パルデンの会

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ロシア陸海空軍が続々とロボット兵器を開発、近く実戦配備か


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)1月5日(月曜日)
通巻第4431号
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日本のアニメ「戦艦ヤマト」や「戦士ガンダム」に影響を受けたのはロシアでは?
ロシア陸海空軍が続々とロボット兵器を開発、近く実戦配備か

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ロシアが「ロボット(軍事技術転用)研究所」
を設立したのは2013年ごろとされる。
ロシア海軍が「ロボット・メカニズム」
の潜水艦を建造すると発表したのは2014年秋頃だった。原子力あるいは非原子力駆動の新型潜水艦の構想がロシア海軍隊司令官によって語られた。

ロシア空軍はアメリカの「ドローン」
を参考として無人攻撃機の開発を急ぐ。ドローンはアフガニスタンイラクで大活躍した。テロリストのアジトを襲撃するのに頻繁に使われたが、卓越した航空機技術に加えて、長距離ミサイルとトマホークなど巡航ミサイルの技術の援用が基礎にある。
日本は憲法の制約上、ドローン型は偵察機しか保持できない。

ロシア陸軍は「戦士ガンダム」のようなロボット戦士を開発、
戦略ミサイル軍の警備ほか、テロリスト対策に応用するとしている。

そして『ザ・モスクワ・タイムズ』(2015年1月2日付け)
によれば、ロシア陸軍は「ロボット戦車」の開発が軌道に乗り、試作品の実験を行ったと写真入りで発表した。
http://www.themoscowtimes.com/news/article/russian-battle-robots-near-testing-for-military-use/514038.html

これはドミトリ・アンドレエフ中将が記者会見したもので「
無人戦車には12・7ミリの全方位機関銃が据え付けられ、重量900キロ、時速45キロで、十時間連続駆動が可能という。遅くとも2020年までに開発を愁傷させ、実戦配備に付けるなどとしている。

筆者が『軍事ロボット戦争』(ダイヤモンド社、絶版)
を上梓したのは1982年、防衛研究者や防衛庁幹部に見せると、笑われた。チト小生の提言が早すぎたか、もっと冗談を言えば、あるいはこの拙著、ロシア語訳がでていたのかもしれない(苦笑)

そしてもしオバマ政権の外交的失策によって生じている現在の「
中ロ蜜月関係」がさらに深化して、ロシアのこの軍事技術が中国へ輸出されるとなると、中国の横着で、働かない兵士どもが、ロボット兵士化し、日本の安全保障には甚大な悪影響が出ることになる。
悪夢だ。