パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

日中友好という仮面の下には 歴史の長い中国の醜聞が隠されている




<中国>陳氏のおい逮捕…故意殺人容疑 支援者「報復だ」

毎日新聞 5月12日(土)19時37分配信
【北京・工藤哲】中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏(40)を支援する米国の団体「対華援助協会」は11日、山東省に住む陳氏のおい、陳克貴氏が「故意殺人」容疑で地元の沂南(ぎなん)県当局に逮捕されたと明らかにした。協会は容疑を否定し、「地元当局による陳光誠氏への報復だ」と批判しており、米政府も懸念を示している。

協会によると、陳光誠氏が軟禁状態に置かれていた自宅から脱出して間もない4月26~27日にかけ、約25人の地元当局者や、当局から雇われた人物が陳光誠氏の兄・陳光福氏の家に押しかけ、夫婦に暴力をふるい始めた。気づいた息子の克貴氏が刃物を手にしてかばい、3人にけがをさせたことから当局に拘束された。協会は克貴氏の行為を「正当防衛」としている。

克貴氏は9日に正式に逮捕され、その翌日に容疑名が家族に伝えられた。中国当局は、なぜ「故意殺人」容疑を適用したのかや、けがをした3人がその後死亡したのか、などの詳細を明かしていない。過失でなく殺意があった場合に適用される故意殺人罪は、結果として死亡しなくても成立する場合がある。最高刑は死刑で、当局が殺意を認定し、厳しい態度で臨んでいることをうかがわせる。

英BBC(中国語版)は11日、複数の弁護士が克貴氏の弁護を申し出たが、現場の村近くで遮られ、協力を妨害されたと伝えた。

陳光誠氏は11日、毎日新聞に対し「親族の身の安全を最も心配している」と訴えた。米国務省のヌーランド報道官は10日、「こうした報復には懸念を示してきた」と述べ、事実関係を調査する考えを明らかにした。

【関連記事】
【陳光誠氏】妻子とニューヨークへ 本紙インタビュー
【陳光誠氏】中国の人権に危機感 日本でも関心、うれしい
<陳光誠氏>一転、米亡命希望 家族連れ、中国での安全に懸念
<陳光誠氏>中国の人権に危機感 日本でも関心、うれしい
<陳光誠氏>渡米「10日以内に実現」 米教授見通し