パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

台湾⼈外交官を死に追い込んだ中国フェイクニュースの実態

台湾の内部の問題もあるが、私は関西空港当局が支那人だけを別に動かしたことが問題あると思う。
第1ターミナル内では停電と飲み水や食料も与えられなかった 欧米の旅行者がたくさんいたという。英語で話せたはずが 対応する日本人は英語が喋れなかったと言う!
おかしい話である。日本人は喋らなくても書いたり、読んだりできる、ひょっとして欧米人があった関西空港の職員とは 中国人だったのかもしれない。3000人+2000人=5000人と言われた当時空港内に取り残された人々、あくる日に送り出すため車を用意したら  総計8000人 3000人も多い、
この辺が何かおかしいのだ。多分空港内に飛行機を待つLCC支那人が3000人近くいたのでないだろうか? 何時も其れ位の待ち人が寝泊まりしているのかもしれない、

台湾人「外交官」を自殺へと追い込んだ、中国の卑劣な偽ニュース
2018.09.27
 

台湾⼈「外交官」を⾃殺へと追い込んだ、中国の卑劣な偽ニュース

 9⽉4⽇、台⾵21号による浸⽔被害で⼤混乱に陥った関⻄国際空港。国内外でも⼤きく報じられましたが、中国が意図的とも思える「フェイクニュース」で台湾⼈外交官を⾃殺に追い込んだという報道が⽿⽬を集めています。

この件について、台湾出⾝の評論家・⻩⽂雄さんは⾃⾝のメルマガ『⻩⽂雄の「⽇本⼈に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で詳しく紹介。そのしたたかな習近平政権のやり⼝を批判するとともに、関空フェイクニュースの舞台に選ばれた理由についても持論を展開しています。

 

※本記事は有料メルマガ『⻩⽂雄の「⽇本⼈に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年9⽉25⽇号の⼀部抜粋です。ご興味をお持ちの⽅はぜひこの機会にバックナンバー含め初⽉無料のお試し購読をどうぞ。 プロフィール:⻩⽂雄(こう・ぶんゆう)1938年、台湾⽣まれ。1964年来⽇。早稲⽥⼤学商学部卒業、明治⼤学⼤学院修⼠課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が⼤反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『⽇本⼈はなぜ中国⼈、韓国⼈とこれほどまで違うの か』(徳間書店)など多数。


【台湾】台湾⼈外交官を死に追い込んだ中国フェイクニュースの実態 

●台湾・⼤阪処⻑が⾃殺 9⽉14⽇朝、台湾外交部は蘇啓誠(そ・けいせい)台北駐⼤阪経済⽂化弁事処(領事館に相当)の処⻑(61)が⾃殺したと発表しました。まずは、亡くなった蘇⽒のご冥福を祈るとともに、⽇台関係の発展にとって必要な⼈材を亡くしたことを⼤変残念に思い ます。ことの発端は台⾵による影響で、関⻄国際空港に多数の外国⼈旅⾏者が取り残されたことから始まりました。当時の関空がどのような状況だったかについては、以下報道を⼀部引⽤します。 9⽉4⽇、関空では台⾵21号の影響で⼤規模浸⽔被害が発⽣。滑⾛路は閉鎖され、ターミナルも機能を停⽌した。また⼤阪湾に停泊していた貨物船が流されて、本⼟と空港を結ぶ連絡橋に激突。空港への⾏き来が事実上不可能となり、台湾⼈や中国⼈を 含む数千⼈の旅⾏者が空港内に取り残された。


●⼤阪駐在の台湾外交官はなぜ死を選んだのか 


⽇本⼈も外国⼈も空港から出ることができず、その場にいる⼈々は皆イライラしている状況だったことでしょう。このフラストレーションが渦巻いた状況下で、中国が巧みにフェイクニュースを流したのです。

 

以下、上記サイトの報道を引⽤します。

中国のネット上では中国⼤使館の尽⼒によって、関空から取り残された中国⼈旅⾏客がバスで優先的に避難したという情報がSNSを中⼼に流れた。 中国ではこの情報に「祖国は偉⼤だ」など賞賛する書き込みが相次ぎ、9⽉6⽇までに中国共産党の機関紙である⼈⺠⽇報系列の新聞、『環球時報』など公的メディアの電⼦版も拡散した情報に追随して報道した。

 
これを受けて、台湾側も素早く反応しました。上記サイトの報道を引⽤します。

 台湾のネットユーザーはSNSを中⼼に、台湾外交当局に対し「なぜ(中国は動いたのに)駐⽇代表処は動かないのか」と批判を展開。主要な台湾メディアも、新聞・テレビ・ネットで真偽不明と断りを⼊れつつも中国旅客が優先的に避難し、⼤阪弁事 処が何も対応できていないと報道を展開した。報道の盛り上がりを受け、台湾の政治家はすばやく反応した。

最⼤野党・中国国⺠党の⽴法委員(国会議員に相当)らは6⽇、独⾃に外交官僚を招聘して公開ヒアリングを実施。台湾の駐⽇代表処と中国⼤使館の⽐較を通し、いかに準備が不⼗分だった かを質問した。⽇本の報道では、こうした台湾政府に過剰な要求をする台湾市⺠を『モンスター選挙⺠』、過剰な反応を⽰す世論を『モンスター 世論』と呼んでいます。

 

●台湾・⼤阪処⻑を⾃殺に追いやった「モンスター世論」と深刻与野党対⽴ 


台⾵対応を指弾され…その『モンスター世論』によって、責任は⾃分にあると思い込んだ蘇⽒は、思い詰めて⾃殺をしたということです。

確かに、台湾⼈と中国⼈の間にあるライバル意識は根深いものがあり、何かにつけ、互いに競っている⾯はあります。今回はそんな⼼理を利⽤ されたとしか⾔えません。中国は中国⼈専⽤バスをチャーターして⾃国⺠を救助したと⾔われれば、台湾だって負けてはいられない、台湾政府も台湾⼈を救う⾏動に出るべきだ。今の台湾⼈の思考回路は、そう考えるようになっています。 しかし、報道によれば実際は中国⼈専⽤バスのチャーターはなかったそうです。

以下報道を引⽤します。

 政治家の発⾔やニュース報道の内容について事実関係を検証する「ファクトチェック」を⾏う「台湾ファクトチェックセンター」は、⽇本の提携団体「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」を通じて、関空の運営会社に事実関係を確認しているとし、続いて、関空側は、バスの扱いについて、

1.中国の総領事館から関空にバスを乗り⼊れたいという要望はあったが、断った

2.すべての乗客を国籍関係なく関空のバスで⽬的地に運んだ。中国の乗客は、航空会社の誘導もあって、まとまってバスに 乗った

3.⽬的地は原則として泉佐野駅だったが、中国の乗客は⾮常に⼈数が多いので、中国の乗客を乗せたバスだけ泉佐野市内の ショッピングモールの駐⾞場を⽬的地にした

4.中国の総領事館が⼿配したバスは、この駐⾞場に待機していた などと説明したという。 それなのに、⼀度流出した偽情報はどんどん拡散し、

 

以下のような内容を伝えながら独り歩きしました。中国のニュースサイト「観察者」は、ネット上の声を引⽤しながら、

1.中国総領事館は15台のバスを関空に送り込んだ

2.台湾⼈も⼀緒に乗れるかと聞いたところ、帰ってきた答えは『⾃分が中国⼈だと思うのならば乗れる』というものだったなどと伝え、この2点は台湾メディアでも拡散された。中国語圏のネットでは、中国が迅速に⾃国⺠を優先的に脱出させることに成功したとして賞賛の声があがり、それと対⽐させる形で、台湾当局への批判も相次いだ。

 

●台湾「総領事」⾃殺の背景 中国報道きっかけにバッシング、しかし…


蘇⽒の⾃殺後に出てきたこれらの情報を整理すればするほど私が思うのは、中国のしたたかさは本当に徹底しているということです。

助けを必要としている台湾⼈に向かって、中国⼈と⾔えば助けてやると踏み絵を踏ませながら、全員助けない上に、台湾⼈に台湾政府を攻撃させる。

情報時代の仕組みを多いに利⽤した⼼理戦に、台湾⼈はまんまと乗せられ、⾃殺者まで出してしまったというのが真相のようです。

また、台湾内の野党と与党の争いも利⽤されています。蘇⽒は⺠進党に迷惑をかけたくないという気持ちもあっての⾃殺だったのではないかというのが、もっぱらの噂です。 蘇⽒は優しい男でした。⽇台交流に熱⼼でした。

今回、⽇本でのトラブルが利⽤されたのも意味があるのではないでしょうか。

内容的には、あくまでも中台の争いですが、その舞台に関空が選ばれたのは、中国が⽇台の相思相愛ムードにやきもちを焼いてのことだったのではないかと私は勝⼿に推測しています。台湾⼈どうしを争わせると同時に、⽇本のイメージダウンを狙って相思相愛を阻⽌しようとするあざとい思惑があったのではないか、そう邪推してしまいます。今回の事件で⽇本側にはこれといって落ち度はありませんが、強いて⾔うなら、⽇本側が中国の発したフェイクニュースをもっと 早くに否定するべきでした。

 

国籍は関係なく、みな同じように救助するから、当事者や関係者たちは焦らず慌てずに冷静に対応して欲しいと、早い段階から呼びかけるべきでした。逆に、今回最も批判すべきは台湾のマスメディアでしょう。いくら国⺠党の息のかかったマスメディアがあったとしても、台湾は中国とは違って⺠主主義です。報道の⾃由はあります。国⺠党系ではないメディアは、中国が流した偽ニュースの真偽について慎重になるべきでした。中国側の偽ニュースを台湾のメディアが闇雲に拡散した結果、台湾の世論はモンスター化して、蘇⽒を追い込む結果となったのです。情報は武器になる。我々は、蘇⽒が残してくれたこの教訓を胸に刻み、同じ過ちを繰り返さないよう努めるべきです。領事館が戦争や政争に巻き込まれるというニュースは数えきれないほど多くあります。かつて、⽇本の領事館関係者が中国からのハニートラップを仕掛けられ、「国を裏切ることはできない」と⾔って⾃殺した事件がありましたが、私は痛く感動しました。蘇⽒の⾃殺についての真相はなおも不明な点が多々ありますが、もしも中国のフェイクニュースが原因なら、偽ニュースの犠牲者 の⼀例として教訓に残る事件となるでしょう。⽬下、台湾は地⽅選挙(中間選挙にあたる)運動の真っ最中です。野党国⺠党も中国政府と⼿を組んで、政権奪還を⽬指しています。反⽇⽇本⼈も、このチャンスに⽇本を貶めることに躍起になっています。例えば、台湾の国⺠党本部に慰安婦像が設置されましたが、このことを針⼩棒⼤に報道し、まるで台湾全⼟が反⽇のように伝える論評さえありました。これも⼀種のフェイクニュー スと⾔っていいでしょう。中国の歴史と⽂化には、古来「騙の⽂化」があります。これを研究している中国⼈学者も多くいます。つまり、いわゆる「⿃⿓消 息(フェイクニュース)」は最近出てきたものではなく、中国では昔からあるもので、時代とともに進化し続けてきたのです。中国の俗謬には「⼈⺠⽇報は⼈⺠を騙す。中国では詐欺師だけが本物だ」というものがあるように、中国社会は嘘まみれ、⼈間不信社会なのです。このことについては、あの朱鎔基元総理も嘆いたことがありました。 中国の台湾いじめが加速するわけ

 

中国は今、トランプ⼤統領から仕掛けられた⽶中貿易戦争でてんやわんやしています。習近平も、少しでも弱腰を⾒せれば国内の反習近平派に逆襲され政治⽣命にもかかわるため、最後までアメリカに抵抗するでしょう。しかし、中国は⾯とむかってアメリカとは戦えないジレンマがあるだけに、そのフラストレーションは台湾いじめに向けるしかありません。おかげで、中国の台湾いじめはどんどん加速する⼀⽅です。しかし、アメリカはアジア情勢の均衡を保つため、台湾と断交したラテンアメリカ諸国に対して、⼤使を召還するなどの措置を取 りました。⽶中貿易戦争は、確かに⽶中だけでなく世界経済への打撃も⼤きくなっています。ただ、私はこのトランプ⼤統領の破壊⾏為が、国際秩序の「破壊的建設」になるのではないかと睨んでいます。従来の国際秩序を⼀度破壊して、新たな世界を作り上げるための転換期だとも考えられるのではないでしょうか。

 

 image by: Flickr ※本記事は有料メルマガ『⻩⽂雄の「⽇本⼈に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年9⽉25⽇号の⼀部抜粋です。初⽉無料の定期購読のほか、1ヶ⽉単位でバックナンバーをご購⼊いただけます(1ヶ⽉分:税込648円)。 こちらも必読! ⽉単位で購⼊できるバックナンバー ※初⽉無料の定期購読⼿続きを完了後、各⽉バックナンバーをお求めください。 2018年8⽉配信分 「台湾製」表記を許さない中国でも避ける「中国製」/絶望的な中国の学⽣デモの現状(8/28)中国の妨害に屈せず「⽇本精神」で通じ合う台湾とパラオ/歴史的に監視⼤国だった中国が監視カメラとAIで⾏き着く先 (8/21)終戦記念⽇を迎え、戦後73年の⽇台関係を考える(8/15) 【終戦記念⽇にあわせてメルマガ発⾏⽇変更のお知らせ】(8/14)⽔不⾜の中国が⾦⾨島に送⽔する政治的思惑(8/7) 2018年8⽉のバックナンバーを購⼊する 2018年7⽉配信分国際⼤会を中国に阻⽌され、ますます強化された⽇台の絆(7/31) ⽇台の絆を悪⽤して台湾⼈になりすます中国⼈/アフリカしか相⼿にしなくなった⼀帯⼀路(7/24)ついに中国で反・習近平の狼煙が上がった/中国に対して「Think different」できないアップル(7/17)台湾で環境保護運動が進む本当の意味/マナー無視の中国⼈が⾃らを窮地に追い込む(7/10)なぜ中国⼈は他⼈の不幸を喜ぶ⺠族なのか/⽶台接近に⽇本も加わるときが来(7/3) 2018年7⽉のバックナンバーを購⼊する 2018年6⽉配信分李登輝⽒が沖縄で「為国作⾒證」を⽰した理由/⽇本⼈から「⽇本精神」が消える⽇(6/26)⼤阪地震への⽀援表明した台湾が⽬指す華僑⽀配からの脱却/もう韓国との付き合いを完全に変えるべき時だ(6/19)⽶朝⾸脳会談後、台湾を巡る⽶中激突が本格化する/⽇本時代の建物を残したいという台湾⼈の思い(6/12)天安⾨事件を直視できない中国に未来はない/アップルマンゴーの⽗が残した⽇本の作物技術(6/7) 2018年6⽉のバックナンバーを購⼊す