パルデンの会

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丹東は「何事もなかったかのように平静、通常の風景」   人民日報「金正男暗殺事件が朝鮮半島の安全を不安にする要素はない」



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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)2月17日(金曜日)
         通算第5190号
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丹東は「何事もなかったかのように平静、通常の風景」
  人民日報「金正男暗殺事件が朝鮮半島の安全を不安にする要素はない」


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 中国遼寧省・丹東は、目の前に拡がる鴨緑江の対岸が北朝鮮新義州である。
 金正男暗殺事件の翌日からも、
街の風景は平常となんら変わりなく、旅行ツアーも貿易業務も通常通り」だと言う(サウスチャイナモーニングポスト、2月16日)。

 人民日報は「朝鮮半島の安全保障になんらのインパクトもない」
と書いた。
もとより中国にとっての緩衝地帯である朝鮮半島がおかしくなれば
北朝鮮からの難民が押し寄せる先は地雷のある38度線を越えるより、鴨緑江を容易に渡河できる中国のほうだろう。

しかし中国の静かな反応こそ不気味なのである。
中国はマカオにいた金正男一家をそれとなく保護したが、
金が外国へでていくときは保護の対象外として、放置した。
金正男は格安航空券、ボディガードも付けないで飛び歩いていた。
北朝鮮の情報網は、かれの所在を掌握していた。
つぎに狙われるのは金正男の長男、金韓松である。

 それにしても、
金正恩の遣り方に煮え湯を飲まされた思いをしたはずの中国が、保護国の独裁者の暴走にじっと耐えている様は異様である。
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