないでしょうか。選挙事務所に行ってみて下さい。昨日、私は尼崎市長選挙の候補者の事務所に行った。本当は対立候補にも行きたかったけど、ちょっと時間がなかった。でも、面白いですよ。そこに集う人たちの「空気」を見るというのは大事なことだ。だからコストはかかっても選挙というものは、どんどんやった方がいいと思う。その「楽しみ方」だし「利用の仕方」だね。コストを負担する有権者としては。

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