パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

支那の最近の反日的言動は靖国参拝が本命ではなくて、アメリカでの離島奪還訓練に反発ししたものだ


勝谷誠彦氏の有料ブログより

 支那の最近の反日的言動は靖国参拝が本命ではなくて、アメリカでの離島奪還訓練に反発ししたものだと、私はあちこちで言ってききた。ようやくそういう見方がメディアでも出てきたようですね。
 <中国、日米離島奪還訓練に猛反発!/大船団での領海侵入で「報復」か>
 http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130425/frn1304251810009-n1.htm
 <挑発行為を続ける中国だが、習近平国家主席23日、北京で米軍の制服組トップ、デンプシー統合参謀本部議長と会談。「中国と米国は協力パートナー関係を築き、新たな大国関係を目指して協力すべき」と強調した。
 同じ日、日本の防衛省統合幕僚監部は、米カリフォルニア州で6月に行われる米軍の離島奪還訓練「ドーン・ブリッツ13」に、陸海空3自衛隊を参加させると正式に発表した。3自衛隊が米国でともに訓練を行うのは初めて。中国による尖閣強奪に備え、日米共同での対処能力を高める狙いだ。
 「米国との近さをアピールしたかった習氏が、逆に日米関係の強さをみせつけられた。心中、穏やかではないだろう」(外交筋)>
 まあ、この日記を読んでいていただいたあなたや、あなたには当然というか、何をいまさら、だろうが。
 支那との外交戦争では、安倍晋三政権になってから日本側が圧勝している。このニュースが出る前におそらく書かれた『新潮45』の産経新聞中国総局の矢板明夫特派員の指摘はすでにそれを予見している。
 <習近平政権に勝利した安倍外交矢板明夫>
 http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/newest/
 いくつか引用する。
 <レーダー照射を受けても慌てず、その場で危険を回避し、データをしっかり集めてから記者会見を開き、中国軍の挑発行為を世界中に公表した。
 「照射して藻日本はそれを公表することはない」と予想していた中国側は慌てた。国防相報道官は記者会見で「日本のねつ造」と照射行為そのものを否定したが、その後、現場にいた軍高官が外国メディアに対し認める発言をするなど対応が二転三転した。>
 この原稿を書いた時点では矢板さんすら、同じ産経新聞が次のようなスクープをするとは思っていなかったのではないか。いや、あるいはこのスクープも矢板さんのものかも知れない。
 <海自護衛艦へのレーダー照射、中国共産党が指示/「砲身向け威嚇」も許可>
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130424/plc13042409470006-n1.htm
 <尖閣諸島沖縄県石垣市)北方海域における中国海軍艦艇による海上自衛隊護衛艦へのレーダー照射が、中国共産党中央の指示によるものだったことが23日、分かった。複数の日中関係筋が明らかにした。党中央から威嚇手段の検討を指示された中央軍事委員会が、レーダー照射に加え、「火砲指向」も提示。党中央はいずれも実施を許可していた。海自側は、レーダーに続き火砲も向けられれば中国側の攻撃意図を認定せざるを得ず、一触即発の事態となる恐れもあった。>
 驚くべきは、この産経のスクープをどこも後追いしていないことである。平和、平和とわめくならばこれこそ「戦争直前」の状態ではないか。なぜ朝日新聞はちゃんと精査して書かないのか。支那が大砲を振り回しているから都合が悪いのか。
 矢板特派員の分析は今後の大マスコミが嘘ばかり垂れ流すであろう中で、拳拳服膺しておくべきだろう。
 <中国政府は、尖閣問題で日本と対峙するため、双方の政治家の往来を中断し、青少年交流を含む民間交流などをストップし、中国の国有系銀行が東京で開かれるIMF国際通貨基金)・世界銀行年次総会などの国際会議もボイコットするなど、日本に対して使える外交カードをすべて使い切っていた。
 これらの圧力に日本が屈しなかったことで、中国は打つ手がなくなったが、逆に日本側では、言ってしまえば中国に対して何をしてもかまわないという、フリーハンド状況が生まれた。今後、安倍首相がチベット仏教の最高指導者のダライラマ14世と会談したり、中国の民主化運動を支援したり、靖国神社を参拝したりするなど、中国がいやがることを次々とやっても、中国はもはやそれに対抗するカードを何も持っていない状況だ。>
 その通りなのだが、だからこそ尖閣諸島支那の艦船が大量に入ってきている今の状況を私たちは注視しなくてはいけない。
 矢板さんのこの刮目すべき、先見の明に満ちた論文は、今回の大量の艦船の領海侵犯に先立つものだ。今となっては「そう来たか」と矢板さんも思われるかも知れない。

 迂闊屋が今日も出すと思うし、さんざんここでも触れてきたが明日の18時からは『血気酒会』だ。最初は冗談で始めたのだが、ツキイチをやめれらなくなってきたじゃないですか(泣)。なかなかな負担なんだけど。
 当日のゲストである東良美季さんのコラムからご招待するのがいいだろう。
 http://jogjob.exblog.jp/19899029/
 うちのページはこれです。
 http://www.ustream.tv/channel/katsuya-stream
 誰でも聴けるので、こを機会に日記を読んでくれる人も増やしたい。何?「拡散希望」ってか。よろしく(笑)。連休だし、みんな酒杯を手にしてモニターの前に座ろうよ。トーラさんと私が話すのは、今のクリエーターの大変さが最初かも知れない。しかし呑むにつれて、昔のことになるかもなあ。「あのころは良かった」というジジイの話も聴いてやって下さい。いい感じだなあ。ふらふらとまさに酔いながら、ね。


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