有料ブログ 勝谷誠彦の××な日々 より転載
2017年2月17日号。
沖縄反日左巻きから極悪のように言われる『ニュース女子』には日本の最高の痴性…もとい知性が集っている
3時半起床。散歩に出ると、空気がぬるっとするほど暖かい。春の前髪が見えて来る。花粉症に悩んでいたころは春が本当に嫌いだったが、なんだかわくわくするようになったのは、人生の秋も終わりつつあるからか。よく「後ろ向きなことは書かないで下さい」というご意見が来るが、別に後ろ向きではないのですよ。その季節だからこそできないことがある。大切なのは、その季節であると自覚することだ。もう、何も持っていても仕方がないならば、乾坤一擲の日本国のための論陣を張ってやろうとも思うじゃないですか。坂本龍馬と桑田佳祐が同じことを言っている。「前のめりに倒れて死んでいきたい」と。
『ニュース女子』の収録だった。今やウェブ上では大人気の『ニュース女子』である。ここでも騒ぎの原因を取り上げましたね。1月28日のことだ。こうお願いした。
<『ニュース女子』。報道各社はもっと私のところにコメントをとりに来て下さいよ。沖縄論について縷々語ってあげるから。来てくれないといやなので、ここではまだ書かない。ごめんね。わが愛する読者のみなさんには、またあとでちゃんと。ちょっと餌を大マスコミの方々にまいてみたわけだ。今回の話題が面白そうだなあというのは、あなたや、あなたにはおわかりだと思う。「朝鮮と沖縄」だ。どちらもそれは気の毒な歴史を持っている。戦後半世紀をはるかに越えて、それを「カネ」にかえている国や地域はない。>
せっかく餌をまいたのに、まったくどのメディアも私に取材には来ない。わが精強無比なる工作員たちからは、必ずしも沖縄在住ではなくとも、そこにルーツがあったり知人がいたりという方々が多くいる。それらから「あそこのヒトたち、日当こんだけもらっているそうです」というような情報は続々と寄せられている。現場」がなくなると「失業」してしまって路頭に迷う方々が出るのではないかと心配になる。政府はむしろその手当てをしてやった方がいいのではないか(笑)。
「辺野古経済」という記事を誰かかけばどうかな。動員されている各地の機動隊員が落とすカネ、左巻きが支那からもらってまくカネ。純粋に淡々とそれを計算するとなかなかミクロ経済論として面白いと思う。イデオロギーはまったく抜きで。というわけで『ニュース女子』だ。この番組での発言を巡って,いまや日本国の極悪人のように言われている、わが部下である(本人がそう言っているので尊重)井上和彦先任曹長(私たちの自称)をぬけぬけと出す根性よ。番組の中では、訴えてきている左巻きヘタレの名前を全部はいわずに「のりこえなくては」「その件は、やはりのりこえですよね」とか、いい大マスコミの大幹部をつとめてきたおっさんたちまでノッて言う。左巻きがどれほど孤立しているかだ。まあ、編集で切るだろうから、ここで書いておく。ひどい出演者どもである。
『TVタックル』とか『たかじんのそこまで言って委員会』とか、いろいろな番組に出していただいてきたが『ニュース女子』はそれらのエッセンスがもっとも詰まったものであると感じる。
http://s.mxtv.jp/variety/news_joshi/
https://www.dhctheater.com/season/23/
大マスコミがビビって切って、使わなくなった方々の掃き溜めであるとともに、その大マスコミで大看板を張っておられた方々も集っている。MCの長谷川幸洋さんは素敵だなあ。井上さんの発言を巡って左巻き反日勢力がわあわあ言うのはいつものことだけれども、なんと長谷川さんの本拠である東京新聞までがハシゴを外した。もともと反日新聞であることはわかっているが、現職の論説副主幹に対して、そうするか?
味方から、すなわち後ろから弾が飛んでくる経験では、私の方が若干は先輩である。私と花田紀凱師匠の文藝春秋の時代というのは、その連続であった。能力がないくせに鉄砲だけ配給された馬鹿は、敵ではなく身内に向かって撃つのである。「あいつ、目立っているな」で。長谷川さん、たいしたものだ。泰然自若としている。居並んだコメンテイターもそういう体験ばかりしている外れ者なので、わあわあ長谷川さんを応援している。
とてもいい番組になったと思う。チベットとウィグルのことでひとつのコーナーを作ってくれてあった。この番組、あまりにみんなの個性が強くて、わあわあと人の発言の上にのっかって来るのだが、実際にチベットを歩き、ウィグルのラビア・カーディル女史と深く話している私の発言の時は、じっと黙って時間をくれた。いい仲間だ。
日本国の言論の最後の砦であるこの番組をぜひ、応援していただきたい。反日親支那勢力が、ここにいま目標を定めて潰しに来ていることを意識していただきたい。まことにわかりやすい構図である。その砦に立てこもっているオヤジたちはなかなかカッコいいですよ。それぞれ昔の看板がある。長谷川さんなどは現役の看板だ。そんなものに縛られずに立てこもっている。隣にいる須田慎一郎「オジキ」などは、ずっと私とシモネタを話していて音声さんから「拾ってますからカンベンして下さい」と言われるのだけど。
終えて、マネジャーのT-1君と有楽町に出て、久しぶりに「たぬき」で飯を食った。ニッポン放送をやっていた時は必ず行っていた、あそこである。スタッフのみんなが満面の笑みで迎えてくれた。「さっき、日記の150円ビールの話をしていたところなんですよ」。この日記を読んでくれているのである。その話題をスタッフの間で反面教師として共有してくれているわけだ。日記の著者として、これほど嬉しいことはない。こういう素晴らしい店は、何度でも紹介する。
https://retty.me/area/PRE13/ARE2/SUB203/100000078649/
ヨロンさんと超大物工作員の、南西諸島を自衛隊とともに護る、マリックスライン社長の岩男直哉さんも「たぬきか!」と駆けつけてくれて、いい宴会となった。みんな『ニュース女子』応援団である。特に岩男社長は、沖縄の「本音」を熟知している。ビンボー動員左巻き、覚悟していろよな。
須田のオジキとひそひそと話した。「まあ京都はなあ」である。特別な世界なのだ。ひととひとの関係が異様に近いのだが、そこに入っていかなければ、やっていけないということは、確かにある。「医者と坊主は論外」が当地の掟なのだが、それにしても。
<京都府立医大の学長が暴力団幹部とたびたび会食>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170215/k10010877811000.html<京都府立医科大学附属病院の医師らが、実刑判決が確定した暴力団幹部の健康状態について、事実と異なる内容の報告書を作成したなどとして病院が捜索を受けた事件で、大学の学長がこの暴力団幹部とたびたび会食していたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、大学と暴力団幹部との関わりなどについて詳しく調べています。>
<これまでの調べで、京都府立医科大学の吉川敏一学長が高山総長と京都市内の飲食店でたびたび会食する姿を目撃されていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。高山総長は指定暴力団・山口組の直参と呼ばれる幹部の1人で、公立大学のトップが会食するのは極めて異例です。>
ここだけの話、と大勢にウェブで送信されるのだからそれもないのだが。医者と極道というのは、実はかなり近い。指を落としたあと「センセ、これつながりますか」と持ってくるなんてことはある。私も尼崎の開業医の息子である。「難儀でなあ」と亡父が呟いていたことも知っている。それでも、にんげんどうしとして、そうした人々とのつきあいも大切で、ひょっとするとかかりつけ医というのは、彼らが真人間の社会とつながる、唯一の接点ではなかったかと思う。
だから世間が思うほど、この京都府立医大の学長と二次団体のてっぺんとのつながりは意外ではない。ましてや京都である。あの地の人間関係の濃さというものは別格だ。それは「よそものを排除したゆえの濃さ」なのだが。ただし、それを診断書への配慮にしてしまうと、これは良くない。手術や治療までには、いくらかの按配があるのは、個人的な関係から仕方がない面もある。けれども、診断書で「社会不在」(極道の世界では懲役をこういいます)にかかわってはなあ。警察、検察もそこを問題視したのだろう。
ここからはちょっと深い話になるので『週刊実話』とかに興味がない人は読みとばして下さい(笑)。須田のオジキが横に座っているとどうしてもこういう会話になる。
私「会津小鉄と神戸の分裂と、今回の件は関係ないんか」オジキ「いや、それがね」。わかるヒトなら身を乗り出す。
<2つの会津小鉄会/山口組分裂「京都戦争」最前線ルポ>
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170215/dms1702151130009-n1.htm
<会津小鉄会の分裂劇は最悪の状況に陥った。2月7日、離脱派が参集し、会津小鉄会を絶縁になったはずの原田昇元若頭が自身の事務所で、「七代目会津小鉄会継承式」を開催したのだ。
1月21日、すでに会津小鉄会は馬場美次六代目が総裁となり、金子利典会長に七代目を譲っている。離脱派は自分たちも「会津小鉄会」を名乗り、原田会長が七代目を継承したと主張。「本物はこちらで、向こうはパチモンや」とも主張する(以下、金子会長の会津小鉄会を「金子派」、原田会長の会津小鉄会を「原田派」とする)。
これによって京都には同じ名前の会津小鉄会と2人の七代目会長が存在することとなった。暴力団の分裂は珍しくないが、離脱組は新団体を名乗るか、分派を明確にする名称を使うのがセオリーだった。山口組にしても分派した側は「神戸山口組」を名乗った。
「なにもかも同じというのはヤクザ社会で初めてのこと。どちらを後継団体と見ればいいかわからず困惑している」(警察関係者)>
これ、実はかなりえらいことなのだ。直接の関係はないにしても、京都府警が今までなら見逃していた「極道と病院のなあなあ」に手をつけたことと、あながち関係がないわけではないのではないかと私は感じている。日米首脳会談から朝鮮半島情勢のあとで、京都の極道問題までずっとウォッチしている自分に疲れるわ。ほんまに(泣)。でも、私はあなたや、あなたに「鳥の目」をもって欲しいのだ。上からさまざまなものを見ていると、たとえ朝日新聞でも100倍面白くなる。セコセコとスマホでしょうもないものを見ている連中との、人生での差は100倍になる。そういうみなさんを、私は応援したい。
金正男の暗殺についてもいろいろ書こうと思っていたが、紙幅が尽きてしまった。ちょっと情報待ちの部分もあるので、後日楽しみにしていて下さい。何の役にも立たない引用だが、あまりに呆れたので。
<天声人語/金正男氏の毒殺>
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12800021.html
<北朝鮮の故金正日総書記の長男、金正男氏がマレーシアの空港で襲われ、殺害された。>
はいはい。それで?どういう政治的な背景があるのか大朝日新聞の「代表的なコラム」なら書いてくれるよね。<毒気にあてられ、冷静さを失うことだけは避けねばならない。>
<毒気にあてられ>って、洒落のつもりで書いているのだろうか。いやしくも人が亡くなっているのである。コラムニストとか何とかいう前ににんげんとしての礼儀はどうなのか。もちろん内容は皆無である。『ニュース女子』の方がはるかに勉強になる。
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