チベット、暴動再発を警戒 焼身自殺100人超
2013/3/11 0:40
日本経済新聞 電子版
「１月から300人の僧侶らが行方不明になった」。青海省黄南チベット族自治州同仁県。ダライ・ラマ14世の出身地から近い有力寺院「ロ ンウォ・ゴンパ」を100人規模の武装警官が取り囲む。親戚が同寺院前で昨年自殺したという女性（40）は、警官の目が届かない薄暗い回廊で声をひそめ た。
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
中国政府、チベット投資を２倍に漢民族が大量流入
2013/3/11 0:38
日本経済新聞 電子版
チベットで中国政府の支配に抗議する大規模な暴動「チベット騒乱」の発生から14日で５年がたつ。中国政府は現在の５カ年計画で、チベッ トへの投資額を前計画の２倍に拡大。チベットには資源開発やインフラ建設のラッシュで漢民族の労働者が大量に流入し、人口では多数派となった。中国政府は 経済面の支配を強めて、チベット族の独自色を地域から薄めようとしている。
「チベットへの優先投資で住民の生活レベルを引き上げる」…
