パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

ASEANのほとんどの国が日本国を愛してくれているという嬉しさ


 勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

 2017年11月4日号。

<国会前に集う反日馬鹿の一方で、ASEANのほとんどの国が日本国を愛してくれているという嬉しさ>。



 4時起床。
 護憲屋の方々と違って何の興味もないのですっかり忘れていて、昨日は「今日は明治節」などと能天気なことを書いた。9条を祀って朝から祈りを捧げていた方々にとってはさぞかし不愉快なことであったろう。あっ、そもそも、そういうみなさんはこの日記を読んでいないか。11月3日はいまのくだらない憲法を「公布」した日だったのだ。敢えて明治節と重ねたのは、当時の日本国の意思なのか、アメリカの意図があったのか。ちょっと面白いところである。

 ときどき騒がないとカネが集まらない護憲屋は昨日もひと商売やらかした。
 <「改憲反対」「9条守れ」憲法公布71年、国会前で集会>
 http://www.asahi.com/articles/ASKC35FPVKC3UTIL00V.html
 <憲法公布から71年となる3日、東京・永田町の国会前で、安倍政権が目指す憲法改正に反対する集会が開かれた。4万人(主催者発表)が「改憲反対」「9条守れ」などと声を上げた。
 市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などの主催。枝野幸男立憲民主党代表や志位和夫共産党委員長、ノーベル平和賞受賞が決まった国際NGO核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の国際運営委員、川崎哲(あきら)さんらも参加して改憲反対を訴えた。>
 最初に写真家として。これほど汚い写真は久しぶりに見た。
 こういう方々の言語能力いや、もっと言うと知能指数が低いのはもうさんざん存じているが、相変わらず何を言っているのかわからない。そもそも護憲だ何だとわめくならば、世界中の国々の憲法とその運用について勉強していなくてはいけない。「改憲」についてそもそもどれほど知っているのだろうか。以前、わめいている親玉のひとりに「日本国は硬性憲法ですか、軟性憲法ですか?」と問うときょとんとしていた。改憲に関するイロハのイだ。

 しつこいようだが、こういうヒトたちは頭が悪いので社会のメインストリームに乗っていけずに落ちこぼれて左巻きになって行くのである。例外を述べるならば、そういう過程ではなく最初から確信的にやっている共産党のみなさんは、まことに知能指数が高い。だから私と話がよくあう。私がカシコイというのではなく、理論的に話ができるということでね。
 「それはおかしいのよお」と感情だけで言う田嶋牛もとい田嶋陽子女史のような方が、もっとも話が通じない。「もういいわ。あなたと話していても発展性がないから」。よく番組であったでしょう。自分の脳がおいついていっていないだけなのだ。懐かしいなあ。久しぶりに一緒に番組に出たいなあ。どこかの局、企画してください。
 日本人は理屈がわかる前にまず保守的になって身構える。そもそも。「改憲反対」で集まっている方々は、それこそ文字通りの「保守」ではないか。現状を保チ守ルのが保守の語源である。ところがこの国では「革新」ようは左巻きの連中が「改憲反対」を唱えている。一方で「保守」勢力が改憲をして日本人そのものの手による憲法にしようと叫んでいる。外国人特派員たちに突っ込まれて、私がもっとも狼狽することだ
 「い、いやそれは。この国ではリベラルとコンサーバティヴというのが、お国とは意味が違っておりまして」。最近やっと「リベラル」の使い方のおかしさが大マスコミでも取り上げられるようになってきて楽しい。海外のジャーナリストたちにどう説明してきたか。リベラルというのは日本語では『卑怯者』だよ。コンサーバティヴというのは『愛国者』だ」。ふうんとメモして帰国した奴も多いので、ずいぶんと間違ったこの国の政治状況が広まっているだろう。ざまあみろ。
 もう何万回も言っていることなのでそろそろ飽きてきたが、なぜ憲法の9条条項と戦争をするしないがリンクするのだろうか。今回も<戦争させない/9条壊すな!>だそうだ。戦争というのは降りかかって来るものである。中学生くらいの私ならば「大東亜へ進出せよ。共栄圏の夢をふたたび」とか叫んでいて、あの狂った学校でも狂人扱いされていたが、さすがに今は言わない。そもそも「自衛隊」である。国防軍とせめて言ってほしかったが「自衛隊」だ。
 セルフディフェンスと英訳されるんですぜ。いまどき「侵略軍」と名付けるなら北朝鮮くらいだろう。支那でもしない。わざわざ「「自衛」といれるこの惨めさ、悲しさ。9条などなくても、もう現実の場で去勢されているのだ。むしろ私はいつも言っている。「国防のための軍はこれを保持する」の一項を付け加えるほうがずっと健全だと。そうなると晴れて自衛隊はようやく、国軍としての栄誉を与えられる。国のために死地に赴く将兵には国家としての当然の礼儀ではないか。それができていない日本国は「恥ずかしい国」だと思われていることは、知っておいた方がいい。とはいえ。それでも以下の記事。

 読者の中に学校の先生がかなりおられることを承知している。こちらから調べるわけではむろんなくメールなどに書いてこられるのだ。教職にある方は自覚と自負があって、まずご自身のポジションを明かされることが多い。そんな方に、だけではなく、連休あけにあなたや、あなたの、会社でも示してほしいし、もちろん家族の子どもたちにはいまこれを読んだあとに教えてもらえれば幸いだ。日本人がどれほど愛されているかを。
 <「日本を信頼」91%/前回から18ポイント増加 外務省のASEAN世論調査
 http://www.sankei.com/politics/news/171103/plt1711030021-n1.html
 <外務省は3日までに、東南アジア諸国連合ASEAN10カ国で行った対日世論調査の結果を発表した。日本を「とても信頼できる」「どちらかというと信頼できる」と回答した人は91%に達し、平成27年12月に実施した前回調査の73%から18ポイント増加した。
 対日関係について聞いたところ「友好関係にある」との答えが89%で前回を14ポイント上回った。平和国家としての日本の歩みを「評価する」との回答も88%で6ポイント増えた。>
 私の仕事には統計学が必須なので少しは知っている。その目で見ると「どうかな」という数字ですらある。日本国に対する好意が91%というのは、嬉しいがやや私の実感とはかけ離れている。18ポイント増加した、統計学的にはちょっとあり得ないことだ。その間に日本国が何をしたかというと、さほどのことはないので。以下、すべての数字が同じ。外務省が調査方法を何かかえたのかなとまで疑うのは私の嫌なところだが、事実とすればこれほど嬉しいことはない。
 ひとつ考えられるのは、支那朝鮮の凋落がある。愚劣な指導者がトップになったことと、この調査結果はリンクしている。「カンベンしてくれよ。もう日本しか頼るところはないじゃないか」だ。こういう分析は安倍晋三首相に失礼かも知れないが、もちろんその間に地道な治世をきちんとやって来たからこそ出た結果であろう。さきほど触れたように、可能な方はそれぞれの持ち場で「日本国はこんなに愛されて、頼りにされているんだよ」ということを伝えていただけると嬉しい。
 かつての日本にはそういうことがあって、それが国民の自信になり、国力につながった。それが朝日新聞などの反日勢力によって自虐的な風潮が蔓延していた半世紀であった。失った国力はまことに大きく、これは将来、かならず誰か徹底的に論ずる人物があらわれると私は信じている。なぜ自分でしないのかって?こういうものには「時機」があるのだ。歴史はそれを教えてくれる。
 日本国の外に出たばかりだけれども、今回の数字を見てまた「空気」を知りにアジアを巡ってみたいという気もしてきた。どこの仕事でもなくこういうことをして、それをみなさんに読んでいただけるというのは「高等遊民の特権だ。明治大正のころはそういうひとがたくさんいた。ただし、出版社が大企業だった時代で、カネは出た。身銭でこんなことをやっているのは、今では私くらいか。高等遊民の末裔と思ってもらえるなら、こんなに嬉しいことはない。それもこれも、みなさんが支えて下さっているからだ。稀有なことが進んでいると思っている。

 嫌悪する朝日新聞であって、この国難というべき出来事の記事もカネにかえるのかと憤怒きわまりないが、出かけることがあれば、新聞を買ってください。横田めぐみさんを奪還するためにも、ご良心の気持ちを改めて知るためにも読んでください。
 <ひとこと話ができればいい、私たちがいなくなる前に/横田さん、めぐみさんの帰国待ち続け>
 http://www.asahi.com/articles/DA3S13212979.html
 <海を隔てたすぐそこに娘がいる。それなのに、40年間なぜ会うことすらかなわないのか。
 10月5日。横田早紀江さん(81)は滋さん(84)川崎市の自宅でめぐみさんの53歳の誕生日を祝った。
 部屋には40年前のお正月に滋さんが撮った写真が飾られていた。
 私にとっても、長い。早稲田大学で開いた支援集会に来られた横田さんご夫妻は、その時でももうかなりのご老齢だった。ちょうど私の亡くなった両親と同じくらいだったのである。そこからいろいろやった。多くの良民常民から寄付をいただいて、ニューヨーク・タイムスへの広告掲載までやった。何も動かない。もう私も余命そんなにないのだから、特殊部隊を編成して(素人なので率いてなどとは言えない)北朝鮮に乗り込んでやろうかと思うことすらある。
 ただし。それもこれも「情報」があってのことなのだ。めぐみさんや他の同胞たちがどういう状況でどこにいるのかが、実はかなり私は集めてはいるが、決定的なものがない。これを小出しにする情報戦がそろそろあってもいいのだが、ない。切ないところだ。この「止まっている状況」が私をイラつかせる。もちろん、もっとも辛いのはご両親だろう。横田さんだけではない。すべての拉致された同胞のご家族の気持ちを思うと、安倍晋三何をしているのかとまで憤怒する。安倍さんはやっているのだ。でもね。結果は出してほしいし、せめて途中経過をと思うが、それはインテリジェンス的にはできないのだ。辛さは私も理解している。

 これは面白い。メディアの中にいる人間としては、まことによくわかる。
 <日本の有名人知名度ランキング 1位タモリイチローは13位>
 http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171101/TokyoSports_815755.html
 <1位タモリ(72)2位和田アキ子(67)3位安倍晋三首相(63)4位ビートたけし(70)5位明石家さんま(62)6位黒柳徹子(84)7位マツコ・デラックス(45)8位笑福亭鶴瓶(65)9位デヴィ夫人(77)10位所ジョージ(62)>
 どこかが私に書かせれば実に面白いのだけれども「テレビというメディアの終焉」を如実に語っている。マツコさんをのぞけば、みんな私よりも年上。つまりは支持している人々も私よりも年上なのだ。早くテレビから逃げ出しはじめてよかったと思う。テレビというマスを対象にしたメディアはもうやがていなくなる方々(婉曲な言い方ね)にしかカスタマーがいないのだ。その下の世代は自分で情報をとるウェブの方に行っている。
 私がテレビからそちらにシフトしているのはあながち間違いではないと、こんな資料から読み取って北叟笑むいやらしい奴。


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