パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

<拉致被害者家族/早期帰国求め大規模集会>


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

9時過ぎに安倍晋三首相が到着した。
ロープで囲まれて人々が近づけないようにしたスペースで話をされる。ロープと言えば、今回の警備の厳重さには驚いた。明らかに伊勢志摩サミットとISなどを意識した、ひとつの「演習」であると推察した。機動隊の車両がいくつもとまっている。あとはSP。普通の人には見えないだろうが私にはわかる。こんなに大勢がいたのかと驚いた。海外ならもっと銃を外に出して「見せる警備」ををするのだが、そこは日本国。桜の下に「ニンジャ」のような警備陣がいるというのはなかなかに美しいではないか。
 安倍さんのスピーチはまことに良かった。ユーモアがあり、
かつ政権のアピールも忘れてはいない。
 

<「桜を見る会」著名人ら1万人超出席 新宿御苑

 http://mainichi.jp/articles/20160409/k00/00e/010/198000c
 <首相は乾杯のあいさつで、
主要企業が軒並み低水準のベースアップ(ベア)となったことに触れ、「ベアは3年連続で達成した。野党からは『安倍さんは良い数字しか言わない』と言われるが、悪い方ばかり見ていたら本当に悪くなってしまう」と指摘。「今日もソメイヨシノが残っていてよかったなという気持ちが大切で、これしか残っていないと思わないことが日本を良くしていく」と語った。>
 「グラスの論理」ですね。「もうこれしか残っていない」
と考えるか「まだこんなに残っている」か。大マスコミはどうしても前者にかたよって政権批判をする。しかし今朝のさまざまな報道を分析すると安倍さんのこのコメントをかなり引いていて、大マスコミはいやいやながら政権の実績を認めているのではないかと感じた。そちらの方が実は現場の本音なのだろう。
 ももクロの「娘たち」が来ているのは知っていたが、
私のようにいつも逢っているのではなくて、今回会いたい方々はいっぱいいるわけで、顔を出すのは遠慮した。そもそも私は「その他大勢」である。招いてはいただいたけれども一般人枠であって、首相の近くにある著名人テントではない。御苑の桜を観ることが目的なので、これで充分にありがたい。まことに嬉しかった。
 スピーチも終わったし、そろそろ帰ろうかというころに、
安倍さんが歩きはじめた。さきほども触れたが「全部の方々と懇談」などは無理なのである。規制のロープの内側をまず歩く。私はスピーチを近く聞きたくてロープのまあそうだなあ、数人後ろにいた。「初めて総理をこの目で見る」ために地方からわざわざ来ておられる方々が詰めかけているのだ。その場所をいただきたくはない。安倍さんが目の前に来た。すると「あっ!」と言って私に手を差し出して来たのだ。「よく来てくださいました」逆である。私は「お招きいただいてありがとうございます」だ。後ろにいた世耕弘成内閣官房副長官が私を見てニヤっとしたので、わかった。私は入った時から「マーク」されていたのだろう。警備の鉄則だ。アブナいヒトなのである。
 散策は、そのあと。
みんな総理の方に行っているのであとはガラガラだ。新宿御苑はすばらしいと発見した。いつも近場のお堀ばただったけれども、これからは御苑も考えることにしよう。

 その安倍さんはもうひとつの集まりに夕方に出た。
あしたは日本国を愛するたのしみであったがゆうべは日本国のためにくるしんでいる同胞を命懸けで助ける集いであった。
 

<安倍首相「対話のための対話では意味がありません」>

 http://www.sankei.com/world/news/160409/wor1604090062-n1.html
 <安倍晋三首相は9日、
東京都内で開かれた北朝鮮による拉致問題の解決を訴える国民大集会であいさつし、「対話のための対話では意味がない。政府は対話と圧力、行動対行動の原則の下、国際社会と連携して北朝鮮に厳しい圧力をかけ、対話の窓口を閉ざすことなく、拉致問題の解決に向けて全力を尽くす」と述べた。>
 あした(ちなみにこれは「朝」の意味です)
安倍さんが楽しんださくらは、こういう言葉となってゆうべに出された。
 

拉致被害者家族/早期帰国求め大規模集会>

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160410/k10010473551000.html
 <横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「この季節になると、
めぐみの入学式の時に中学校の桜の下で撮った写真を思い出しますが、いまだ姿は見えないままです」としたうえで、「めぐみちゃん、必ず助けてあげるから絶対に諦めないで。みんなが待ってるから元気でいてください」と呼びかけました。>
 めぐみさんをはじめとするキ印国家に誘拐された同胞すべてをとり
もどしたあかつきには、まずは最高のゲストとして「桜を見る会に来ていただこうではないか。そこで出席者全員で万歳を三唱しようではないか。できれば園遊会とは別に、天皇皇后両陛下にその場に来ていただき、これまでの被害者のご苦労をねぎらっていただきたい。

 本来、日本国が追い詰めて逮捕なり殺害をするべきなのである。
しかしまあ、他人の力を借りたとはいえよかった。大マスコミがほとんど報じない意識の低さもあるのでここでまずは書いておく。
 <米軍、アルカーイダ幹部を殺害/ルクソール事件にも関与>
 http://www.sankei.com/world/news/160409/wor1604090012-n1.html
 <AP通信は8日、国際テロ組織アルカーイダのタハ幹部が今週、
シリアで米軍の無人機攻撃により死亡したと報じた。シリア人権監視団(英国)やタハ幹部の親族の話としている。タハ幹部はエジプト南部で1997年、日本人10人を含む約60人が殺害されたルクソール事件の実行グループ、過激派「イスラム団」の元幹部。>
 当時の私にとっては「大事件」であった。
なぜ日本がちゃんとした情報部を作り、特殊部隊が報復に出ないのか不思議だった。今でもそうなんだよね。国内のひとり殺された殺人ではわあわあ騒ぐくせに、これだけの大事件の帰結を報じない。頭わるすぎる。

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