地元当局者らによると、当局は国慶節の祝日に向けた治安作戦の一環として、中国北西部の新疆ウイグル自治区にある2つのコミュニティの50人以上のウイグル族の村民を逮捕した。
中華人民共和国建国74周年を記念する10月1日の祝日の前夜、当局はホータン県ケリエ県シエク村の住民44人とカシュガル県ペイジワート県テリム村の住民8人を拘束した。
この作戦は、2017年にイスラム教徒が大多数を占めるグループのメンバーが大量逮捕された時点で18歳未満だったウイグル人と、以前に逮捕を逃れていたウイグル人に焦点を当てた。
2017年と2018年、当局は新疆ウイグル自治区全域で200万人近いウイグル人を一斉検挙し、「再教育」キャンプに拘留し、そこで厳しい権利侵害にさらされた人もいた。中国は一貫して虐待を否定しており、収容所は職業訓練センターであり、現在は閉鎖されていると述べた。
シエク村の警察官はラジオ・フリー・アジアに対し、当局が今年の休暇前に村のバザールにいた44人を逮捕したと語った。
メディアに話す権限がないため匿名を希望した地元の司法当局者は、逮捕は建国記念日の平和を確保するための治安作戦の一環だと述べた。
現在合計で200人以上が拘留されており、そのほとんどは2017年から2018年にかけて18歳未満で容疑者とみなされ逮捕されたもので、今年逮捕された人も含まれていると同氏は述べた。
同司法官によると、休日までの1か月間、地元当局は毎週木曜日を政治勉強の日と定め、住民はシエク中央中学校での集会中に不正行為と思われる行為を自白するよう強要されたという。
一方、テリム村当局は地元の警察署での尋問のために8人を拘束したと同地の警察官が語った。
「勤務中は、見知らぬ人の気配や異常な活動がないかライブ監視映像を監視しています」と同氏はRFAに語った。
2017年に新疆ウイグル自治区全土でウイグル人の大量逮捕が行われる以前、当局は反乱地域の安定を維持するために、国慶節や会議、国際展示会などの重要なイベント中に人々を拘束していた。
RFAウイグル語翻訳。ロザンヌ・ジェリンとマット・リードが編集。