パルデンの会

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植村隆のどこに命にかかわる脅迫があったのか、などというツッコミはさておいても、奴がやらかしたのは「嘘」でしょう。「表現の自由」とは「嘘をついていい」ということではない


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

オノレの不始末を「司令官」
たる社長があやまっているのに後ろから銃を打つ、朝日新聞の「便衣隊」。主として『声』欄や『朝日川柳』『素粒子あたりに潜伏していることは、ずっと指摘してきたが、またやってくれましたよ。昨日の『声』欄よりによって人の国のメディアの不幸を利用しやがった。おっと、書いている素人が悪いというのではないですよ。どこにでもどんな意見を持つ人もいますからね。それを採用して、しかもトップに持ってくる『声』欄担当者が悪辣だ。

表現の自由/日本の現実はどうか>
もうこのタイトルを見ただけで、私はだいたい内容の想像がついて、ドキドキしましたね。はたして。
<世界中で「表現の自由を守れ」の声が高まっています。>

 高まるのは軍靴の響きだけではないらしい(笑)。でもって。
<ただ国内に目をやると、その認識は揺らいでしまいます。
例えば、慰安婦問題の記事を書いた元記者やその家族に対しての嫌がらせや命にかかわる脅迫。さらにはそれが元記者の勤務する大学へまでエスカレートしている現実。それは、他国の言論・表現の自由への迫害には敏感なこの日本でのこととはとても信じがたいものです。またそれに対する抗議の声があまりに小さいのも不思議です。>
まあ、頭がおかしい投稿をして来る人はそりゃいるよ。だけどね、
これを投稿欄のトップに採用するかね。植村隆のどこに命にかかわる脅迫があったのか、などというツッコミはさておいても、奴がやらかしたのは「嘘」でしょう。「表現の自由」とは「嘘をついていい」ということではない。いつも偉そうにしている大マスコミの看板で、良民常民は「きっと本当だろう」と思うのだ。最近では朝日の言うことを鵜呑みにする人はまずいなくなったけど、当時はそうだった。そのことを利用した悪質なプロパガンダはフランスの新聞の風刺とはまったく違う。
よその国で表現の自由が破壊されようとしていることに、
あっという間にタダ乗りしてこういうことをやらかす。朝日新聞本日も反省の色なし、である。

なぜ、これだけ大騒ぎしている「表現の自由
と結びつけての論議にならずに「ああ、そうですか。当然でしょう」と、当のメディアが流しているのかが私にはわからない。
<桑田さん/年越しライブ巡り謝罪文書> http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150115/k10014718901000.html
<人気バンド、「サザンオールスターズ
桑田佳祐さんと所属事務所は、去年の大みそかに開いたコンサートの中で、受章した「紫綬褒章を十分な配慮をせずに取り扱い、不快な思いをした人もいたなどとして15日、謝罪する文書を発表しました。
サザンオールスターズの所属事務所によりますと、
去年の大みそか横浜市で開いたコンサートの中で、桑田佳祐さんが去年の秋に「紫綬褒章を受章したことを報告する際、ポケットに入れた紫綬褒章を取り出したり、競りにかけるようなパフォーマンスをしたということです。
これについて多くのメディアが取り上げ、
今月11日には事務所の前で抗議行動が行われたということです。
桑田佳祐さん、どうしちゃったの。謝っちゃダメだよ。
尊皇愛国の私としては(笑)天皇陛下から紫綬褒章をそりゃ大切にして欲しいとは思いますよ。でも、桑田さんの手に渡った以上は、桑田さんのものだ。彼が貶めるわけでパフォーマンスに使ったのではないということは、桑田さんを長く知って来たならばよくわかる。だったら、ステージでやったことがすべてであって、いちいちそれにコメントする必要はない。アーチストとはそういうものでしょう。
そんなことで桑田さんを嫌いになる人がいれば、
嫌いになればいいことだし、こうやって擁護する私の文章をもう読みたくない人も「どうぞ」だ。それが表現者の覚悟というものである。NHKの奥歯に物のはさまったような書き方から私が推測するのは「脅迫があったのかな」だね。であればなおさら踏ん張ってくれなくちゃ。

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