パルデンの会

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長谷川幸洋 vs ケント・ギルバート『大放言!』(ビジネス社)書評宮崎正弘




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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月8日(土曜日)
        通算第5345号
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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 沖縄反基地闘争に蔓延る左翼ペテン師たちの正体   テレビも新聞もフェイクニュースの発信源。嘘ばかりだ

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長谷川幸洋 vs ケント・ギルバート
『大放言!』(ビジネス社)
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 テレビで評判をとった番組の発言当事者が左翼偏向マスコミの本質をばっさりと斬り合う趣向が凝らされ、激論、激辛なトーンでフェイクニュースの本質に潜む左翼の陰謀を俎上に載せる。
 快刀乱麻だ。
 発端はある番組で「正論」を述べたところ、長谷川氏が東京新聞で降格人事となり、社会問題化した。このような事件を見ていると「日本にはたして言論の自由はあるのか?」と誰もが疑うだろう。
 評者(宮崎)はテレビを見る習慣がないので、この事件を本書を読むまで、まったく知らなかった。
ケントさんとは四半世紀を超える付き合いだが、長谷川氏のことはまるで知らない。東京新聞の論説副主幹だったことを初めて知ったほど。あの朝日より左のバカ新聞に、こういう真面目な人がいるんだというのが評者の初印象である。
 東京新聞は評者が学生時代はまともな新聞だった。文化欄は充実していたし、梅原一雄、漆原成美らの論客、「こちら特報部」には上之郷某ら花形記者がいた。
それがおかしくなったのは中日新聞が買収し、名古屋から進駐軍がやってきたあたり。ならば中日新聞が左傾したのは、革命勢力が強いからかと言えば、そうではなく、伝統的に尾張?川家の中央への怨念から来る反権力の宿痾的な体質である。尾張?川は戊辰戦争のおり真っ先に裏切って薩長軍に投降した経緯を思い出すのである。

 さて「事件」とは1月2日放送の「ニュース女子」という番組の討論の中味にあった。
 「日本の公安調査庁がまとめた『内外情勢の回顧と展望』と題する2017年の年次報告書を井上和彦さんが持ってこられました。その報告書には『反対運動には中国の影が感じられる』というような既述がありました」(長谷川)
 「翁長知事が沖縄のリーダーになって以来、辺野古への基地移転反対闘争は一気にヒートアップしています。移設反対を訴える急進的左翼や暴力的過激派による、基地容認派への脅迫や、米兵とその家族への攻撃も行われています」(ケント)
このような実態がすこしも報じられないのは沖縄世論を牛耳る二つの新聞が、正論を吐かず、でたらめな反米記事を書いて煽るからである。
 問題は沖縄に於ける反米運動の報道にある。
反対するデモ隊には日当が支払われ、その資金は中国から迂回経由。動員されたなかには外国人がいるということは昔から知られたことで、二月にも或るシンポジウムでケントさんと隣り合ったときも、ケントさんは堂々と公衆の面前でそう語っている。つまり証拠があるのだ。
 ところが、そのことをテレビで喋ると猛烈な抗議が組織的になされ、左翼ジャーナリズムが一斉に共闘して批判するという、左翼メディアの、というより「フェイクニュース業界」の体質である。
 この人たちは日本を破壊しようとして動いているのであって、説得しても分かるわけがないし、不都合な事実を提示されても「忙しい、わたしは読んでいない」という。完全に頭がおかしい人たちだが、左翼メディアは、こういうバカ言論人を多用するのである。
 本書では実名があがって、その「罪状」が縷々述べられているが、青木理、辛某女史、山口二郎ほか。評者にとっては初めて聞く名前の人ばかりだった。
 また朝日新聞OBが朝日を批判するのだが、現役記者がなぜ朝日を批判しないかといえば「ローンを抱えている」「首になる」などと言い訳がある。つまり左翼主流の執行部体制に刃向かえば何が待っているかという官僚主義、その悪弊が朝日以下の新聞社にも蔓延っているわけである。
 ともかく本書では、治癒の見込みのない沖縄左翼の実態、メディアのフェイクの作り方、その許し難い陰謀を暴いている。

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)「正論を聞く会」からのお知らせです。来る7月19日に宮崎正弘先生の講演会があります。

 とき   7月19日午後六時半
ところ   大手町「産経プラザ」三階大会議室
 講師   宮崎正弘
 演題   「激動する世界情勢と日本」(仮題)
 会費   おひとり 1500円
 主催   正論の会(代表 三輪和雄
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アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、
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『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
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宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)

宮崎正弘の鼎談シリーズ>
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宮崎正弘 v 石平、福島香織中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
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  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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