パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

地に落ちた ローマ法王の権威 宗教は共産党よりも弱し!!


キリスト教徒がイスラム教徒と戦った 十字軍の時代から キリスト教は何ら変わっていない。 シナ国内には 弾圧されているキリスト教徒、イスラム教徒のウイグル人、仏教のチベット人やモンゴル人が今日も
殺されたり、収容所に入れられて 洗脳を受けている事を ローマ法王はわからないようだ。 
だから金の亡者となった宗教は 平気で 民衆を売るのだ。
日本の偽慰安婦問題も
2000年に北京で行われた女性会議で、キリスト教女性活動家らによって 始まった 愚行から世界に発信された。

産経ニュース
2018.9.2511:37

中合意 法王の「賭け」に賛否両論 カトリック布教、アジアに軸足

【パリ=三井美奈】バチカンローマ法王庁)が司教任命をめぐって中国と暫定合意を結んだことは、カトリック圏で反応が分かれた。キリスト教人口が西欧で減少する中、法王フランシスコはアジアに新たな活路を見いだし、対中接近という「賭けに出た」(仏紙フィガロ)といえそうだ。
22日の暫定合意の発表後、香港教区の元司教、陳日君枢機卿は「中国は『法王と合意したのだから、われわれに服従せよ』と迫るのではないか」とブログに記し、合意が宗教圧力に利用されかねないことを危惧した。一方、イタリア・ローマに本部を置くカトリックの運動体、聖エジディオ共同体の創設者でイタリアの国際協力・統合相を務めたアンドレア・リッカルディ氏は「歴史的な出来事。冷戦が残した壁を壊した」とたたえた。
暫定合意の詳細は非開示。欧州各紙によると、中国が司教候補を指名し、法王が拒否権を持つ内容とみられている。中国の宗教弾圧が続く中、バチカン側には「暫定」合意で見直しの余地を残し、改善を促す狙いがあるという。
双方の交渉は2007年、前法王ベネディクト16世が「中国のカトリック教徒への手紙」を発表したことが発端になった。司教任命は法王に決定権があると主張したうえで、「中国との対話の用意がある」と訴えた。今回、対中交渉を主導したバチカン国務長官(首相)のパロリン枢機卿ベトナム共産党政権と対話を進め、16年にチャン・ダイ・クアン国家主席(当時)と法王フランシスコの会談を実現した人物で、バチカン側の熱意が見て取れる。
法王も13年の即位当時から、対中関係の改善に意欲的で、16年には「ベトナム方式」を踏襲して中国との交渉窓口となる作業部会を設置。中国への配慮から、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマとの会談を断ったとも報じられた。
法王はこれまで韓国、フィリピン、ミャンマーバングラデシュを訪問。「アジア重視」を明確にした。背景にはアジアでのキリスト教人口急増がある。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、世界の約20億のキリスト教人口のうち、アジア太平洋地区は13%。中南米やアフリカに次ぐ成長地域だ。中国は約6800万人(10年推計)で、数十年で世界最大規模になるとの予測もある。ただ、プロテスタントが多勢で、カトリック教徒は900万人程度。法王に忠誠を誓う非公認の「地下教会」の司教は高齢化が進んでおり、バチカン側には焦りがあった。
法王の出身母体イエズス会は活発な宣教で知られ、アジアと歴史的絆が強い。16世紀に日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル、17世紀に中国・明朝宮廷に仕えたマテオ・リッチを輩出した。法王は24日にブログで「対話という武器」の必要性を訴えた。
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中国がバチカンと和解 宗教政策見直しの機会に

毎日新聞2018年9月26日 東京朝刊

中国が12億人のカトリック教徒を束ねるバチカンとの歴史的和解に動いた。対立していた司教の任命権問題でバチカンと暫定合意に達した。

中国のカトリック教会は長く政府公認の教会とローマ法王に忠誠を誓う地下教会に分裂してきた。抑圧されてきた地下教会が合意で実際に救済されるかが今後の焦点になる。
元々、無神論共産党政権とバチカンは敵対関係にあった。バチカンは1949年に成立した中華人民共和国を承認せず、51年にバチカン公使が追放されて関係が断絶した。
中国は独自のカトリック組織「中国天主教愛国会」を作って教区責任者の司教を任命し、これを容認しないバチカンとの対立が続いてきた。
中国政府はカトリック信者を約600万人と発表しているが、ほぼ同数の地下教会信者がいるとされ、総数は約1200万人ともいわれる。
約100人の司教のうち6割は中国と法王双方、3割は法王だけが認めている。法王は合意を受け、中国だけが認める司教7人を承認した。
これで中国の司教すべてが法王の権威で任命されたことになる。バチカンにとっては愛国会、地下教会双方の信仰を束ねる意味を持つ。
中国は法治徹底を名目に宗教の国家管理を強化している。愛国会と地下教会を一体化させ、非公認の組織をなくした方が管理しやすいと考えているのではないか。
バチカンは欧州で唯一、台湾と外交関係を持つ。バチカンとの国交正常化を視野に台湾への外交的圧力を強める狙いもあるだろう。
ただ、中国がバチカンとの合意をお墨付きに公認組織だけの「宗教の自由」を認めるなら本末転倒だ。
近年、信者が急増したプロテスタントの地下教会がたびたび未登録を理由に摘発されている。国連機関はイスラム教徒の多いウイグル族への組織的弾圧を懸念する報告を公表した。インド亡命中のダライ・ラマを慕うチベット族への人権侵害も常に問題視されている。

中国社会は経済発展で複雑化している。心の安らぎを求める人々が信仰を選ぶのは自然だ。宗教に不寛容な姿勢は「中国異質論」にもつながっている。バチカンとの合意を機に宗教政策の見直しに踏み切る方が社会の安定にも資するのではないか。


     本当にそう思っているなら、この毎日新聞の社説解説者は 馬鹿!