パルデンの会

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東京新聞「台頭する反・反基地」 こんな記事も出てきたんだ


より転載

東京新聞「台頭する反・反基地」

2014-05-20 12:15:10
テーマ:国防
2014年5月20日の東京新聞で、沖縄の基地反対運動への批判や誹謗について取り上げた。同じページには鎌田慧憲法9条についてのコラムが載っていた。
東京新聞がどういう新聞かお分かりでしょう?

「反・反基地」についての記事を一部抜粋してみよう。


引用初め
「『日本人じゃない』『中国の工作員』。沖縄の米軍基地反対運動を誹謗中傷する言動が目立っている。沖縄現地でも、ヘイトスピーチまがいの差別表現が飛び交う」
「18日午後、東京・神保町周辺で約180人のデモ隊が練り歩いた。手には日章旗、プラカードは『琉球独立?ふざけるな!』『祖国防衛の砦、沖縄死守!国民大決起集会』の参加者達だ。
首都圏の沖縄県出身者などの有志でつくる実行委員会が主催した」

「沖縄の現地でも、基地反対運動を『外国勢力の謀略』と中傷する言動が台頭する。三十代の若者が結成した『チーム沖縄』は反・反基地運動を繰り広げている。過激な街宣活動をネットで拡散するスタイルは在日コリアンを排斥するヘイトスピーチが社会問題化した在日特権を許さない市民の会に似ている」

普天間飛行場。出勤する米軍人の車両がゲートの中に次々に入っていく。オスプレイ配備反対派の傍らで、手を振りながら『あなた方は良き友人だ』と英語で書かれた横断幕を掲げる。市民グループ『ハート・クリーンプロジェクト』のメンバーだ。代表(50)=宜野湾市は『有志の地元の住民が中心だ』と胸を張った。」

「反・反基地の動きは学生にも広がっている。琉球大学の学生サークル『沖縄から日本を考える学生の会』は安全保障や基地の問題など勉強会を重ねる。部員12人のうち半数が沖縄出身だ。四年生の部長(21)は『過剰な被害者意識で何でも反対していると、沖縄の名誉が傷つく』と話す。
去年の学園祭で、来場者に普天間飛行場の移設問題について聞いた所、『基地反対は少数派なのに、県民の総意と言われている。”本当の沖縄県民”として恥ずかしい(医学科の女子学生)』などの意見が寄せられた」

沖縄国際大学の宮田裕特別研究員(地域開発論)は『安倍政権は、反・反基地勢力の台頭を見透かして反基地派に圧力をかけてきている』と分析。また『安倍政権ができてから、国民の間で強いものには巻かれよう、という安易な意識が蔓延している。沖縄人は、復帰運動のころのアイディンティティーを取り戻さなければならない』と、沖縄県民の奮起を促した」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014052002000165.html
引用終わり。

ネット上の噂話として、「沖縄県民の全てが反基地ではない」とはしばしば(特に2ちゃんで)聞いていたが、まさかここまでとは。
東京新聞は「反・反基地運動の手法は在特会と似ている」と指摘し、反基地運動にけちをつけるとは異状事態だと言わんばかりである。
また東京新聞の大嫌いな安倍政権への批判を織り込むことも忘れてはいない。

東京新聞、批判的であっても沖縄の現地の声を取り上げて偉いよ。

私は辺野古を訪れたことがある。土地のアップダウンが激しく、平地が少ないのだ。農業には適さない場所だった。私が住民だったら、基地誘致を求めてしまうかも。ジュゴンもいるかいないか分からない。観光もぱっとしない。海もそんなに綺麗ではなかった。
基地でも持ってこないと経済が回らないではないか。
それに沖縄は国境の町。
ベトナム・フィリピンは今中国から因縁をつけられて大変ではないか。領海がどんどん中国に侵略されていっている。
対岸の火事ではないと沖縄の人々が一番分かっている。

この記事を書いた林啓太記者は「自分は反基地だ」と明言している。
沖縄の本当の声を拾って、より良い基地のあり方を日本人みんなで考えるきっかけなることを望む。