パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

川口市のクルド人問題については、石井孝明氏のツイッターや記事が最も現場を取材し本質をついていると思う

川口市クルド人問題については、石井孝明氏のツイッターや記事が最も現場を取材し本質をついていると思うので、私が何か付け加えることはないです。ただ、脱北者の問題と比べると少しはわかるところもあるので、そこだけ指摘させていただきます。
まあ私もクルド人に全く接してこなかったわけではなく、もう7,8年前とは思うけどデモに参加する彼らと話したり、支援者の集まりに興味本位でしたが行ったことはある。まあ、しょせんは部外者の見地でしかないけど、その時は、多少問題は感じても、そんなに暴力的だとかは思わなかった。
そして石井氏がツイッターで、「実はクルド人の態度が異様に悪くなったのはこの1年半なのですが。就学年齢の時に学校行かず、日本語話せない子供たちが15歳を超えたためという説があり。解体屋で日銭は入る。文字は読めない。教養・教育はない。日本文化に関心ない。IS潰したクルド人の活躍をネットTVでみる。プチフランス状態」と書いているのを読んで、あ、これはもしかしたら、自分の体験した脱北者の問題と共通してるかも、と思いました。
90年代の北朝鮮飢餓で、事実上あの時期、北朝鮮では学校教育体制がかなり広い範囲で崩壊しました。もっと言えば職場も止まった。子供たちも、大人も、生きるためには、とにかく物を盗んでも、どんなものでも闇市に出して生きていくしかなかった。
北朝鮮の教育は確かにひどくゆがんだものですよ。ただ、朝学校に行く、授業を座って聞く、本を読む、そういう行為というのは、たとえその内容はどうであれ、一定の効果はあるんです。つまらない授業でも座っておとなしく聞く、文字を読み、抽象的な思考をする、それを子供のころやった経験があるかどうかって全然違う。義務教育ってどんなに必要なのか、私は若い脱北者にあって逆にわかりましたよ。
学校教育なんて実世界では関係ない、とはそれ以後絶対思わなくなった。若い時に、いろいろな学問の存在に触れる、一定のルール(何時に登校する、話は黙って聞く、いやな授業や人間関係にも耐える)を守る、そういう体験はやはり10代にしておかないといけないんです。
もし、在日クルド人の子供たちがそういう体験をしていないとしたら、絶対とは言いませんが、将来を見越した長期的な発想とかもできないし、日本社会への定着もできない。これ、ある意味児童虐待ですよ。この社会で生きていけなくさせてるんだから。
石井氏の存在はこのクルド問題において本当に大きい。そして氏が、差別的な言葉は使ってはいけない、あくまで法律で問題を解決するのだ、中途半端な好奇心でこの問題に外部から入り込むな(やるなら全責任を負う覚悟でやれ)と言い続けているのも素晴らしい。こういうジャーナリストを応援しなくてはいけないと思い、ほんのわずかですが寄付させていただきました。with ENERGYで検索して石井氏の記事に行けば、クリックで取材費の支援ができます。
あと、テロに走ったイスラム系移民は多くが移民二世。このことは本当に深刻に考えないといけない。
石井孝明(Ishii Takaaki) on Twitter
石井孝明(Ishii Takaaki) on Twitter
“実はクルド人の態度が異様に悪くなったのはこの1年半なのですが。就学年齢の時に学校行かず、日本語話せない子供たちが15歳を超えたためという説があり。解体屋で日銭は入る。文字は読めない。教養・教育はない...