パルデンの会

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日本国内に存在する不幸を生み出す施設 朝鮮大学・朝鮮総連


事務局長
三浦小太郎氏のフェースブックより転載
今回の北朝鮮における第14期最高人民会議の代議員に、朝鮮総連からは、以下の5人が選出されています。(統一日報記事「自ら日本の敵と宣言した朝総連」より)
朝総連中央議長・許宗萬
同中央副議長・南昇祐
同中央副議長兼女性同盟中央委員長・姜秋蓮
在日本朝鮮商工連合会会長・朴忠佑
朝鮮大学校学長・韓東成
この中で、私見では特に重要なのは最後の韓東成。朝鮮大学校についてはこれまでも書きましたけど、美濃部都知事時代に認可されて以後、事実上の全日本の朝鮮学校の「総元締め」であり、多くの朝鮮学校教員を輩出してきました(その意味では、この学校の認可取り消しは全国の朝鮮学校にも総連にも大きな打撃を与えます)。
いまだにこの学校が東京都に認可されたままであり、しかもその学長が平然と北朝鮮の代議員になっているのに何のお咎めもないという状態で、日本は北に「制裁」しているといえるのでしょうか。
以下の文章は確か小池都知事誕生のすぐあとにやまと新聞に書評として書いたものです。抄録の形で掲載させていただきます。小池知事は今からでも遅くないので、この問題に取り組んでほしい。よっぽど支持は上がるんじゃないかと本気で思う。
私も送りますが、都知事あてにメールで構いません、「朝鮮大学校の認可見直しに取り組んでください。』という趣旨のメッセージを、都知事か、もしくは皆様の信用する東京都議会議員(今は統一地方選挙なので選挙後がいいでしょうが)、もしくは国会議員にも参考情報として伝えてくださいませんか。よろしくお願いします。ここでの文章は自由に引用してくださってかまいません。
書評 朝鮮大学校研究 産経新聞取材班
三浦小太郎(評論家)
 朝鮮大学校という、東京都小平市に存在する、多くの日本人にはいまだに未知な存在がある。1959年,金日成直接の指令で建てられ、それ以後、北朝鮮の独裁体制に従属するエリート、そして工作員を要請し続けたのがこの大学校である。そしてこの大学校は、美濃部都知事の時代に東京都により認可され、現在に至るまでその「特権」を享受し続けている。
この大学校が建てられた時は、実は大学ではなく、当時は花形産業だった「トランジスター工場」を建てるという名目で土地が買われていた。この時協力したのは、建築家で、ドイツのバウハウス様式の影響を強く受けた山口文象であり、彼は学校のデザインも手掛けている。
山口は当時、名前だけの幽霊会社「共和産業」をトランジスタ工場として設立した。そして信用できる不動産業者と、真の目的を隠したうえで土地を買い占める。トランジスタ工場となれば、喜んで土地を売る地主はいくらでもいる。土地を得た後はさっそく建築工事だが、その費用は約一億五千万円、北朝鮮からの資金は、一時山口事務所に収められ、また在日朝鮮人からの多額の寄付共に建設会社に支払われた。
しかも、この山口を朝鮮総連に紹介したのは何と文部省関係者だったとされる。もちろんすでに時効であり、関係者もこの世のものではないが、東京都にはこの件に関する資料が残されているのならば何らかの情報公開を望みたい。(もちろん朝鮮総連および朝鮮大学校にはさらに詳細な「工作資料」が残存じているものと思われる) 
当初から、この朝鮮大学校は他の朝鮮学校以上に北朝鮮直属の組織だった。学校の教員は、強制ではないとはいえ、仮に日本人やロシア人と結婚している場合は離婚が奨励された。特に、1960年代後半、北朝鮮金日成全体主義体制と個人崇拝が確立以後、朝鮮大学校内部でも粛清が展開され、多くの教師は中国の文化大革命を思わせる暴力行為を受け、少しでも自由な思想を持つ教授は迫害され職を追われた。
当時朝鮮大学で教鞭をとっていた知識人の多くはこの時点で職を追われている。それ以後、朝鮮大学校を含む在日朝鮮人教育機関は、全く自立性を失い、北朝鮮政府に命じられた教育方針に従属するばかりである。
そして、朝鮮大学校が東京都、当時の美濃部都知事時代に認可されたのは、まさにこの時期である1968年だった。美濃部知事はその「報酬」としてだろうか、日本の自治体の長として唯一、1971年に平壌に招かれ金日成と対談しており、そこでは読むことも恥ずかしいほどの金日成北朝鮮をほめたたえる発言を行っている。
朝鮮大学校をここまで放置し、また、学内での工作や暴力を放置、時には正当化してきたのが当時の東京都だったことを、私たちは日本国首都の負の遺産として忘れてはならない。 1972年、朝鮮大学校学生200人を、金日成の60歳の記念に、半強制的に送りだすという、まさに「強制連行」というべき事件が起きた。(中略)
本書に紹介される在日朝鮮人たちは、朝鮮大学校をはじめ、総連支配下にある朝鮮学校の教育内容を少しでも改善しようとした人たちだ。しかし、その試みは、現時点ではすべて失敗している。2016年、朝鮮大学校創立60周年に、「敬愛する金正恩元帥への言葉」として大学校教員が読み上げた「「大学内に主体の思想体制、領導体制及び米日の帝国主義を壊滅できる力をより一層徹底的に整えていきます」という内容にこの学校の本質が現れている。
この朝鮮大学校は美濃部都知事が認可して成立した。この負の遺産清算することを、本書は小池東京都知事に求めている。都議会選挙の一つの課題として、この朝鮮大学校認可の見直しについて、各政党は意見を表明してほしい。いま朝鮮大学校で行われていることは何等民族教育ではない。朝鮮民族を多く殺害した北朝鮮の金一族こそが朝鮮民族の敵であるはずだ。
私(三浦)は書評の枠を越えて呼びかけたいのだが、小池都知事豊洲問題も重要であることはわかるが、過去の都政の問題点をただしたいのならば、まずこの朝鮮大学校の認可見直しに着手してほしい。自民党都議も、もし拉致被害者救出の志を持つのなら、この点においては超党派で知事と連携できるはずである。(終)