パルデンの会

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日揮・BP最高幹部が現地集合、その日に襲撃か


やはり単なる襲撃ではなく アルジェリアの政府が関わる国策プロジェクトで大きな会議を現場で行っていたようである。
日揮のOBが 会議や行動を一切外部に伏せて行動していたとインタビューに答えていたのが印象的であったが こういうことであったのであろう。本来なら アルジェリア軍だけではなく 元外人部隊によるガードマンもいたはずであるが、
ヨーロッパ、アメリカ、メジャーの中で何かあったのかもしれない。
それを逆手にアルジェリア政府が アルカイダ系を 意図的に動かして壊したのかもしれない。



複雑怪奇である

日揮・BP最高幹部が現地集合、その日に襲撃か

読売新聞 1月24日(木)7時32分配信

 安否不明の残る1人は、日本から出張で訪れていた大手プラントメーカー「日揮」の元代表取締役副社長で最高顧問の新谷(あらたに)正法(ただのり)さん(66)。

日揮関係者らによると、新谷さんはアルジェリアでの事業に精通しており、今回のプラント工事を統括する実質的なトップだった。

昨年、副社長から最高顧問に就任した。

事件の数日前から現場のイナメナスを訪れており、武装勢力による襲撃のあった16日午前中、工事の進行状況を巡り、発注元の英石油大手BP幹部とプラントの施設内で会合する予定だった。

日揮内部では、首都アルジェを訪れることはあってもイナメナスのプラントまで足を運ぶことが少ない最高顧問が襲われたことから、限られた関係者しか知らないはずの重要な会合の情報が外部に漏れ、計画的に狙われたのではないかとの見方が出ている。

一方、英紙デイリー・テレグラフは21日の電子版で、BPのカルロス・エストラーダ副社長が事件に巻き込まれて死亡したと伝えた。

副社長がプラントを訪れるのは年に1、2回ほどだといい、同紙は副社長の行動予定が漏れ、狙われた可能性があるとの見方を示している。

最終更新:1月24日(木)7時32分
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勝谷誠彦氏の有料ブログより

日揮BP幹部狙う?>
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013012402000119.html
 <アルジェリア人質事件で、地元有力紙は二十三日までに、事件発生の十六日、プラント建設大手「日揮」の幹部や英石油大手BP幹部らが現地を訪問していたと報じた。
 この日揮幹部は死者・行方不明者に含まれる最高顧問で、前副社長の新谷正法(あらたにただのり)さん(66)とみられる。
 また、BP幹部は通常年に一、二回、現地を訪問。イスラム武装勢力が内部情報を入手して襲撃日を決めたことも考えられる。
 BPの警備員や日揮の料理人らが武装勢力に加担、内部情報を流していた可能性があるとして、治安当局の調べを受けていることが既に判明している
 英紙デーリー・テレグラフによると、BP幹部は副社長で、ロンドン在住。十六日に武装勢力が最初に襲撃した空港に向かうバスに乗っており、死亡したとみられる。>
 日揮の前副社長とBPの現役副社長。どちらもたった一人で襲われても大きな国際問題になる立場だ。この二人が揃ったところを狙ったのは偶然ではあるまい。
 情報統制国家のアルジェリアとしては、当然プラントに誰がいるかを把握していた。あの稚拙な作戦の慌てぶりは、プラントを守るためもあるだろうが「あの二人がいるぞ。これはえらいことになった」とパニックになったのかも知れない。そう疑いはじめると、アルジェリア政府の奇妙な「不親切ぶり」もわかるような気がしてきた。
 日本国政府は政府特使や医務官を乗り込ませてようやく残る日本人のうち2人の身元を確認した。そもそも3人の行方不明が長すぎた。こちらから人を出せば、意外と簡単に遺体は見つかり、確認できたではないか。
 ひょっとしてアルジェリア政府は「できれば新谷さんは行方不明というままになってくれないかなあ」と思ってはいなかったか。発生直後からこんな不審な「情報」を流しているのも、今となっては怪しい。
 <「身元確認は困難」/アルジェリア治安当局筋>
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130121-OYT1T00664.htm?from=ylist
 <政府当局者はAP通信に「遺体の身元確認は困難だ」と語った。>
 何言ってんだか。あの大震災でひとつひとつの遺体の身元を丁寧に洗い出し、北朝鮮の外道が送りつけてきた「横田めぐみさんの遺骨」の嘘をたちどころに暴いた、日本国の技術をナメるなよ。そういう意味で、不機嫌そうなあちらの首相のもとに、すぐに専門家たちを送り込んだ日本国政府の判断は、外交上の恫喝としても優れていたと言っていい。
 そうした素早い動きは、今後の抑止力にもなるのだ。しかし、この事件、思ったよりも根が深い。



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