パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

原発事故はメード・イン・ジャパン ! しかし罰せられるひとがいなければまた起こる




福島第1原発 「国民性が事故拡大」 英各紙、国会事故調報告に苦言

産経新聞 78()755分配信
 【ロンドン=内藤泰朗】東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員会が5日に最終報告書を提出したことについて、英各紙は日本文化に根ざした習慣や規 則、権威に従順な日本人の国民性が事故を拡大させたとする点を強調し、「日本的な大惨事」に苦言を呈する報道が目立った。

 ガーディアン紙は「フクシマの惨事の中心にあった日本文化の特徴」と題した記事で報告書の前文を引用し、島国の慣習や権威に責任を問わない姿勢が事故原 因の一端にあるとする報告書の内容を伝えた。6日にも「文化の名の下に隠れるフクシマ・リポート」と題した記事で、「重大な報告書と文化を混同することは 混乱したメッセージを世界に与える」と批判した。

 一方、「非常に日本的な大惨事」との見出しで報じたタイムズ紙(6日付)も  「過ちは日本が国全体で起こしたものではなく、個人が責任を負い、彼らの不作為が罰せられるべきものだ。集団で責任を負う文化では問題を乗り越えることはできない」とコメントした。
朝日新聞デジタル2012771656

原発事故はメード・イン・ジャパン 日本語版にも明記へ

会見する国会事故調の黒川清委員長=東京都千代田区
 東京電力福島第一原発事故の最終報告をまとめた国会事故調査委員会黒川清委員長は6日、日本外国特派員協会で会見し、報告書の英語版に自らが寄せた序 文にある「この原発事故はメード・イン・ジャパンだった」との表現を、日本語版の序文にも明記する考えを明らかにした。日本語版が「より慎重な批評になっ ている」と海外のメディアに指摘されていた。
 報告書は全部で約650ページ。黒川委員長が自ら執筆した序文を含む要約版を英訳した計99ページ分が、事故調のホームページに掲載された。
 だが、序文は英語版と日本語版で内容が異なる。英語版は、事故の根本原因が日本人に染みついた慣習や文化にあると批判。権威を疑問視しない、反射的な従 順性、集団主義、島国的閉鎖性などを挙げ、「事故はメード・イン・ジャパンだったことを痛切に認めなければいけない」とした。

福島原発事故は「人災」と国会事故調、「日本製」の災害とも

CNN.co.jp 75()1921分配信
東京(CNN) 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故で日本の国会の事故調査委員会5日、事故原因に関する報告書をまとめ、緊急事態への適切な対応などを欠いた「明らかな人災」との見方を示した。

人災をもたらした責任は、東電や原子力行政当局、日本政府にあると結論付け、対応の遅れは「日本の特質」にもあると指摘。「日本製」の災害と形容し、上部機関当局に疑問をぶつけることをためらい、プログラムの手順に固守する風土などが災害拡大を招いたと主張した。

原発事故では東電が先月、社内の事故調査報告書の最終版を発表、全面的な責任はないとの立場を示していた。一方で事故への対応で社内の準備態勢の不備を認め、情報公開が遅れたことも謝罪していた。

旧ソ連時代のウクライナ1986年に発生したチェルノブイリ原発事故以来、最悪の原子力災害とされた福島の東電事故では日本政府の調査委員会も昨年12 月、訓練が乏しい原発運営要員が非常事態を受けたバックアップの措置を作動する手順で判断が遅れ、過熱状態を示していた原子炉への注水が後手に回ったと指 摘していた。

同調査委はまた、東電や原子力行政当局は大規模な津波原子力災害を招く事態についての予防措置の構築に対する意識がなかったと批判していた。