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中国企業共同開発の銅鉱山 抗議者41人死傷=ミャンマ


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銅鉱山の件で地元住民と話すミャンマーの民主主義リーダーアウン・サン・スー・チーさん、2013年3月14日撮影 (Soe Than WIN/AFP/Getty Image)

中国企業共同開発の銅鉱山 抗議者41人死傷=ミャンマ

大紀元日本12月30日】中国企業ミャンマー軍当局が共同開発する銅鉱山に反対する住民が12月下旬から抗議活動を続けている。米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカVOA)によると、22日、警官の発砲で50代の女性1人が死亡、およそ40人が負傷した。

銅鉱山をめぐっては、2年前から「土地を提供した住民への補償が不十分、環境を汚染している」などの理由で住民が反対運動を始めた。2012年11月、警察当局が銅鉱山付近の抗議者の臨時キャンプを襲撃し、100人余りの負傷者が出た。
今回、銅鉱山の規模拡大で家屋の移転を要求された住民が再び抗議活動を再開した。
中国側の企業、万宝鉱業有限公司ミャンマー支社は今回の発砲事件の翌日、「政治団体が裏で糸を引いている」と抗議活動を非難し、「女性の死はまったくの無駄だ」としている。
こうした中、27日、およそ500人の市民がマンダレー市の中国領事館付近に集まり銅鉱山の閉鎖を要求した。発砲事件以来、最大規模だという。
ミャンマー政府の最大野党「全国民主聯盟」の幹事長は、警察当局の対応に不備があったと指摘、警察に法律の遵守を求めた。 米国務省VOAの取材に対し、事件への関心を示し、ミャンマー政府に対し「迅速かつ透明な調査」を行うよう促した。
中国外交部の華春瑩・報道官は発砲事件の翌日、「ことの早期解決を望んでいる」と発言した。


化学工場で有毒ガス漏れ 42人が意識不明=貴州省


大紀元日本12月30日】中国貴州省桐梓県に位置する大型国有企業「桐梓煤化工」(桐梓石炭化学工業)で23日午前、有毒ガス漏れ事故が発生し、少なくとも40人以上が意識不明の状態となり、救急車で病院に運ばれた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が29日報じた。

工場周辺に住む多くの住民らはめまいや嘔吐などの症状を訴えた。近所の小学校では一部児童の鼻血が止まらないため、授業が一時中止となった。住民の話によると、地元当局は責任を逃れるため、化学工場から漏れた有毒ガスを吸引して意識不明となった事実を住民に明かさないよう病院側に要求したという。
匿名での取材を希望した住民のひとりが29日、RFAの電話取材に応じ、「具体的な状況は分からないが、今日もまだ強い刺激臭がある。一部の住民はまだ入院している。ネットに流れた情報によると、入院人数はすでに42人に達した」と話した。
「桐梓煤化工」の工場は貴州金赤化学工業株式会社傘下にある大型プロジェクトで、主に肥料やメタノール、オレフィン類、尿素などの製品を生産している。2012年に操業を始めたが、環境汚染をもたらしたことで地元住民から大量の苦情が殺到していた。 工場から出される煙や排気ガスなどの汚染物質が原因で、森林の樹木が枯れ、農作物の生育不良や家畜の死亡につながるほか、多くの住民らは肺疾患や白血病などを罹っている。工場周辺の村では、今年8月から11月まで、少なくとも住民7人が癌などで亡くなったという。

(翻訳編集・王君宜)